いよいよ来週に迫ってきたゴールデンウィーク(GW)。中には今週末から!という人もいるかもしれません。家族みんなで帰省したり、友人と旅行に出かけたり…みなさん、予定はもう決まりましたか?
「今年は家や近所でのんびり過ごしたい」「仕事が残っていて遠出は難しそう。でも”プチ旅行”気分を味わいたいなあ」。そう思っている人も、きっと多いはず。全国各地の生産者さんから名物食材を直接取り寄せて、家の中で家族や友人とごちそうを囲んで”旅行気分”を味わうのも、いい思い出になりそうです!
ポケマル編集部は、そんな皆さんに「焼くだけ」の簡単・豪華な料理で盛り上がる食卓を提案します。
・・・なぜ「焼くだけ」にしたかというと、大人数で盛り上がるのって、楽しいけど準備や片付けがちょっと面倒なんですよね。だから、手軽においしくできる料理をひっそりご紹介しようというわけです。バーベキューのようにみんなでビール片手にわいわい焼く時間も、きっと楽しいひとときになるでしょう!
【全国の名産が食卓に!充実のラインナップ】
■生産者だからこそ知っている”極上”焼き・原木シイタケの調理のコツ
⑴「原木」のプリプリがすごい理由
⑵旬に滑り込みセーフ!ポケマル推薦の原木しいたけはこちら。
⑶シイタケを愛する生産者直伝の”焼き方”とは!?
■他にも!野菜、魚、肉…「焼くだけ」のごちそう食材をPICK UP!
生産者だからこそ知っている”極上”焼き・原木シイタケの調理のコツ
⑴「原木」のプリプリがすごい理由
ポケマル編集部がイチオシする食材が、ずばり「原木シイタケ」です!生のシイタケの旬は、春(今!)と秋の年2回。実は、おいしく味わえる時期は限られてるんですね。
ところで「原木」って、どういう意味?そもそも、何て読むの?…今回はそんな知ってるようで知らないシイタケの基本と秘密をご紹介します。
国内市場に流通するるシイタケは、「原木栽培」と「菌床栽培」の2種類。それぞれ主な特徴をまとめてみました。
■原木(げんぼく)
- ・山から切り出したコナラやクヌギなどの丸太(原木)に菌を植えて育てる
- ・肉質が締まっていて、肉厚で歯ごたえがある。香りが強く、風味を楽しめる
- ・日持ちしづらい(その分、新鮮てことです!)
■菌床(きんしょう)
- ・おがくずに、米ぬかやふすまなどを加えた人工的な培地で栽培する
- ・柔らかい肉質で、香りと風味は弱め
- ・日持ちするため、安定〜大量生産が可能
実は、国産生シイタケの約90%を占めているのが菌床栽培なんです(林野庁調査、平成26年時点)。原木栽培はとにかく重労働で、木を伐採してから実際にシイタケが発生・収穫するまでには1年以上もかかります(菌床栽培は数カ月)。かつては主流でしたが、負担が大きいため多くの生産者が菌床栽培に流れてしまっているそうです。
でも、歯ごたえのあるプリプリとした食感や独特の香り・風味、さらに「これがシイタケ?」と驚いてしまうほどの分厚い傘(身)は、自然の中で育てた原木シイタケならではの特徴!焼いて食べれば、ステーキにも引けを取らないリッチな体験ができるかも⁉︎
⑵旬に滑り込みセーフ!ポケマル推薦の原木しいたけはこちら。
今回は、そんな貴重な原木栽培に挑戦している岐阜県の高谷裕一郎さんが届けてくれた、旬の春を迎えたシイタケをご紹介します。
標高700mの場所にあるヒノキ林で、太陽や雨など自然の恵みをたっぷりあびて育っています。昼夜の寒暖差が激しいため、肉厚で強い香りを発するそうです。
高谷さんは大学で農学部に所属し、その後は種苗部会社に勤務。「もっと深く農業に関わりたい」「日本にもっと有機農業を!まずは自分の住む町から」との決意で遂に昨年、就農しました。愛情込めて育てたシイタケを「菌床のものと違って、プリプリとした歯応えと香りです」と力を込めます。
自然の中で育てている分、やっぱり旬は短くて、4月末までの期間限定出品になります。この機会を逃してしまうと、おいしく食べられるのは秋までおあずけ…!
⑶シイタケを愛する生産者直伝の”焼き方”とは!?
そんな高谷さんに、ポケマル編集部が”とびっきりおいしい”焼き方を聞いてきました。
①軸の部分を外す(捨てない!)
②傘を頭を下にしてフライパンなどに置いたら、傘の内側のくぼみに酒と醤油を適量たらす
③加熱し、グツグツ煮立ってきたら完成
Point:カリカリになるまで焼かず、「じゅわっ」としてきたレアな焼き加減が特においしい
※文中でのしいたけの部位は下図のようになります。
さらに、軸もおいしく食べられるのも、歯ごたえ抜群の原木栽培ならではの特徴です!木くずがついている石づきの部分だけ切り落としてから、軸を細かく刻んで、バター醤油などで焼いて食べれば、噛めば噛むほどにじわ〜っと味が沁み出てきて…ん〜たまりません!
まるで岐阜の標高700メートルの山の中で木漏れ日を浴びているかのような、うっとりとした気分…。
食べきれなかった分は、生のまま密封して冷凍保存できるので、もし余ってしまっても問題ありません。みんなで楽しむ春だけの味、ゴールデンウィークのごちそうにいかがでしょうか。
他にも!野菜、魚、肉…「焼くだけ」のごちそう食材をPICK UP!
もちろん、シイタケだけではありませんよ!やっぱり野菜や魚、肉も、お腹一杯に味わいたいですよね?旬の野菜から新鮮な魚、高級肉、さらには珍(?)食材まで…”選びたい放題”の充実のラインナップを揃えました!
⑴バーベキューセット
これはもう…大人数で盛り上がるには間違いなし!の”鉄板”メニュー。神奈川県の宮治勇輔さんは、オリジナルの「みやじ豚」をポケマル限定のバーベキューセットとして用意してくれました。大きくて厚めのお肉にかぶりつくと、甘みのある脂がお口に広がって最高です!
⑵野菜
せっかくなので、サイドメニューにもこだわりたいですよね。春ならではの旬な野菜も、品揃えが豊富です!
佐賀県・江島政樹さんの”大玉なのに濃厚”な完熟トマトは、焼くことで旨味アップ!”朝採り新鮮”なズッキーニ、無添加・ぷりっぷり食感のマッシュルーム…さらに!ちょっと変わったにんにくで栄養・スタミナを補給しましょう。にんにくに芽と根を生やしたスプラウトは、匂いがの少ないのでバーベキューにもおすすめです。
⑶魚
”海鮮派”の人には、身がたっぷりつまったホタテや牡蠣が一番のオススメです!岩手県・佐々木学さんの「雪解け牡蠣」は春限定の逸品ですよ。さらに、東北を代表する2人の漁師・伊藤徳洋さんと野呂英樹さんからは、それぞれ一味違う珍味をお届けします!
エビ好きには、沖縄・竹富島産の車エビで舌鼓を打ってもらいましょう。
⑷肉
もちろん、焼いて楽しむなら肉に限る!という人にも、生産者オリジナルの地鶏やちょっと豪華な牛肉、さらには元シェフが発案した無添加のハーブソーセージを用意しました!
沖縄県の大谷明正さんが開発した「福幸地鶏」はポケマル限定の焼き鳥バーべキューセットにして。広大な自然が広がる阿蘇地方からは、牧草をたっぷり食べて育った赤身が絶品のあか牛の焼肉を…せっかくなので、今回は奮発してちょっぴり贅沢な気分を味わってみてはいかがでしょうか。
日本気象協会によると、今年のゴールデンウィークは全国的に晴れる地域が多く、気温もやや高めだそうです。近所の河原や家の庭など、屋外で”食”を楽しむにはもってこい!暑いのは苦手だなあ、紫外線も気になるし…という人は、家の中で豪華な食事会を企画してみてはどうでしょうか。
全国各地の食材がテーブルにずらりと並べれば、その場所を旅したような気分になれるかもしれません!簡単・手軽な焼くだけのパーティーで、大切な家族や友人と旅行気分をぜひ満喫してみてください!