サステイナブル生産者の商品でポケマルアースデイ妄想開催♪

今週末の4月22日土曜日は、地球や環境のことに思いを巡らす「アースデイ」(通称:地球の日)!世界175カ国約5億人が参加する一大イベントです。

”地球環境にやさしい”をテーマに、マーケット(物販・フード)や音楽、トークショーなど多彩な企画が詰まった“楽しく・ちょっぴり真面目に考える”イベントが各地で開催されます。


「アースデイ」。その歴史は意外と長い⁉︎

「アースデイ」は、簡単に言うと「地球環境について考える日」。なんだか漠然としているけど、それが魅力のひとつでもあります!一人ひとりが自由な発想で意思を表明し、楽しく参加・行動できるからです。

世界的に見ればその歴史はとても長く、日本が大阪万博で盛り上がっていた1970年に、アメリカの上院議員が4月22日を”地球の日”であると宣言したことが起源なんですって。

日本で産声を上げたのは1990年のこと。有名な代々木公園の「アースデイ東京」は2000年にスタートし、今では毎年10万人以上が来場。ほかにも、各地で様々なイベントが開催されます。

中でも大勢の人で賑わうのがアースデイ・マーケットです。そこには、全国から”地球にやさしい”モノづくりに励む生産者さんがブースを構え、自慢の商品を販売しています。

地球環境をテーマに始まったアースデイですが、最近の日本ではもうすこし広い意味に変容してきています。環境保護地産地消。さらには”生産者と消費者がつながる”ことを目的にしたマーケットとして、全国各地でその輪が広がっているんです。


ポケマルでバーチャルアースデイマーケットをやってみよう

せっかくなので、今回はポケマルでアースデーマーケットを妄想してみたいと思います。もちろん、オンラインマルシェなので買うこともできますよ!

まずはアースデーマーケットに欠かせない「マップ」から。アースデーが大好きなスタッフのP子に考えてもらいました。

じゃーん。

おおっ。そうそう、こんな感じです。アースデーマーケットって、いくつかのテーマごとにテントがグループ分けされているんですよね。

さて、注目すべきはその出店者です。マップを描いたP子に詳しく聞いてみましょう。


エリアごとに生産者と商品を”まるっと”紹介(全20商品)

はじめに、このマップについて説明してください。

P子:会場は、理想は日比谷公園なんですが、今回は初めてということもありオフィスの近くの築地川中央公園をイメージしました。小さな公園なのでテントは20くらいがちょうどよいですね。


妄想にしては具体的ですね…。テーマはどのように決めたんですか?

P子:ポケマルは農畜水産物にまたがったマーケットプレイスで、どのカテゴリーでもアースデイにふさわしい生産者がいるので、この4つのテーマをつくりました。

  1. ⑴農薬・化学肥料不使用のお野菜(緑のテント)
  2. ⑵循環型農業(緑のテント)
  3. ⑶持続可能な水産業(青のテント)
  4. ⑷アニマルウェルフェアな畜産物(橙のテント)


なるほど。農薬・化学肥料不使用は比較的わかりやすいですね!循環型持続可能もよく耳にはするけど、説明するのは意外と難しいかも…。アニマルウェルフェアは耳慣れない言葉です…。

P子:アニマルウェルフェアは日本の消費者にはほとんど知られていないですが、真剣にこの問題に取り組んでいる畜産家はちゃんといるんです。あとで各エリアをご案内する時に一緒に説明します。


ありがとうございます。それぞれのテントの出店者さんはどうでしょう?

P子:ポケマルは魅力的な生産者さんばかりですし、一次産業に携わる人はだれでも地球のことを意識しているはずなので、今回はとても悩みました。今回取り上げた他にもサステイナブルな生産者さんはいらっしゃるはずなので、その点はご了承ください!


わかりました!それではポケマルバーチャルアースデイマーケットのご案内です〜。


「エコな農業」のコーナー

農業って「自然」なイメージがありますが、実は「不自然」なものなんです。人為的に植物を改良してきたというのもありますが、極端なことを言うと、森や山を切り開き畑をつくることは生態系を乱すことになりますからね。でも、それは人間が生きるために必要なこと。だから、生態系への影響を最小限にするような生産方法として、2つのテーマをあげてみました。


⑴「自然をなるべく汚さない」農薬・化学肥料不使用栽培

安定的に一定の品質の農産物を供給するために使われる農薬や化学肥料。しかし、使い方によっては他の生物の生存を脅かすことにもなります。最近では、ある種の農薬がミツバチの減少の要因のひとつとして考えられていたり、化学肥料を施肥基準を超えて過剰に使用することでの地下水汚染も問題になっています。

農薬・化学肥料を使わない理由は農家ぞれぞれですが、結果としてそれは生態系を保全することにつながるんですね。


◎特に、の食材を一度にいろいろ試せる野菜セットは便利でお得です!


◎自然な香りも楽しみたい方には、にんにくハーブもオススメです!

ちなみに、植物は自ら害虫に抵抗する仕組みをもっていて、虫に喰われるとその虫が嫌がる物質やその虫の天敵を呼び寄せる化学物質を分泌する…という話があります。そのせいか、農薬化学肥料不使用で育った野菜には味や香りが濃いものが多いように思います。


⑵これぞサステイナブル!「循環型農業」

「循環型」は「持続可能」の代表といえますね。例えば、岩手県でマッシュルームを生産している船橋慶延さん馬ふん堆肥を培地に使っています。もともとは引退した競走馬の多くが殺処分されている現状をどうにかしようと考えついたアイデアですが、「馬→マッシュルーム→お金→馬」という循環ができています。

また、畑を耕さない不耕起栽培でお米や野菜などを生産しているユニークな農家さんも必見です!


⑶持続可能な水産業のコーナー

海に目を向けても「持続可能」は注目ワードの1つです!

世界的に海洋資源の乱獲が問題視されていますが、漁師さんにとって漁獲量を制限するのは簡単なことではありません。それでも、「未来のため」とチャレンジする人が増えています。

たとえば、沖縄・竹富島の新田長男さんは、過疎の島に新たな産業を興すために車エビの養殖をはじめました。養殖は味のばらつきがない上に乱獲防止にもなるエコな生産方法です。養殖プールから出る排水を目当てに魚が集まり豊かな海になる、という共生関係も生まれているそうです。

他にも、クロマグロを始めとする水産資源の保護に取り組む青森県の野呂英樹さん、乱獲の背景にあるお魚の市場価値の下落に挑む秋田県の山本太志さん、貴重なヤマトシジミの天然資源を維持するための厳しい漁業管理のなかでシジミ漁を行う島根県の錦織淳さんなどなど、ポケマルにはサステイナブルな漁業を営む漁師さんが多数出店されています。


⑷アニマルウェルフェアのコーナー

最後に、これはもしかしたら少し上級者向けかもしれません。

アニマルウェルフェアは「動物福祉」「家畜福祉」と訳されることが多く、厚生労働省によると「快適性に配慮した家畜の飼養管理」。家畜は人間が食べるためという目的があって飼養される動物ですが、せめて生きている間は動物本来の生き方に近い方法で幸せに過ごさせ、屠畜するときも苦痛を感じない方法で…という考え方です。

例えば、熊本県(阿蘇郡)の井俊介さんが生産する「あか牛」は、広い高原でたっぷりの牧草を食べてのびのび育てられています。

沖縄の地鶏を開発した大谷明正さんはオーシャンビューの鶏舎で平飼い(放し飼い)し、通常の2倍の時間をかけてゆっくりと育てます。こだわりの卵を生産する広島県・池上正則さんや福島県・菊地将兵さんも、鶏にストレスのかからない平飼いでのびのびと育てています。


最後に

今回まとめてみてわかったのは、どのテーマでも人間と人間以外の生きもの・環境との「共生」がキーワードになるということ。この地球の恵みをうけて生きるすべての動物植物微生物と、良い関係を築いていきたいですね。

アースデイは「何らかの形で地球への関心を示す日」。すこしでも関心を持っていただけたら、次は実際に買うこと、食べることで、このような取り組みをされている生産者さんを応援しましょう!

今週末、各地で開催されるイベントにも、個性豊かな生産者さんや商品がズラリと並んでいることでしょう!!”地球にやさしい”空気を吸いながら、”お気に入り”の生産者さんや商品を探しに出かけてみてはいかがでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございました!

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