謹賀新年!いろいろあった2018年をポケマル座談会で振り返ろう【前編】

みなさま、あけましておめでとうございます。


まだ昨日のことですが、昨年末に発表させていただいた生産者年間ランキングはご覧いただけましたか?

作り手と食べ手が感謝を伝え合うことのできる世界を作りたい、そうすれば食べることはもっと幸せな行為になるはずだ——そんなポケマルの願いの詰まったランキングでした。

上位はなかなかのデッドヒート……まさかあの方が日本一のオンラインマルシェ:ポケットマルシェのナンバーワンの座に輝くとは、編集部としても万感の思いで発表をさせていただきました。


お客さんにおいしいものを届けたいという信念のある作り手と、良い物作りをする人に感謝の気持ちを忘れない食べ手のみなさま。ポケマルはステキなみなさまに支えられ、無事に過ごすことができました。ありがとうございました。


ちょ、

いやいや、

その程度の文章じゃ、

感謝も愛も、

伝わらんよ(`ヘ´) 


——はぃ?


現れたのは、6人のポケマル戦士たち。

俺らの愛、もっと深いからね?


え、待ってみんな……。話したいのはわかるけど、1人ひとり自由に話させたら業務時間終わっちゃう……まずいぞ。

——あ、あの、では座談会しませんか? せっかくなので、思い出の食材やお世話になった生産者さんについて、みなさんのお話を聞きたいです!


ということで、ポケマルを愛してやまないポケマル戦士たち6名に集まってもらい、座談会を開催。

サービスを支えるスタッフとして、そして1人の会員としてこの一年を振り返り、心に残っているエピソードを思う存分に語ってもらいました!


【座談会参加スタッフ紹介】

※括弧内は年齢ではなく、今年買ったポケマル食材の個数です。

丸山(30)です。アプリエンジニアです。アプリ作ってます

大城(10)です。編集と記事書いたりしてます。最近はリンゴ片手に記事を書いてます

川俣(18)です。エンジニアです。毎月1つは実家にポケマル食材を送ってます

中山(20)です。生産者さんのお申し込みのサポートや出品後の商品のサポートをしてます

布井(40)です。ポケマルのサービスをより良くしようと奮闘しています。定期でもいくつか買ってます

社長(?)で広報担当(?)の高橋です。妻がポケマル食材を買っています

中川(司会)です。ポケマルマガジンの実質編集長です。職権(食権?)を乱用して、食べたい食材を買いまくっています

そして、座談会の様子は私、編集部インターンの日野原がお送りします!


この座談会は前編・後編に分けてお送りします。前編のお題はこちら3点です!

前編のお題

ここに目次が表示されます。


2018年、ポケマルでどんな発見があったのか、推し食材や生産者さんについて思う存分語ってもらいましょう〜。


 今年一番の食の発見は?

では、ポケマル戦士のみなさん、準備はいいですか? まず【今年一番の食の発見】を教えてくださいー!


……と切り出したのに、とにかく目の前の食材が気になって集中できない戦士たち。「ねぇまだ食べちゃダメ?」と、子どものような顔でソワソワ。なかなか書き出しません。

え、カワハギ! え………いちご! わーい!

あぁ、これに備えて今日のお昼抜いておくんだった……


それもそのはず。皆の前にはこんなおつまみが用意されているのです。

本日のメニューはこちら:アイナメ・カワハギのお刺身肝醤油付き、安楽島牡蠣、まどんなみかん、いちご、メロン、ル・レクチエ、柿、りんご


そんな中、皆の気持ちを察した司会中川から、こんな一言が。

書き終わった人から食べていいですよー!


この一声で、みなさん急にスイッチが入りました(笑)。大人しくさらさらと書いていきます。食べ物の力ってすごい。

食べ物を目の前に、みんな真剣


では、発表していただききましょう。どん!


ん? ウニは苦くない? 川俣戦士、これどういうこと?

今までは、ミョウバンが使用された固くて苦みのあるウニしか食べたことがなかったんです。高野さんの塩水ウニを食べて、初めてウニ本来の甘さを知りました。あれは美味しかったなぁ……って、みんな聞いてない……

「肝醤油めちゃくちゃ合うわー」と、川俣戦士の話を気にせずカワハギを楽しむ丸山戦士


僕は「ポケマルで宝箱に出会えた」ですね。今までって、食べ物の買い物にワクワク感ってなかったんです。でも、ポケマルのセットものを買ってからというもの「今回は何が送られてきたのかな〜」ってどきどきしながら箱を開ける楽しさを知りました


確かに、今までに出会ったことのない食材がセットに含まれているとテンションが上がります。


僕なんか、どんな魚がきてもいいように出刃包丁買っちゃったもんなぁ

え、私も

私も

と、すでに3人のスタッフが出刃包丁をプライベートで購入。みんな、食に対する意識が高すぎです。


僕にとっての食の発見は、農作業かな。印象に残っているのは、風景とかも含めて青森の森山さんの畑

やっぱり、実際作業してみないとわからないことっていろいろあるんですよね。農作業する度に、農家さんの苦労だったりとかやりがいだとかいろいろ知ることができて楽しかったです

関連記事:固定種野菜セットを“とり”に、青森の森山さんの畑に行ってきたよ


私は、ポケマル1年目の時は日々新たな発見が多かったんです。でも、2年目になってオフィスにこもりっきりになってしまい「これだ!」っていうものを発見する頻度が少なくなっちゃったんですよ。

そんな中で見つけたのが、小寺さんの海女ものの糸わかめです。お味噌汁に入れると劇的に美味しいんですよ〜!! 出汁をとって味噌を溶くだけなのに! それ以来、ポケマルでしかわかめ買わなくなっちゃいましたね


私は布井戦士と逆で、去年までは電話取材がメインだったから現場に行くことが少なかったんです。でも、今年は農家さんに会いに行く機会が増えました。実際に農家さんと会ってみてびっくりしたのが、みんな絶対何かしらのオタクなんですよ

オタク? ? 秋葉系農家さんいたっけ……?

あ、オタクっていうのは、何かに対して並々ならぬこだわりを持っているって意味です!

特に印象的なのは、林ぶどう研究所の林さんですね。もうっ、本当にぶどうオタクで……こだわりの次元が違うんですよ。作ることだけじゃなくどうやって食べてもらいたいかっていう食の一連の流れにまでこだわっているんですよね。

ひとつのものに情熱を傾けている人をみると、心が洗われて自分もがんばらなきゃなって思うんです。だから、取材に行くといつの間にか元気になっているんですよ


そうだよね! 生産者さんって、現場で会うとやっぱり輝いているよね〜


個人的にめちゃくちゃ推してます ー商品or生産者ー

それでは、次のお題は【個人的にめちゃくちゃ推してますー商品or生産者ー】です!!

スタッフだから特定の商品をひいきしちゃいけないけど、ついチェックしてしまう生産者さんや商品ってみんなあるのでは?——ということで、これを機会にぶっちゃけてもらいます。


あれ? これ簡単に浮かぶだろうなって思ってたのに、みんな考え込んでる……。そんな中、

これ衝撃的な美味さなんすよ!

とブツブツ言いながら即決した様子の川俣戦士。

川俣戦士が選んだのは……?


僕はまどんなみかん。これ、とにかくめちゃくちゃ好き。初めて食べた時、柑橘類でこんな美味しいものがあるんだって感動しましたね。

残念なことに、美味しいって思った時には在庫が無くなってしまったんです。でも、本当に好きだから諦めきれなくて、出品してないだけで絶対生産者さんは持ってるはずだって思って直接問い合わせしたんですけど、やっぱりほんとになくて……。ショックで……来季は絶対リベンジします!

と、これだけまどんなみかんへの愛を語っておいて、いちごをほおぼる川俣戦士


川俣戦士! ちょうど先日、今季の出品が開始されましたよ〜! さあ、買ってくださ〜い!


他のメンバーも、推し食材や生産者さんについて熱く語ってくれました。

すっごく悩んだんですけど、私は長野の福嶋さんのりんごかな。福嶋さんが一時期ポケットりんごっていう片手サイズのものを出してたんですよ。そのリンゴが、原稿を書きながら片手で食べるのにちょうど良いサイズなんですよ! 携帯用のお菓子的にりんごをそのまままるかじりっていうのを流行らせたいですね

関連記事:「モバイルりんご」のすすめ。みんなもっとポケットにりんご入れて歩こうよ


僕は、やっぱり赤石さん親子ですね。農作業のお手伝いに行かせていただいたんですけど、青森を身近に感じられたのはこのお二人に会えたからだと思っています。もう第二の故郷ですね

関連記事:珍野菜セットを“とり”に、津軽名物・赤石親子の畑に行ってきたよ

いい話をする丸山戦士の隣で大城戦士はまどんなみかんをすすり上げる


食を通じて第二の故郷を作るって、なんだかポケマルっぽい! 今後、ポケマルが目指していきたい部分でもあります。

社員がこれだけポケマルというサービスを楽しんでくれているということは、すごく嬉しいことですよ

にやにやが隠しきれない社長の高橋戦士


私は、定期を頼んでいる菊地将兵さんのおまかせ野菜とたまごのセット。あ、このイラストは菊地さんのたまごね。黄身が双子ちゃんなんです

布井画伯渾身のたまごイラストの衝撃に、話が全然入ってこない


私は趣味が“世直し”なのですが、菊地さんにも同じような空気を感じていて、彼の人柄に惚れてます。もうなんか革命家の雰囲気をもってるんですよね。定期で頼んでいるたまごとおまかせ野菜のセットが届く度に、実家からの仕送りが届いたみたいな気分で嬉しくなっちゃいます


僕は五味農園の野菜。商品というか、もう人柄ですね

以前取材に行って、「自分を救ってくれたのはポケマルだ」って言ってくれて。その時、ポケマルをがんばっていて良かったって思いましたね。五味農園のボリュームたっぷりの野菜セットは家族からも大絶賛でした


確かにポケマル食材を食べていると、「これはどんな人が作っているんだろう」って自然と知りたくなるんですよね。


僕は、森山さんの野菜セットです。実は、ポケマルに入る前に初めて買ったポケマル食材が森山さんの野菜だったんですよ


一同:えー!!!そんな偶然あるのー!?

届いた野菜が本当に丁寧に箱に詰められていて、なんかもうそういう心遣いに惚れちゃいましたね。それに、常に新しいことに挑戦されているのもすごいなって思ってます

森山さんにときめく中山戦士


それぞれが生産者さんについて語る姿は、なんだか親戚の自慢話をしているようでした。あれ? みなさんもうポケマル戦士ではなく、1人の人間としての顔になっている……。


お客様の投稿を見て思わず買ってしまったものは?

ここまで生産者さんを中心に話をしてきましたが、生産者さんだけでなく食べ手のみなさんに支えられているっていうところがポケマルの良さなんです。ということで、次のお題は【お客様のコミュニティ投稿を見て、思わず買ってしまったもの】を教えてください!

頭を抱える中山戦士


私、基本コミュニティを毎日見て「いいね」をとにかくしまくっているんですよ。なので、よく投稿されている方は「ぬのい」って名前のアカウントからよく「いいね」が来るなって思っているかと思うんですけど(笑)。

そんなコミュニティの中でも、茶太郎さんっていう紛れもないプロポケマリストがいるじゃないですか

プ、プロポケマリスト……。収納の達人のような響き。


茶太郎さんの他にも、高頻度で投稿している人って結構いらっしゃいますよね。その中でも特にポケマルを楽しんでくれてるなって、すごく伝わってくるのが、はつみんさんです。食卓がポケマル食材の組み合わせで完成されていたりとかして……サービスを作っている側からすると、こんなに嬉しいことはないですね

茶太郎さんはぶっちぎりすぎてポケマルMGUの殿堂になりましたし、はつみんさんは、10月、11月と2ヶ月連続でMGUナンバーワンですからねー! お二方にはインタビュー取材にもご協力いただきました。

関連記事:「冷蔵庫の中みせてください」ポケマルMGUの茶太郎さんに会ってきました!「愛着」こそ最高の調味料!MGU常連のはつみんさんにポケマルの魅力を聞きました


茶太郎さん繋がりでいくと、私はガサエビの件でお世話になりました。

ガサエビが出たときに、買うかどうかすごい迷ってたんですよ。夜中にふとコミュニティ投稿を見ていたら、茶太郎さんを筆頭にコミュニティ内でガサエビフィーバーが起きてたんです。どなたか忘れてしまったんですけど、お子さんがガサエビを食べて美味いって投稿しているのを見て、即決で買っちゃいました。なので、ガサエビフィーバー関係者のみなさまってことになりますかね

関連記事:【人気出すぎて困るっぺ】刺身に丸焼きに。幻のガサエビ、いただいちゃいました!

大城戦士による茶太郎(茶太郎さんの愛猫)の似顔絵


僕は星隼人さんです。星さんのことはその時まで詳しく知る機会がなくって。「星さんってどんな人なんだろう」って思ってたんですよ。

で、コミュニティ投稿をみていたら、なんとさっき出てきた林ぶどう研究所の林さんが星さんへのごちそうさま投稿をしていたんです。あれだけ品種にこだわるあの林さんが絶賛しているんだったら食べてみるしかないと思って買っちゃいました

証拠写真を準備済みの中山戦士


確かに、最近は生産者さんが他の生産者さんの食材を買っている場面をよく見かけますよね。特に漁師さんと農家さんとか、全然ジャンルの違うものを作ってる方同士の投稿を見ると、おもしろいな〜って思いますよね〜!


僕はこの方の登場でコミュニティが大きく変わったといっても過言ではないと思います。岡山県のミュア・ブルースさんです。コミュニティを覗くと、ブルースさんと奥様で交互にコメントがあったりするじゃないですか。そんな愛らしいコミュニティを見て、僕もついに買っちゃいました!

丸山戦士はブルースさんの虜、まさにブルースクラスタです。(※「クラスタ」とは、ネット用語で「ファン」「仲間」の意)


僕は、はちろべ水産の中村さんですね。中村さんのメールってとにかく優しさで溢れていて、勝手に家族みたいな愛を感じています。お得だしすごい美味しいから、もう牡蠣を4回くらい買ってるかも


ポケマル戦士のみなさん、それぞれコミュニティで生産者さんや食べ手さんとのやり取りを楽しんでいるんですね〜。ポケマルはスタッフだけでなく、作り手と食べ手のみなさんと一緒に育っているんだなぁと実感しました。


ポケマル座談会2018年冬の陣。あまりにも熱がこもり過ぎて前編では収まりきらなかったため、後編へと続きます。


>>後編はこちら<<


文=日野原有紗、中川葵


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