「モバイルりんご」のすすめ。みんなもっとポケットにりんご入れて歩こうよ

コンビニに足を踏み入れれば「10秒チャージ」や「ハンディタイプ」、「1日分の○○」の文字が商品棚に躍ります。

「今日もまた朝時間なかったからカ●リーメイトだ…」

スマホを眺めながら駅のホームでエナジーフードを囓っていると、体は満たされているはずなのに、なんだか心がどんどん磨り減っている……そんな経験ありませんか?

 例えばそこにプラスアルファの何か──季節を感じるちょっとした果実があれば、日常はちょっと変わるかもしれない。

それが日々を強く生き抜くすべての社会人へお送りする「モバイルりんごのススメ」です。

 

目次

 
     ここに目次が表示されます。    


いっけな〜い! 不健康な人間になっちゃった

私、しがないフリーライターのおおしろ。農業初心者だけど畑で労働力になったり、品種改良の深〜い世界を覗いてみたり、固定種の野菜を収穫したり、気付けば最近なんだか農業のことばっかり考えているの。ふっしぎ〜!

素人ながら頻繁に農作業に携わるうちに楽しくなってしまった筆者近影


そんな私の仕事場は自宅で、労働時間も自由。不定期に取材が入ったり、打ち合わせが入ったり……しかも活動時間は夜型だから、もう生活習慣はめちゃくちゃ。いつも美味しい作物やお魚、お肉やお酒のことばっかり考えているのに、食べるものはお粗末なんて、なんだか泣けてきちゃうわよネ(とほほ)


確かこの日もそうでした。全然筆が進まず、いつの間にか美味しいものを探してネットの海へ飛び込んでしまった午前1時。そこで私は運命の出会いをしてしまいました。

──そう、ポケットサイズのりんご=モバイルりんごたちに!


モバイルりんごと運命の出合い

ていうかポケットサイズのりんごってなんなん……? 昨晩の私、何を注文したの?


冷静になった翌朝、改めて注文画面にツッコミをいれてしまいました。思い返せばりんごを食べること自体がご無沙汰なんです。というのも……

・一人にはサイズが大きすぎる

・自分のためにナイフで剥くのが面倒くさい

・「じゃあ指で剥けるミカンでいいか」ってなっちゃう

これって「ひとり暮らしあるある」ですよね?

だってりんごって、食後にお母さんがナイフでくるくる皮を剥いて「ほら、食べなさ〜い」と家族に声をかけるイメージ、つまり”家族みんなでシェアする果物”っていうイメージがありませんこと?

筆者の人生をありのままに表したイラスト


だからこそ、私のような孤独なフリーライターには、精神的に…手が……届かない…果物なのです……。(書きながら悲しくなっちゃった)

と言っている間に、その時はやってきました。ポケットサイズりんごたちとの初対面です!

これは2つ食べてしまったあとの写真。本当は全部で14個入ってました


あらかわいい、確かにポケットサイズ。りんご関連ということでiPhoneSEとサイズ比較してみます。


サイズ感もバッチリ! その名の通り、ポケットにスッと忍ばせる大きさです。これぞモバイル時代のりんご。


ところで、そもそもこのりんごたちは何モノなの?

そんな筆者にポケットサイズりんごのイロハを教えてくれたのは、りんごたちの育ての親・信州安曇野のフレンドファームの福嶋宏史さんでした。

もっと身近に気軽にりんごを楽しんでいただきたくて小柄なりんごを詰め合わせてみました。皮に香りがあるので、サッと洗って「ガブッ」と丸ごと食べちゃってください!


筆者が購入したのはスリムレッドシナノゴールドの2種類の食べ比べセット。なかでもスリムレッドは生産量が少なく、なかなか市場では流通しないのだそうです。確かにスーパーでお見かけしないわけです。


それでは実食してみましょう。

スリムレッド

スリムな縦長でサイズは小さめのポケットサイズが可愛いりんごです。カリッとした歯ごたえ、食感がよく果汁もたっぷり! 甘味と酸味のバランスもよく、芳醇な香りで高級感のある味わいが人気です。


うわわ、かじるなり果汁が溢れるあふれる。しかもこのキュンとした甘さと酸味……!  味も特濃、歯触りはやわらか。まるで食べるジュースじゃないかぁ。

これは食後や仕事の後に食べたい、『リラックス用りんご』と命名しました。


シナノゴールド

『りんご兄弟』の三男、ゴールデンデリシャス×千秋の交配で生まれ、酸味と甘味のバランスが◎。サクッと引き締まった歯ごたえ、柑橘類のような爽やかな酸味が特徴です。 海外からも注目されている長野県の期待の星なんですよ。


さわやか〜〜! まるで陸上部の女子高生が傍を走り去ったかのような清涼感。パリッと爽快な食感と酸味に気分もすっきりするリフレッシュりんごじゃないかぁ。

こちらは仕事始めや気分転換に食べたい『ファイトいっぱつ用りんご』と名付けました。

とかくどちらも手軽でかなりおいしい! どの果実を食べても濃密な味と、フレッシュな果肉が健在です。りんごってこんなにおいしい食べ物だったっけ……?


うちの畑は標高が650m〜700mの位置にあり、寒暖差により果実が甘く育つんですよ!

信州のおいしい水と空気とたっぷりの太陽を浴びた、秘蔵っ子たちだからこそのお味なんですね。


怒濤の仕事…私、りんごと一緒なら負けないもん!

デスクの傍らにりんご箱を設置し、とうとうりんご生活がはじまりました。


そして気付いたのです。

これ、超手軽だし、めちゃくちゃおいしいし、なんだか健康的じゃない?


今までミントガムとコーヒーといった刺激物で無理矢理体を動かしていましたが、180°方向性が変わりました。りんごをかじりながら思考を巡らせる、つまり知恵の実を食べながら仕事をするわけです。なんて哲学的なんでしょう! 


さらにポケットサイズのりんごたちは、移動時にその本領を発揮します。

①移動中にぱくぱく

この日は3箇所で打ち合わせ。時間に追われるように移動を続けます。こんなにせわしない日もりんごを仕事カバンに忍ばせておけば大丈夫。小腹が減ったタイミングでシャリシャリといただき、気分転換はバッチリ完了です。


普段ならコンビニで野菜ジュースを買っていたところを、持参のりんごでリカバーしました。う〜んお財布にも優しい!


②ロケ車でもぱくぱく

数日間、遠方にて泊まりがけの取材もありました。けれどりんごなら常温保存でも大丈夫。トランクケースに必要分を詰め込み、レッツ出張です。


仕事の合間にロケ車でりんごを頬張っていれば、いつの間にか「いいなあ」と羨望の眼差しが。

いいでしょ〜! やっぱり時代はりんごを持ち運び、仕事の合間に食べる劇的ソリューション・モバイルりんごだよねえ。

と、いつの間にか『モバイルりんご宣教師』と化してしまいました。


③徹夜でも最強

本当はしたくなかったんです。徹夜なんてするもんじゃありません。けれど人間、やらねばならない時はある。というわけで、りんごライフ中に一度徹夜をしてしまいました。

時ばかりが無情に過ぎる深夜、丑三つ時も過ぎ気付けば空が白んでいます。普段ならここで心が折れ、しくしくと泣きながらPCに向かっていましたが、この日の私は違いました。

私にはりんごがいるから、負けない!

白湯とりんごで辛い現実に応戦


そのとき食べたりんご果汁の、なんと染み入ることでしょう……。夜食の罪悪感を感じることもなく、自然の生み出したおいしさに励まされる午前4時でした。


りんごをかじろう! 現代社会人たち

ということで、ポケットサイズのりんご生活を終えた私が掲げる『モバイルりんごのススメ』がこちら!

一、ポケットにりんごを携帯すればコンビニで小腹満たしを買わずに済むので、お金が節約できる

一、ガムやコーヒー中毒(私のことだ)から脱却し、健康的に仕事ができる

一、りんごを一心不乱にもぐもぐ囓れば思考が整理され、効率よく仕事が進む

一、かわいい見た目に心が癒やされ、ちょうどいい分量でお腹も満たされる

一、丸かじりしていると「アメドラみたいだね〜」と言われてちょっと嬉しい


ということが実証されました。

しかも箱に入っていたりんごたちは百発百中、濃厚&ジューシー。小さいのに中身は立派な子たちで、もう何度励まされたことか……。


さあ、働こう。さあ、今日も書こう。そんなとき、私は呪文のように唱えるのです。

──だいじょうぶ、私にはりんごがある。それもとびきりかわいくて、おいしい子たちがね!


関連出品

スリムレッドは今季終了……ですが、福嶋さんは現在ピンクレディとシナノゴールドのセットを販売中です!

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Writer

大城実結/MIYU Oshiro

フリーランスライター・編集者。自転車や地域文化、一次産業、芸術が専門。紙雑誌やWeb媒体問わず執筆中。ポケマルでは農業初心者を生かし、わかりやすく愉快な記事の執筆を目指す。イラストや漫画も発表中。twitter:@moshiroa1 Web: https://miyuo10qk.wixsite.com/miyuoshiro

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