【後編】いろいろあった2018年をポケマル座談会で振り返ろう

新年2日目です! 読者のみなさま、初詣にはもう行きましたか?

さて、世の中は2019年ですが、ポケマルマガジンでは今日も名残惜しい2018年を振り返ります。

ポケマルを愛してやまないポケマル戦士6人(注:スタッフです)が、思い出の食材やお世話になった生産者さんについて熱い想いを語る座談会。前編では、食の発見や推しの生産者さん、商品まで幅広く語ってもらいました。

語られたエピソードからは、もはやポケマルスタッフなのか、それともただのポケマル好きの集まりなのかわからなくなるほど、それぞれのポケマル愛が伝わってきましたが、ポケマル戦士たちのポケマル愛、まだまだ深そうです。

前編はこちら:「ポケマル座談会、2周年冬の陣。2018年を振り返ろう。」前編


後編では家族や友人、周囲の人との関わり方など、食を通じたよりディープなエピソードが続出します。ぜひ、最後まで見届けてください。では後編スタート!

【座談会参加スタッフ紹介】

※括弧内は年齢ではなく、今年買ったポケマル食材の個数です。

丸山(30)です。アプリエンジニアです。アプリ作ってます

大城(10)です。編集と記事書いたりしてます。最近はリンゴ片手に記事を書いてます

川俣(18)です。エンジニアです。毎月1つは実家にポケマル食材を送ってます

中山(20)です。生産者さんのお申し込みのサポートや出品後の商品のサポートをしてます

布井(40)です。ポケマルのサービスをより良くしようと奮闘しています。定期でもいくつか買ってます

社長(?)で広報担当(?)の高橋です。妻がポケマル食材を買っています

中川(司会)です。実質編集長です。職権(食権?)を乱用して、食べたい食材を買いまくっています

そして、座談会の様子は私、編集部インターンの日野原がお送りします!

後編のお題

ここに目次が表示されます。


人には自慢できないこんな食べ方

ごちそうさま投稿だとついつい"映え"を意識しがちでますが、そればかりだと、投稿のハードルがどんどん上がって食べるのが辛くなってきちゃいますよね。ということで、今回は【あえて写真を撮って自慢するほどじゃないけど、こんな食べ方もおすすめしたい】というテーマでおねがいします!


むむむ、これはちょっと難しいお題かもしれません……沈黙を破ったのは、いつもゆる〜い感じで周囲を和ませる布井戦士でした。


私はとりあえず、白いご飯と味噌汁があれば一食として成り立つかな。出汁とかちゃんと取ると大変だけど、週末に準備しておけば糸わかめと菊地晃生さんの味噌だけで、簡単に美味しいお味噌汁が食べられるんですよ


味付けがシンプルな料理こそ、食材にこだわるっていいですよね


僕は、モモと山椒のマリネですね

一同:めちゃくちゃ美味しそー!


想像しただけで、むしろ"映え"意識の本気料理のような気がしますが……。

熟れる系の果物とオリーブオイル、塩、レモン、山椒で簡単にできます!

実は前職の会社の人のために贈答用の桃を注文したんですけど、間違えて自分の住所に送ってしまって……。どうにか工夫して食べる方法を探していたら、これに行き着きました。美味しすぎて、一晩で6個とか食べちゃいました。こう見えて料理好きなんです

なるほど、とっても簡単そう。


僕は料理がそんなに得意じゃないんですけど。えのきの肉巻きは簡単でおすすめです! えのきって大概ほぐして使うじゃないですか。密集したあの特長を活かすために肉を巻いてみたら、もうえのきの食感がたまらなくて。特に長野の矢岡さんのえのきは本当に太くて良い食感なんですよ


確かに、炒める前に一旦巻くっていう一手間を加えたら美味しくなりそう〜! 薄い肉でも食べ応えがでますし、いいですね

そうなんです。それに、冷めても美味しいんですよ


美味しい食材は、やっぱりシンプルに調理するのが一番なんですよね。なので私は、よく野菜を蒸します。仕事している時に小腹が空いたな〜と思ったら、蒸した野菜をつまんでます

大城戦士、ポケットりんごに続いて野菜をまるかじり。素材の味をそのままいただくってまさにこのことですね。


私も基本的には、美味しいものはシンプルに食べるのが一番だと思います。とはいえ、セットものはボリュームがあるので「食べきれないかも」って思うことがあるじゃないですか。なので、そういう時はおすそ分けありきで買います。自分が楽しんだ後は、同じマンションの人や大家さんにシェアしています

僕も自分が楽しんだら、いつもお世話になってる行きつけの居酒屋のおじちゃんやおばちゃんにおすそ分けしていますよ〜


おすそ分けありきの買い方。斬新!

田舎出身の筆者の実家周辺では、よくおすそ分けのももやぶどうを持って玄関に現れるおばあちゃんがいましたが、まさか大都会東京でこんな話が聞けるとは……。

おすそ分けってコミュニケーションのきっかけになるんですよね〜!


これを機にお互いに聞いてみたいこと

最後の質問に行く前に……座談会参加者のみなさん、【この場を借りてお互いに聞いてみたいこと】がある方、挙手!!!


はい!!! 丸山戦士、次はどこの生産者さんに会いに行きたいですか?

「あ! 僕もそれ聞きたかった!」と、はしゃぐ中山戦士


海はまだ攻めてないんで、海行きたいです。あとは……今年は何人かの生産者さんのところへ行かせていただいたんですけど、ほとんど収穫の時期しか行ってないんですよ。収穫だけだと、本当の農作業というよりも良いとこ取りって感じがしてしまって。せめて、もう少し何でもない作業の時にお手伝いできたらなと思ってます

確かに、食べ物はさまざまな行程を経て私たち食べ手の元に届きます。収穫だけがすべてじゃないですよね。


みなさんまだまだ聞き足りないことあるんじゃないですか〜? 次の方、挙手!!!

はい!!! 中山戦士と布井戦士にずっと聞いてみたかったんですけど……。お2人ってよくパーティーを開催しているイメージがあるんです。しかもハードルの高そうなホームパーティー。あれって具体的に何やってるんですか

これが頻繁にホムパを開催するリア充の姿


お酒片手に魚を捌く……。なんてオシャレな休日。

僕はお魚セットを注文して、みんなで捌いて料理をすることが多いかな。朝11時くらいに一旦乾杯して、お昼ぐらいにお魚が届いて。そこからみんなで捌いたり、料理したり。

前はITの会社にいたから、「今はどんなことやってるの」って聞かれることが多いんです。今の仕事を一言で説明するのは難しいけど、ポケマル食材を一緒に体感してもらうと「あぁこういうことか」って納得してもらえるんですよね。

咄嗟にこの顔ができるあたり、やはりレベルが違う


布井戦士は?

私は完全にポケマル食材メインのパーティーをしています。ポケマルの食材を出すと大体満足度が高いので……。みんなでホタテを捌く会とか、採れたてのとうもろこしをかじる会とかしてます

ポケマルに入る前もそういうことやってたの?

ん〜そういえば、ポケマルに入ってからパーティーするようになったかなぁ。そもそも前は外で飲むことが多かったんですけど、今は完全にポケマル食材ありきのお家パーティーをしてますね


少し手間はかかるけれど、美味しい食材を用意してみんなでわいわい作って食べるというのが本来の食べるを楽しむってことですよね。

お皿の食材が尽き、おもむろにりんごをまるかじり始める川俣戦士


ポケマル戦士の2019年の抱負は?

ではこれで最後の質問です! この1年であなたがポケマルで成し遂げたこと・思い出に残っていること・反省等、そして2019年の抱負を語ってください!


今年は、生産者さんと出会う機会が特に多い年でしたね。エンジニアからすると、直接やり取りする機会が少ない生産者さんは、なんとなく遠い存在なんです。でも、編集部の取材に同行することで生産者さんと関わる機会を持てたのは、ポケマルで働いてたからだなぁって感じるんです。来年は、そういう機会を貪欲に使って、もっと生産者さんに会いにいきたいなって思ってます

確かに丸山戦士、今年は編集部並に取材同行してましたね〜!

私は丸山戦士とは逆で、去年に比べると今年はかなり引きこもってしまっていたんですよね。地道にオフィスでサービスの改善をしていたので、成果を上げることはできました。来年はオフィスを出て現場に足を運んだり、生産者さんに会う機会を自分から増やしていきたいなって思います

僕は新しい機能や制度を作ることができたのはすごく印象深いですね。今ではごく当たり前なんですけど、食材について話すときに自然と生産者さんの名前を付けるようになったのは大きな変化でした

確かに食材に作り手の名前が付いているだけで、食べ手はより作り手を身近に感じることができますね

陰で支えてくれているエンジニアの方々がいるからこそ、私たちは快適にサービスを利用することができています。


私は離れて住む母ともっと仲良くなることができました。実家はお歳暮のやり取りをちゃんとするような家なんですけど。私が編集を担当したルレクチエの記事を読んで「お世話になってる上司に送りたい!!」って言ってくれたんです。母も私も食が好きなので、いつもLINEでポケマルについて話しているんです。離れて暮らしているけど、食を通して同じ季節を過ごすことができているんですよね

関連記事:幻の洋梨ついに解禁!新潟・渡邊さんの畑でルレクチエの秘密を探ってきた

熱く語る大城戦士


まさに赤石家流【かーけー精神】ですね。やっぱり美味しいものは誰かに勧めたくなるし、一緒に楽しみたいですよね

ポケマル豆知識:【かーけー精神】とは?

青森県赤石敦さんのお父上の「マルシェではまず食べてもらうことが何より大切。お金は後からついてくる」という格言が由来しているポケマル心得。「かーけー」は津軽弁で「これ食ってみろ」の意味。父上はマルシェに出店した際に誰彼かまわず「かーけー」と声をかけ、自慢の商品を試食させまくっている。(なお、ポケマルと赤石さんとの歴史も、青森のマルシェに遊びに行った編集部中川に父上が「かーけー」と声をかけた時から始まったのである)

赤石父子にもお世話になりました。関連記事:珍野菜セットを“とり”に、津軽名物・赤石親子の畑に行ってきたよ


はい。なので、来年は美味しいものを周りの人に勧めるかーけーおばさんになります(笑)。親族だけじゃなく、もっと身近な人たちと美味しい感動を共有していきたいですからね


では最後に中山戦士、締めをお願いします!

実は、間もなくポケットマルシェに登録している生産者の数が1000名に到達するんです。(2018年12月21日に生産者登録数1000名達成しました!)。思い返すと去年の年末は500人だったので、ちょうど倍になったわけですね

一同:わー!!! 


全国に1000人を超えるポケマル生産者さんがいる……つまり、1000人の作り手とつながれるって考えるとすごいですね!

僕は、ポケマルには物語の種みたいなものがあると思っています。誰かがポケマルで食べ物を買うことで作り手のストーリーを知れたり、食べることをきっかけに知り合いが増えたり現地に行ったり、いろいろな経験ができるのってやっぱりステキですよね。

これからどんどん生産者さんが増えていくにつれて、そんな体験をする食べ手もどんどん増えていくといいなと思っています。2019年もスタッフみんなでがんばっていきましょう!


2018年、たくさん美味しいものをいただきました! ごちそうさまでした!


***


2日間にわたりお送りしてきたポケマル座談会。思い出のポケマル食材から生産者さんとのエピソードまで幅広く語ってきましたが、ポケマルスタッフたちからの不器用でまっすぐな愛、伝わりましたでしょうか。


筆者の私、日野原はポケマルに入ってからまだ半年と日は浅いですが、ポケマル食材を食べる時はいつも家族や親戚が作ったものを食べているような……そんな不思議な気持ちになります。

だからこそ、もっと生産者さんのことを知りたくなるし、食を通じて自分以外の人にもこの美味しさを伝えたくなる。知らない間に誰かと繋がっていくんですよね。


2019年1月現在で2歳4ヶ月のよちよち歩きのポケマルですが、今年もこんな風に食を通じて生産者さんと食べ手、そしてその周囲の人を繋げ、より大きな食のコミュニティを作っていきたいと思っています。


2019年もどうぞよろしくお願いいたします。

みなさまの1年がおいしいすてきな1年になりますように。


文=日野原有紗

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