非常時にも活躍する、無洗米と乾燥野菜特集

先日の食料品備蓄の特集に続いて、今回も災害時に役立つ食材をご紹介します。
今回特集するのは、無洗米と乾燥野菜です。数ある備蓄食材の中でも、まずはこれらを常備しておけばバランスのよい食事を用意できます。

長期保存に向いていることはもちろん、切ったり洗ったりといった下ごしらえの必要がないのも魅力です! 災害時のみならず、忙しい日の時短料理やアウトドアのお供としても役立ちます。

お米は主食として不可欠な存在ですが、家庭備蓄をする際の必要量は「最低3日分〜1週間分×人数分が望ましい(※)」と言われています。たとえば、4人家族で1人1日お茶碗2杯(米で約130g)のご飯を食べるとすると、1.6kg~3.6kg程度の米の備蓄が必要ということになります。ご家庭に合わせて計算してみてください。
災害時には水が貴重になるので、備蓄には無洗米がおすすめです。
※「災害時に備えた食品ストックガイド(農水省)」より

また、炭水化物ばかりで野菜不足になると、体調不良や病気になる可能性があるので、ビタミンや食物繊維などが摂取できるように乾燥野菜も備蓄しておきたいですね。

 

目次

 
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無洗米

福島県あわら市・竹内孝輔さんの「ミルキークイーン」

あわら市の自然豊かな風土と太陽の光を沢山浴びて育ったお米です。ふっくらモチモチっとした食感で、冷めても硬くなりにくいのが特徴です。ぜひ、皆さんにお米本来の味わいを食卓で楽しんでもらいたいです!

新潟県妙高市・小出信行さんの「つきあかり」

冬場の豪雪地帯の恩恵を受け、ミネラル豊富な地力が作られ、夏場には雪解け水が田んぼへ入り稲が育ちやすい環境になります。粒が大きく炊飯米の外観、うま味の評価に優れ、極良食味です。保温後も美味しいと評判です。

山形県尾花沢市・高橋寛喜さんの「はえぬき」

昼夜の寒暖差がある気候と、上質な水によってスッキリとした甘さとみずみずしい香りが特徴のお米となります。当社の無洗米は専用の乾式無洗米処理機(タイワ社製「米クリン」)を使い、たくさんのブラシで米の表面を磨くので、食味を損なわずに仕上げることができます。

こだわりの無洗米は他にも!

乾燥野菜

広島県三次市・岡田アントニールイスさんの「乾燥野菜」

昼と夜の寒暖差が激しい三次市は、野菜の旨味、甘みをあげるのにとても適した場所です。大型乾燥機をつかうことで、野菜の品質低下を防ぐことに成功。うまみがきゅっとつまった、高品質な乾燥野菜になっています。

長野県箕輪町・中村謙一さんの「切干人参のセット」

化学農薬、化学肥料はもちろん、動物性の肥料や堆肥も使わずに栽培しています。戻さずそのまま味噌汁やスープに入れたり、1分程茹でて戻してから常備菜作りにご活用ください。

愛知県豊橋市・小島孝信さんの「乾燥小松菜(無添加 DRY Vege.series)」

今回は地元の豊橋市で一緒に野菜を栽培して頂いている協力農家さんの小松菜を、自社の加工施設で温風乾燥し、無添加の乾燥野菜にしました。お手軽にインスタントラーメンや、インスタントお味噌汁などにも最適です。簡単に栄養たっぷりな小松菜の「ちょい足し」が出来ます。

他にも個性あふれる乾燥野菜が!

「お湯ポチャレシピ」で定食を

これらの食材で、災害時でもお味噌汁定食(切り干し大根付き)を作ることができます。手軽にご飯、お味噌汁におかずまで用意できると、心もほっと落ち着くかも。

定食は、防災食アドバイザーとして活躍されている今泉マユ子先生が考案した「お湯ポチャレシピ」で簡単に作れます。少量の火と水だけでできる、非常時の調理アイディアです。食材をポリ袋に入れ、必要なだけの水をはった鍋に入れて、火にかけるだけで完成します。

今泉マユ子さん
管理栄養士、防災士、災害食専門員。防災食アドバイザーとして各地で講演などを行う。レトルトの女王とも呼ばれメディア出演多数。著書に『災害時でもおいしく食べたい!簡単「みそ汁」&「スープ」レシピ』ほか。

今回は、オレンジページnetさんで、竹内さんの無洗米と、岡田さんの切干大根・乾燥野菜を使った「お湯ポチャレシピ」をご紹介いただいています!
レシピは、以下のページをご覧ください。

※2021年の特集ページとなります。

<お湯ポチャレシピを見る>


災害時に役立つお湯ポチャレシピは、1人分のおうちごはんにも便利です。ぜひ、普段の料理のレパートリーにも加えてみてください!

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