今年も実施しました!「秋田での半農半X体験」〜北秋田市で深まる地域との絆と新しいライフスタイル〜
みなさんは「半農半X」という言葉を聞いたことはありますか?🧑🌾3年目となった今年度、秋田県による『「半農半X」実証拡大事業』の中で、様々な企業で働く9名の社会人に新しい働き方「半農半X」に挑戦いただきましたので、その詳細についてお届けしたいと思います!💪目次ここに目次が表示されます。今回のプログラムについて本プログラムは、異なる業界・年齢の社会人を対象に、他業種の立場から農業に関わる「半農半X」を体験いただき、地域との関係づくりを行うものです💡今回は、秋田県で3年目の実施となり、北秋田市を舞台に、社会人を対象に3日間のプログラムを実施しました。期間中は、農作業のほか、本業におけるリモートワークや現地でできる業務の実施という形で、半農半Xを体験していただきました。🧑💻今回体験いただいたのはこんな企業・団体の方々🧑💼2025年10月から11月にかけて3回に分けて実施し、以下の企業・団体から計9名の方に参加いただきました。IT・デジタル関連企業不動産関連企業地域事業支援企業NPO法人 ほか「半農半X」とは?キーワードでもある「半農半X」について、改めてご紹介します。定義の表現は様々あるかと思いますが、本記事では、自分の仕事を継続しながら農林漁業を組み合わせる活動のことを「半農半X」と定義させていただきます。今まで地方や農林漁業と関わりの薄かった社会人が、「半農半X」体験を通して接点を持つことで、将来的に「また行ってみたい!」「連絡をとりたい」と思い、継続的なつながりをもちたい、と感じてもらうことを目指して実施しているプログラムです。プログラム概要① 実施地域と期間3年目となる今回は、北秋田市での実施となりました。北秋田市の特徴:羽田空港から大館能代空港まで約70分、空港から市中心部まで車で約15分秋田県の北部に位置し、約85%を森林が占めている自然豊かなまち世界文化遺産に登録された縄文遺跡「伊勢堂岱遺跡」や、主に熊の狩猟を生業とした「阿仁マタギ」など、貴重な歴史文化が残るプログラムは昨年同様3日間とし、10月から11月にかけて計3回実施。多忙な社会人の方でも参加しやすい形式を継続しました。② 農作業🫛参加者は、了月舎農園でネギの箱詰め・袋詰め作業や竹割などを実施しました。体験内容:ネギの箱詰め・袋詰め作業竹割などの農園作業農業の現場で、農家の方々の丁寧なご指導のもと、初心者の皆さんでもスムーズに作業に取り組むことができました。③ リモートワークと現地での業務💻その他の時間は、リモートワークで各自の本業にまつわる仕事や現地でできる業務を行う時間を設けました。一部の参加者は、北秋田市役所や観光協会の方々との意見交換会に参加し、農業DXや地域課題について議論を深めるなど、本業と地域課題を結びつける貴重な機会となりました。④ 地域視察と文化体験🏔️プログラムには、以下のような地域視察や文化体験の時間も組み込まれました。伊勢堂岱縄文館の見学道の駅訪問北秋田市内の視察農業体験だけでなく、地域全体の魅力を感じていただくことで、より深い地域理解につながりました。参加者の声①参加者へのアンケート調査結果参加者の満足度は非常に高く、以下のような結果となりました。(参加者9名中、回答者数は7名)満足度(5段階評価)期待達成度(5段階評価)また今回の地域に訪れたいという方が過半数を占め、なかなか出会う機会のない農村地域との深い繋がりができるきっかけになったようです。また上記とは別に、参加者から以下のような様々な観点でのご意見もいただきました✨②半農半X体験をしてみてよかったと思う点参加者から特に高評価をいただいた項目は以下の通りです!✅ 農業とのつながりと理解促進農作業を実際に体験することで、農業の楽しさと大変さの両方を肌で実感した生産現場のリアルな課題が見えてきて、「農業への解像度が上がった」という声が多数✅ 地域課題への理解と関与担い手不足、耕作放棄地、獣害問題など、地域が直面している課題を知る機会に農家や自治体の方々との対話を通じて、課題解決に向けた視点が広がった✅ 本業での地域課題解決への貢献IT企業の方は農業DX支援の可能性を発見現場のニーズを具体的に把握し、本業にも役立てることができそう③参加者の具体的なコメント✨■農業DXと本業の融合について「農業DXの現場や課題の理解の解像度が大きく高まった。農家はもちろん、北秋田市役所や観光協会の方ともつながりができた」「実際の農業体験をすることで、農業の人手不足の課題解決の一助となることを体感できた。どのような業務の切出しをすると農業事業者が助かるかなど、課題解決の粒度がより細かくなった」■農業現場への理解の深まり「農業の楽しさと難しさの両方を肌で感じられ、充実した3日間でした。農業への解像度もとても上がりました」「農業、地方都市等のリアルな課題について、解像度があがった。DXの進み具合が取り組んでいる団体や農家により差が大きく、進んでいる農家では想定以上に進んでいた」■生活への変化と地域への愛着「暮らしの中で秋田産のものに気づくことが意識的になった。知人に秋田のマタギ文化や暮らしなど話すことが出来た」「スーパーで買い物をするときにも生産者への意識が高まり、長ネギをよく買うようになった」参加者の多くが、体験後の日常生活で変化を実感。「農業や地域課題をより自分事として考えるようになった」という声が複数聞かれました。■多角的な視点の獲得「過疎化が進んだ農業をどうするかの課題に対して、外部との繋がりやコミュニティの維持、農業閑散期に外貨獲得の必要性といった多角的な視点から考察する機会となり、大変有意義でした」■リアルな課題認識「自然を相手にする『半農』で安定した収入を得るのは容易ではない。今回の体験を経て慎重な見方を持つようになった」受け入れ側の反応🧑🌾受け入れ側の農家さんやコーディネートをしてくださった北秋田市まちづくり観光協会の皆さまともに、「今後も継続的な関係を希望する」という点は共通していらっしゃいました。単発の体験で終わらせず、長期的なパートナーシップを築いていきたいというお考えが見られました。座談会・交流会の開催プログラムの締めくくりとして、2026年2月4日(水)に東京都内で「あきたの『半農半X』かだる(※)会」を開催しました。※「かだる」とは:秋田弁で「参加する」「仲間になる」という意味座談会では、秋田県や北秋田市からの取り組み紹介に続き、現地での受け入れをコーディネートしていただいた方や実際にプログラムに参加された参加者の方から、現地での体験エピソードや率直な感想を共有いただきました。参加者のリアルな体験談を聞いた一般参加者へのアンケートでは、「ぜひ参加してみたい」が33.3%、「機会があれば参加したい」が50%という結果となり、半農半Xという働き方への関心が着実に広がる機会となりました。おわりに3日間の半農半X体験を終えた参加者たちからは、こんな声が聞かれました。「スーパーで長ネギを見ると、あの農家さんの顔が浮かぶ」 「自分の仕事が、地域の課題解決に役立つかもしれない」 「農業への見方が、完全に変わった」こんな方に、半農半Xプログラムはおすすめです🧑🌾✓ 本業の専門性を、地域課題の解決に活かしてみたい IT、マーケティング、デジタル支援など、都市部で培ったスキルが、実は地方で強く求められています。今回も、農業DXや販路開拓の可能性を見出した参加者が複数いました。✓ 「地方や農業に関心はあるけど、何から始めればいいか分からない」という方半農半Xは、移住でもボランティアでもない、新しい関わり方。農的に暮らすように過ごしながら、地域の課題や魅力をリアルに体感できます。✓ 日常とは違う充実感や、新しい視点を得たい方デスクワークでは得られない達成感、生産者との対話から生まれる気づき。参加者の多くが「視座が広がった」と実感しています。✓ いつか地方で暮らしたい、働きたいと考えている方実際に現地で過ごし、農家や自治体の方々と交流することで、「地方で暮らす・働く」イメージが具体的になります。北秋田市での3年目の実証では、参加者の86%が「また訪れたい」、同じく86%が「地域を応援したい」と回答しました。農業体験を超えて、地域との確かなつながりが生まれています。弊社では「都市と地方を、かきまぜる。」をミッションに掲げ、こうした取り組みを全国で展開しています。あなたの専門性や経験が、地域で新しい価値を生むかもしれません。半農半Xという活動に、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。参加された皆様、受け入れてくださった北秋田市の皆様、本当にありがとうございました!
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