高橋博之とは?ポケットマルシェとは?はじめての方にご説明します!

ポケットマルシェへようこそ!

この記事をご覧いただいているということは、きっと、どこかで「高橋博之」や「ポケットマルシェ」「食べる通信」のことを知って、ここまでたどり着いたのでしょう。

興味を持っていただけてうれしいです。


この記事では、高橋博之って何者なの? ポケットマルシェ(略してポケマルと呼びます)って一体どんなサービスなの? という疑問に、ポケマル編集部がお答えし、はじめてのポケマル購入におすすめの商品のご紹介もしています。

とても長い記事なので、興味のある部分だけ読んでみてくださいね。

 

目次

 
     ここに目次が表示されます。    

高橋博之とは?

私たち株式会社ポケットマルシェの代表を紹介します。

(株)ポケットマルシェ 代表取締役

高橋博之

団塊ジュニアの最後の年、1974年に岩手県花巻市に生まれる。前年、高度経済成長が終わる。その残像を引きずる団塊世代から、都会の会社でネクタイ締める人生がよいとの価値観を刷り込まれ、18歳で上京。見つかるわけもない自分探しに没頭(2年生を3回やりました)。大学出るときは超就職氷河期で、大きく価値観が揺さぶられる。新聞社の入社試験を100回以上受け、全滅。29歳、リアリティを求め、帰郷。社会づくりの矢面に立とうと、政治家を目指す。岩手で県議を2期やって、震災後の県知事選に挑戦し、被災地沿岸部270キロをぜんぶ歩いて遊説するという前代未聞の選挙戦を戦い、散る。口で言ってきたことを今度は手足を動かしてやってみようと、事業家に転身。生産者と消費者を「情報」と「コミュニケーション」でつなぐマイクロメディア、東北食べる通信を創刊。定員1500人の目標を達成する。その後、日本食べる通信リーグを創設し、現在、全国各地にご当地食べる通信が誕生。「世なおしは、食なおし。」「都市と地方をかき混ぜる」の旗を掲げ、20キロのスーツケースをガラガラ引きずりながら、全国各地を行脚する寅さん暮らしを送る。2016年9月、食べる通信をビジネス化した新サービス、ポケットマルシェを始める。


すみません、文字が多いですね。

でも、この文字量の多さは高橋の情熱の多さを表しています。「新聞社の入社試験を100回以上受け、全滅」とありますが、昔から文章を書いたり考えたりすることが好きだったのですね。


新聞記者を諦めた高橋は、政治家への転身を決意しました。議員秘書の下積みの後、故郷岩手に戻ると岩手県議に立候補、見事当選。そして2011年3月11日、順風満帆と思われたキャリアに転機が訪れました。東日本大震災です。

3.11を経験した高橋が何を見て、何を感じて、その後どう人生が変わったか——この下の引用元の【東北食べる通信】ホームページに高橋自身の言葉として綴られていますので、ここでは一部を引用するにとどめます。ぜひ原文を読んでみてくださいね。

生産者たちの世界に触れていると、自分の中にある命が喜んでいることがわかりました。ここが物質的豊かさを実現した社会の新たなフロンティアになる、そう確信しました。震災後はその思いをいっそう強め、2011年夏の岩手県知事選に立候補。「これからは農山漁村にこそ希望の種をまいていかなければならない」と訴えましたが、落選。口で言っていたことを、今度は実際に手と足を動かしてやってみようと思い、政治から一次産業へ転身しました。

引用元:東北食べる通信ホームページ


2013年に【NPO法人 東北開墾】を設立し『東北食べる通信』を創刊、その後【一般社団法人 日本食べる通信リーグ】を創設。

現在では全国各地に30を超えるご当地食べる通信が誕生しています。

北は北海道から南は沖縄まで。全国各地から発刊される「食べる通信」。デザインや発行頻度、値段もバラバラですが、作るひとと食べるひとのココロをつなぐ今までにないサービスを生み出そうと、私たちは同じ想いで創刊をこころざしました。いまや全国30ヶ所をこえる地域から、「食べる通信」が創刊され全国へ発信されています。どの食べる通信も、地域や編集部のキャラクターを反映した個性あふれる内容です。

引用元:日本食べる通信リーグホームページ


全国に広がった「食べる通信」は、地方の生産者と日本中の消費者とを、食べ物だけでなく心でもつなぎました。しかし同時に、社会を変えるためには、もっとたくさんの生産者・消費者を繋げる必要がありました。

そして、2016年9月5日、ポケットマルシェリリースに至ります。

14年間、生産現場を歩いてきて、小中規模農家から「今の大規模流通に頼るだけじゃジリ貧だ」という声をたくさん聞いてきました。どうしたらいいのか聞くと、価値を認めてくれる消費者に直接売りたいという答えが圧倒的に多かった。土日に都会でやっているマルシェなどがそういう場なのだけれども、土日しかやってないし、都会までわざわざお金と時間をかけて行かないといけない。そんな声に触れ続け、じゃあ、畑にいながら毎日マルシェに出品できるようになればいいよね!と、つくったのがポケットマルシェです。

引用元:「なぜポケットマルシェを始めたのか」|ポケットマルシェ生産者向けサイト


ポケットマルシェとは?


——食べる通信の感動をもっとたくさんの人に。

その想いが込められたポケットマルシェ(ポケマル)は、出品者と購入者が自由にやりとりのできる"CtoC"型の食べ物フリマサービスです。(簡単に言うと、全国の食べ物の作り手から直接食材を買えるサービスです。)


ポケマルは作り手と食べ手を直接つなげるための売り場なので、出店者は農家・漁師・猟師のみに限定しています。登録には事前審査を行っており、食べ物を生産している一次産業従事者ではない中間業者は登録することができない仕組みになっています。


「中間業者が入らない」ということは、良いことのように感じる方も多いと思います。確かに、中間コストを下げることで普通より安く手に入れることができる場合もあります。

しかし、すごく正直に言いますと、実際は良いことばかりではありません

「中間業者が入らない」ということは、これまで流通の方々がやってくれていた色々なことを、作り手か食べ手かの、どちらかが行わなければならないということです。

たとえば、収穫した農作物を選別してきれいに袋詰めする作業や、お魚を切り身にして食べやすい状態にする作業。ポケマルでは、前者は作り手のお仕事になることが多く、後者は食べ手のお仕事になることが多いです。

つまり、直接つながると自分の手間が増えるのです。


では、ポケマルで買うことの意義は?

それは、直接つながると「美味しい食べ物がもっと美味しくなる」からです。すこし難しく言うと、「食べるために費やしていた時間が人生の豊かさを創造する時間に変わる」からです!


ポケマルで買う食べ物は、作り手からの「あなたに喜んでほしい!」という思いをのせて、あなたの元に届きます。(作り手の中には口下手な方もいらっしゃいますが、心はみんな同じです。)

気持ちを受け取ったら、「ありがとう!」の気持ちを返しましょう。作り手に「ごちそうさま」を伝える瞬間の達成感はひとしおですよ。

ポケマル編集部では、これまでポケマルに寄せられた「ごちそうさま」の数々をまとめています。ご覧いただけたらきっと、この世界が幸せにあふれていることを感じていただけるはず!

関連記事:みんなのごちそうさま投稿10選(1月下旬編)


ぐんぐん成長中なポケマルのこれから

今も日々成長中のポケマル。

2018年12月には、登録生産者数が1000人を突破しました。

2016年9月のサービス開始から2年強が経ち、2018年12月20日時点で登録生産者が1,000名を超えました。

引用元:@Pressに掲載された(株)ポケットマルシェのニュースリリース


今日2月14日には新たな展開を感じるニュースリリースがありました。

ソフトバンク・テクノロジー株式会社およびリデン株式会社と農業データ活用による農業改革に向けた協業に合意

農業を取り巻く問題は深刻化しており、農業者の高齢化や人出不足といった大きな課題や、それらによる地域特有の農文化の維持・継承が困難になってきています。また経営において資材や農産物の仕入れ先や販売先の新規開拓が困難な状況にあり、選択の不自由といった課題があります。これらの解決にはオープンイノベーションで農業データおよび農業サービスの連携が不可欠であり、今回の協業に至りました。

引用元:SBTおよびリデンと、freee、アクセルスペース、マイファーム、 ポケットマルシェ、農業データ活用による農業改革に向けた協業に合意|ソフトバンク・テクノロジー株式会社ホームページ


そして、2019年2月23日には、ポケマル史上最大規模のイベントとなる【平成の百姓一揆 千秋楽】を東京で開催しました。

平成の百姓一揆 千秋楽

2018年4月から行ってきた【平成の百姓一揆】。47都道府県制覇を目指し行脚してきましたが、ついにクライマックス……!最終回の【平成の百姓一揆 千秋楽】は2月23日(土)、東京都渋谷区にて開催。現在、その参加者を募集しております。300名規模の「一揆」を渋谷で……。高橋はいったい何を企んでいるのでしょうか。首謀者である高橋博之を突撃取材しました。

関連記事:ついにラスト一揆。平成の百姓一揆@渋谷2・23 参加者300人募集します!|ポケットマルシェ

開催レポート:平成の百姓一揆イベントレポ① 高橋博之が語る「ポケマル国」とは?


ポケマルはじめての購入におすすめの商品

これからポケマルで初めての購入をしようと考えていらっしゃるみなさま、お待たせいたしました! この章では、「はじめてのポケマル体験」におすすめの3人の作り手とその商品をご紹介します。


①高野粋さんの塩水生うに!

ウニです! ただのウニではありません。北海道小樽市は忍路の海で高野さんが採って丁寧に剥いてくれた塩水うにです!

ポケマルに登録してから3回目のシーズンを迎えた高野さんの塩水生うには毎年大人気。

回転寿司で食べるよりも断然おいしく、飛行機に乗って小樽に行って食べるよりも断然お手軽。高野さんの実直なお客さま対応も、安心ポイントです。

関連記事:本当に美味いウニは「塩水ウニ」一択!北海道小樽の漁師が語る、極上ウニと出会うためのウニ知識 

高野粋さんの出品をもっとみる



②片山和洋さんの桃「はなよめ」!

桃です! 桃の旬は初夏からお盆頃まで。

今年も熊本県の片山さんが、日本の桃の旬リレーの先陣を切って、販売開始してくださいました〜!

「はなよめ」という品種は、白いお肌にぽっと桃色がさしてまさに花嫁さんのようなお姿。お味もはなよめさんのように、幸せいっぱいのあま〜いお味🍑

片山和洋さんの出品をもっとみる


③静岡県錦織悦子さんのイノシシ肉!

イノシシ肉です! 今年はいのしし年だから、というだけではありません。美味しいからおすすめしています!

正真正銘、猟師さんが山で獲ってきた野生のイノシシ、いわゆるジビエです。適切に処理され精肉化された、滋味豊かな深い味わい。臭みが気になる方もいらっしゃると思いますが、ポケマルスタッフが食べた経験から言うと、全く気になりませんでした

ジビエ肉を一般に販売するためには、食肉処理施設を設け、食品衛生法に基づく許可を受けなければなりません。錦織さんがそこまでしてイノシシ肉をお届けしたい理由は……長くなるので関連記事リンクからお読みください(._.)

関連記事:いのししは臭くない!美味しい猪肉の焼肉の裏に猟師の努力と思いがあった | 実は美味しい♪ジビエ肉のお料理アイデア【みんなの投稿まとめ】

錦織悦子さんの出品をもっとみる


その他にも、ポケマルにはたくさんの生産者さんが参加しています。

はじめての購入の時には、ポケマルでの販売に慣れている生産者さんを選ぶのがおすすめです。ランキングを週1回更新していますので、どうぞご活用ください!

 

 

▲画像をクリックするとそれぞれのランキングページが開きます



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ここまでお読みいただいてありがとうございます。高橋博之率いるポケットマルシェを、これからもよろしくお願いします!

さあ、ポケマルのリアルタイム出品一覧をチェックしよう!


文=中川葵(ポケマル編集部)

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