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Sponsored by 佐賀県(さが県産品流通デザイン公社)
佐賀玄海漁協のセリ場に潜入!
10月も終わりの土曜日、午前2時45分。
私たちポケマルスタッフは佐賀県唐津市にある佐賀玄海漁協の魚市場にいました。
競りがはじまるのを待っている間にも、海から水揚げされたばかりの魚や貝がどんどん並べられていきます。よく見覚えのあるものからはじめて名前を聞くようなものまで、様々な種類が所狭しと置かれていました。
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玄界灘の魚介類の特徴はと聞くと、みなさん決まって答えるのが「獲れる種類の多さ」と「鮮度」。漁場が近海だからこそ鮮度がいい状態で市場に届き、しかも鮮度維持のための技術ノウハウも蓄積されています。
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そんな佐賀玄海漁協では、佐賀県(さが県産品流通デザイン公社)のバックアップのもと、ポケマルとタッグを組んで漁師さんのネット販売支援の取り組みを行っています。
漁協は通常、漁師さんが水揚げした魚を市場を通して売ることで「市場手数料」という収入を得ています。だから、漁協が漁師さんに市場を介さないポケマルでの販売を勧めているのは珍しいこと。
なぜ、佐賀玄海漁協は全国でも初となるポケマルとの連携に踏み切ったのか。その背景を玄海漁協職員の内田さん・渡邊さんにお聞きしました。
佐賀玄海漁協の挑戦
▲佐賀玄海漁協の会議室にて。職員の内田さん(右)と渡邊さん(左)
佐賀玄海地域では他の漁村地域と同じように、漁獲量の減少や魚価の低下、担い手不足や高齢化といったことは以前より課題となっていました。そこに追い討ちをかけたのが、新型コロナの感染拡大です。
「魚が売れない状況になってしまった」
飲食店や宿泊施設などに卸す高級魚の需要が激減し、活魚のマダイの漁協魚市場取引価格は平常時の2,000円/kgから400円/kgにまで下がりました。
漁協にとって、漁師さんが水揚げした魚介類を売ることで漁業を続けていけることが何よりも重要。自分たちの収益を考えた結果、漁業者が成り立たなくなるのでは本末転倒だと、内田さんたちは考えました。
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「漁師さんは荷を置いたら自分の仕事はそれで終わり、という人が多いです。でもそれじゃいかんだろ、と。昔はそれでよかったかもしれないけれど、時代が変わって流通のパターンも増えてきている。自分たちのちょっとした努力で高く売れるというのを学んで欲しいなと思うんです。」
ロットは少なくても多品種の魚介が獲れるという玄界灘の特徴も、個人へ直接販売するポケマルと相性が抜群。
コロナの影響で全然売り上げが立たなくなってしまった人がいた一方で、ポケマルで数百万円の売り上げをつくり経営の軸としていく、やる気のある漁師さんも出てきました。
「漁師と漁協職員はお互いのレベルを映す鏡だと思っているんです。だからこそ、一緒になって、切磋琢磨してレベルをあげていきたい。」
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ポケマル活用の先駆者・吉田善史さん
ポケマルを活用する漁師さんにもお話を聞いてみました。
一人目は、吉田善史さん。
新型コロナの感染拡大による休業要請で関東の売り先がほぼゼロになったため、他の売り先も確保しなければ、とポケマルを使い始めたのだそうです。
▲吉見丸の吉田善史さん
ポケマルを使いはじめてみてどうでしたか?と聞いたところ、「慣れたら最高だね」。
初めてのネット販売に最初は抵抗があったそうですが、少しずつ操作にも慣れ、ポケマルの月間ランキングでも上位に入るようになりました。
一番嬉しいのは「やっぱり、おいしかったと言ってリピートしてもらえること」。なかには「コロナの状況が落ち着いたら遊びに行きたいです」と言ってくれるお客さんもいるのだそう。
他の漁師さんたちと、ポケマルの販売について「どげん最近?」と情報交換をする機会も増えたと言います。
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新たにポケマルをはじめた坂本春也さん
そんな吉田さんの姿を見てポケマルを始めた漁師さんの一人が、坂本春也さんです。
「市場の相場が安くなってきた時に、吉田さんから話を聞いたのでポケマルをやってみようと思って……。」
これまでは市場への出荷が8割を占めていたので、市場価格の低下は坂本さんの経営にダイレクトに影響を与えていました。
▲乙姫丸の坂本春也さん
今年からは、直販支援のため新設された佐賀玄海漁協の加工施設も活用しはじめたのだそう。
「保健所の許可を持っていない人でも、施設で加工ができるのはありがたいと思う」
今後はタコをボイルしてから真空パックにして、ポケマルで売りたいと考えています。
坂本さんのお父さんも、唐津で漁師をしていました。
お父さんの代はまき網漁でカタクチイワシを獲っていたのに、今は獲れなくなってしまった。だから、坂本さんは自分の代から牡蠣やわかめの養殖もはじめました。
魚が少なくなったり、わかめの食害の被害が増大したり。環境の変化に伴って漁のやり方を変えていかなければならないのと同じように、販売の仕方も時代に応じて変えなくてはと考えています。
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仲買人が語る佐賀・玄界灘の魅力
今回私たちは、佐賀玄海漁協の一番いい魚を市場で勢いよく競り落としていた仲買人、大山鮮魚店の3代目、大山拓朗さんにもお話を伺いました。
「唐津は、当たり前の魚が当たり前に美味しい」そう語る大山さん。
自らInstagramなどのSNSで唐津の魚について発信するうちに都内の飲食店と繋がり、どんどん唐津の魚の魅力を全国に発信してきました。
大山鮮魚店のような、仲買人のお店もここ数年で次々と閉業していっています。
「個人個人ではそれなりに頑張っている人もいるんですが、自分たちの力だけでは足りない。行政や若手の漁業者、外部の人など、皆で集まって議論をするところからはじめないと。手遅れになってしまう前にどんどん動きたいと思っています。」
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漁協の職員さんや漁師さんをはじめ、佐賀・玄界灘の水産業に関わるさまざまな人たちを巻き込んで、今まさに新たな渦が生まれようとしているのを今回の訪問で確かに感じました。
これからの佐賀玄海漁協の挑戦に、ますます目が離せません!
▲漁師さん、佐賀玄海漁協職員さん、佐賀県(さが県産品流通デザイン公社)職員さん、ポケマルスタッフで集合!
佐賀玄海漁協の漁師さん応援キャンペーン!
このたび佐賀県(さが県産品流通デザイン公社)のバックアップのもと、ポケットマルシェでの販売強化プログラムに参画する10名の漁師さんの商品が先着で「500円オフ」となります。
ぜひこの機会をお見逃しなく、佐賀玄海のやる気ある漁師さんへの応援も込めて購入してみてくださいね。
対象の生産者さんは以下の10名です。
なお、【各生産者さんごと】にクーポンの限定数が設けられています。上限に達し次第終了となりますので、ご了承ください。
※【2022年1月31日追記】500円オフキャンペーンは、予算の上限数に達したため終了いたしました。ご購入くださったみなさま、ありがとうございました!
Producer
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井上 健一 | 佐賀県唐津市 | 東宝丸
唐津玄界灘のしらす(カタクチイワシの稚魚)を水揚げから釜茹で、乾燥までの全行程を漁師「東宝丸」で行っています。
Producer
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坂口 修一 | 佐賀県唐津市 | 坂口水産
佐賀県唐津市唐房で、🦪カキ養殖してます。祖父・父親・私と、三代続いてる漁業者です。
サラリーマン経験後、父親とカキ養殖、底引き網漁を行ってます。
Producer
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吉田 善史 | 佐賀県唐津市 | 吉見丸
佐賀県唐津市 漁師歴14年
(吉見丸) 吉田 善史です。
玄海灘にて季節に応じ、牡蠣養殖、五智網漁、タコ籠漁をしています。
Producer
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山下 玄紀 | 佐賀県唐津市 | 海幸丸(カイコウマル)
佐賀県唐津市肥前町高串でいわし、しらす漁、カキ養殖を行っております、3代目山下玄紀(もとのり)と申します。
冬の間は時化で漁に出れない日が続くことがあり、なにかできることがないかと考え、牡蠣養殖も10年前より行っております。
Producer
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野崎 清美 | 佐賀県唐津市 |(株)新航丸
我が家は祖父の時代より約50年間、佐賀県唐津市から船で10分の離島「高島」にて小型定置網漁を操業しています。父が2代目現役社長、私は3代目修行中です😄
Producer
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吉田 典功 | 佐賀県唐津市 | 三笠丸
佐賀県唐津市で30年以上漁業をやっております!
ごち網(鯛網) カキ養殖 ワカメ養殖など
Producer
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坂本 春也 | 佐賀県唐津市 | 乙姫丸
佐賀県唐津市の「乙姫丸」坂本春也(サカモトハルヤ)です。佐賀県北部・玄界灘の南西部で、牡蠣やわかめの養殖、定置網漁を行っています。
Producer
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松本 一成 | 佐賀県伊万里市 | 松本水産
佐賀県伊万里市の松本一成(マツモトカズナリ)です。
佐賀県北部・玄界灘の南西部の伊万里湾で、トラフグと唐津Qサバの養殖を行っています。
Producer
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橋口 政邦 | 佐賀県伊万里市 | 橋口水産
佐賀県伊万里市の橋口政邦(ハシグチマサクニ)です。
佐賀県北部・玄界灘の南西部に位置する伊万里湾で、船曳網(いりこ/ちりめん)を主に、棒受け網漁(マアジ)など季節に応じて様々な魚を漁獲しています。
橋口政邦の商品をもっとみるProducer
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坂本 智彦 | 佐賀県唐津市 | 智丸
佐賀県唐津市の坂本智彦です。
佐賀県北部・玄海灘でカゴ漁・一本釣り漁・海士漁・底曳き漁など季節に応じて様々な漁をしています。