繋いでいこう🍵じいちゃん・ばあちゃんの味 のたしなみ

こんなごちそうさま投稿を見つけたんだ。

梅干しを注文しました。 
亡くなった祖母が漬けた梅干しをもお食べることができず、おばあちゃん世代の方が漬けた梅干しが食べたくって探してました。
(中略)
本当にありがとうございます。またぜひお世話になります。


ゆきさんのごちそうさま投稿(2021.9.22.)より

懐かしい味を食べたくなったゆきさんが
ポケマルで見つけたのがこの商品

徳島県・三木明美さんの
【明美ばあちゃんの昔ながらのしょっぱい梅干】

だったんだって。


明美ばあちゃん、どんな方なんだろう?
プロフィールページを見てみると、あっ!

この写真に写っているのが、ご本人かしら。

明美ばあちゃんの三木農園は
母娘2人で営む小さな農園。

徳島県の標高400mの山で
昔ながらの農業を続けている。

急斜面地で雑穀や野菜を作っていて
この伝統的な農法が、平成30年には
世界農業遺産に登録されたんだって。

梅、塩、赤じそだけで漬け込んだ
昔ながらのすっぱい梅干しは、
食欲がわかないときや疲れたときに良さそうだね。

これからもほっとする味を
どうぞよろしくお願いします。


ああ、おばあちゃん世代も
頑張ってらっしゃるのね。

私、もっと知りたくなっちゃった。

ポケマルで出合える
じいちゃん・ばあちゃんの味を。


調べてみると、次々に見つかる。

例えば、佐賀県・松本啓さんの
【白身ぷるんっ!ばあちゃんの昔たまご20個入り】。

松本さんの「素ヱコ農園」は
祖母と孫がふたりで営む伊万里市の農園。

ひとりで農業を営む末子ばあちゃんに
孝行したいと思った松本さんが
大学卒業後すぐに伊万里に戻ってはじめたそうだ。

1㎡あたり1羽の平飼いで
のびのびと暮らす鶏が産むのは、
白身がぷるん、黄身も自然な
レモンイエローのたまご。

卵かけご飯でいただくのが
一番の食べ方なんだって。

この卵にはきっと
ふたりの優しい味が詰まってる。


福島県・菊地将兵さんの【じいちゃん米】は
「じいちゃんのお米は格別に美味い」
と、菊地さんが絶賛するお米だ。

「子供の頃は思わなかったのに
大人になってから僕は
じいちゃんという存在は不憫だなと思った」

から始まる菊地さんの商品説明は必見。

じいちゃんへの想い、米作りへの想いが
丁寧に綴られている。

「あと30年もしたら
次は僕が育ててるお米が

孫たちから
『じいちゃんのお米』

と呼ばれてるだろう。

食味でも数値でもない
家族から『うちのがいい』と

言われるような
想い出をご飯茶碗に詰められる
米農家に僕もなりたい。」

じいちゃんの味は、子から孫へ
脈々と受け継がれていくんだね。


じいちゃん、ばあちゃんの味を探しながら
気付いたことがある。

その味は
「無くなっていくもの」ではなくて
「繋いでいくもの」なんだって。

だから私も
たくさん知って、味わって、
次の世代へ伝えていこう。

どの時代も人々の心に光を灯す
あたたかい味をなくさないために。

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文=大城実結

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