送料無料?無農薬・有機などの栽培方法? 2017年春の野菜セット、あなたはどんな基準で選びたいですか?

いよいよ5月!農家さんが大切に育てたお野菜たちが収穫期を迎えています。新たまねぎ、ソラマメ、サヤエンドウ、春の小カブに、葉つきミニ人参……。ピチピチでキラキラのフレッシャーズたちです。

野菜セットを選ぶ時、あなたはどんな基準で選んでいますか?鮮度の良さ、栽培方法のこだわり、野菜の種類、価格の値ごろ感など、気になる要素はいろいろありますよね。

今回は、春のお野菜を楽しめる野菜セットを、「送料」と「栽培方法」のふたつの切り口で選べるように、ポケマル内の情報をまとめてみました。


さて、どちらの基準で野菜セットを選びましょうか?

送料の安さはやっぱり魅力。メリットいっぱいの地産地消でお得にエコにお野菜を食べたい!

スーパーの野菜じゃ満足できないから、栽培方法で納得できる農家さんから直接買いたい!



①送料の安さはやっぱり魅力。メリットいっぱいの地産地消でお得にエコにお野菜を食べたい!


そんな方には、お住いの地域と同じ配送エリアにある農家さんから選ぶのをおすすめします。

【探し方】商品一覧画面の「送料最安値エリア」をクリックし、お住まいの地域に該当するエリアを選択。


同一地域内で買うと、こんなメリットがあります。

  1. ◎送料が安い(最小サイズなら常温便は0円、クール便は216円)
  2. ◎お届けにかかる時間が少ないから新鮮
  3. ◎フードマイレージが少ないから地球環境への負担が少ない

※フードマイレージとは

フード・マイレージ(Food-Mileage)とは、イギリスの消費者運動家ティム・ラング(Tim Lang)さんが1994年から提唱している「フードマイルズ」の考え方を参考に、農林水産省の研究所で考えたものです。

外国で生産された食料を日本に運ぶ場合、生産地が遠ければ遠いほど、輸送距離も長くなります。すると、船や飛行機、鉄道、トラックなどによって排出される二酸化炭素も多くなり、地球環境に負担をかけることになるという考え方です。

具体的にフード・マイレージは、「食料の輸送量(t)」×「輸送距離(km)」であらわします。この値が大きいほど、一般に地球環境への負担が大きいことになります。

出典:農林水産省北陸農政局ホームページ 
http://www.maff.go.jp/hokuriku/kids/tanken/oneself-hokuriku05.html


ご参考までに、5/16現在出品中の野菜セットを配送エリア別に並べてみました。


関東エリア(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨)にお住まいの方にはこちら


中部エリア(静岡・愛知・岐阜・三重)にお住まいの方にはこちら


関西エリア(滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山)にお住まいの方にはこちら


四国エリア(香川・愛媛・徳島・高地)にお住まいの方にはこちら


九州エリア(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島)にお住まいの方にはこちら


その他のエリアの方には、まだ同一エリア内で出品されている野菜セットがありません…。気候などの理由で出品再開までまだ時間がかかる農家さんもいらっしゃるので、続報をご期待下さいm(_ _)m



②スーパーの野菜じゃ満足できないから、栽培方法で納得できる農家さんから直接買いたい!


そんな方向けに、野菜セット出品中の農家さんの栽培方法特徴をご紹介します!

※5/16日現在で野菜セットを出品している生産者さんを順不同でご紹介しております
※各農家さんご本人がポケマルに記載した情報を元に作成しております。



芝橋宏治さん(阿波ツクヨミファーム)/徳島県阿波市

農薬 :不使用
肥料 :不使用
その他:不耕起

発送する野菜セットの写真やこれから野菜セットに入る予定のお野菜の種類を、こまめにご自身のコミュニティに投稿してくださっている芝橋さん。色とりどりの季節のお野菜は、見ているだけでも楽しいです。

自然農」という栽培方法もさることながら、ポケマルスタッフは随所にあふれ出るオリジナリティに注目しています。どんな野菜がでてくるかわからない「パルプンテハウス」、目標は「農産物を無料にする」ことなど、読めば読むほどもっと知りたくなる農家さん。興味のある方はこちらの記事をお読みください。


牟田園明さん(むたぞの農園)/茨城県石岡市

農薬 :不使用
肥料 :化学肥料不使用、自家製落ち葉堆肥使用

2016年に就農した牟田園さんは、今年で農家2年生。畑はクワとカマと小さなトラクターだけで耕し、堆肥は自家製、ハウスなどの施設はなく、虫取りも草取りも手作業です。

そうしているのには理由があって、本来の旬の時期に育ついちばんおいしい野菜を、安心して食べてほしいから。機械を使わないのは「野菜との距離が生まれる気がする」から。新米農家とはいえお野菜の味は確かで、既に”むたぞのファン”がうまれています。


松木一浩さん(ビオファームまつき)/静岡県富士宮市

農薬 :不使用
肥料 :化学肥料不使用、有機質肥料使用

富士山の見える農場で露地栽培を中心に年間通して野菜づくりをしている松木さん。2000年に就農されたとのことなので、今年で18年目になるんですね。

個人向けの直販にいち早く取り組んできた松木さんは、栽培方法やお野菜の旬はもちろんのこと品種選びも大切にされています。昔ながらの味の良い品種、トレンド最先端のめずらしい品種、お料理の用途に最適な品種、などなど、松木さんの野菜セットを買い続けたらお野菜にどんどん詳しくなれそうですね。


弓手ひろみさん・洋一郎さん(ゆるり畑)/奈良県桜井市

農薬 :不使用
肥料 :化学肥料不使用、有機質肥料使用

夫婦ふたりの小さな畑で、やさしく丁寧に、でも「過保護にならないように」お野菜を育てる弓手さん。野菜セットのお野菜には、ひとつひとつに野菜の名前を書いたお手製のシールを貼ってくださいます。

コミュニティには、出荷するお野菜がない期間にも、野菜づくりの様子を投稿してくださっていました。種を発根させるために自分の服の内側に貼り付けて体温で温める様子とか、なかなか見る機会のない野菜のお花の写真など、細やかな視点でゆる〜くワクワクさせてくれる農家さんです。それもそのはず。前職はコピーライターだったとのことで、農家になった理由はこちらの記事でお読みいただけます。


大久保守さん(里舎)/奈良県山辺郡山添村

農薬 :不使用
肥料 :化学肥料不使用、有機質肥料使用

奈良県の山奥で農家民宿を営む大久保さん。「季節ごとの旬のお野菜を食べることが、健康な体を維持するために最も大切なこと。若い人たちにそれを知ってほしい」という信念のもとに、露地栽培で様々なお野菜を育てています。農家歴は30年以上!

ポケマルを使うために初めてスマートフォンを買って使い始めたというチャレンジャーなシニア世代でもあります。お菓子のダンボールにぎっしり詰め込まれた野菜たちからは、飾らない素の香り・味わいを感じることができるでしょう。大久保さんのコミュニティをまとめた記事もご覧ください。


竹林諭一さん千尋さん(竹林畑)/大分県由布市

農薬 :不使用
肥料 :化学肥料不使用、有機質肥料使用

大分県由布市で3年前に耕作放棄地を借りて農業を始めた竹林さん夫婦。 農薬を散布して吸い込むことで自分たち自身の健康を害したくない。子どもたちだって安心して畑を走り回れるようにしたい。それが農薬に頼らない農業を始めた理由でした。

目標は 「◯◯農法とか訴えなくても”竹林畑”のロゴだけで勝負できるような野菜を育てること。竹林畑のことを知ってもらうべく、畑レポートや美味しい食べ方など、情報発信も頑張っています。竹林さん自身が書いた記事も読めますよ!


清岡賢さん(えがおファーム)/埼玉県坂戸市

農薬 :不使用
肥料 :不使用
その他:固定種・在来種

栽培方法というと「無農薬」「有機」「自然栽培」という言葉がよく聞かれると思いますが、清岡さんが実践しているのは、「無施肥栽培」とか「無肥料栽培」と呼ばれる栽培方法。有機質肥料を使わないので有機栽培ではなく、積極的に畑の雑草を抜くなどの管理をするので自然栽培ともちがう、第4のカテゴリーです。

前職で激務により体を壊したことをきっかけに自分で畑を始めてから薬が要らなくなった、という経験を経て現在の農法にたどりつきました。無肥料栽培についてもっと知りたい方は、ポケマルスタッフが清岡さんの畑にお邪魔して取材したインタビュー記事もぜひご覧ください。




いかがでしょうか?現在は7人の農家さんが野菜セットを出品中ですが、これから夏に向けて、他の農家さんからも出品がある予定です。

野菜を選ぶ基準や理由はひとそれぞれですし、この記事だけでは各農家さんの魅力のすべてを説明することはできませんが、このまとめが、あなたの「お気に入り農家さん」を見つける手助けになれば幸いです。

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