リンゴぎっしり炊飯器ケーキをめちゃ酸っぱいクッキングアップルで作ってみた

加熱調理専用のクッキングアップルとして知られる「ブラムリー・シードリング」を、生食リンゴのサンつがると食べ比べ。炊飯器とホットケーキミックスで作れる手軽なケーキの作り方もご紹介します。


ライターの宅野です。私には、悩みがあります。それは……

生のリンゴを食べると口の中がかゆくなる(涙)!

決してリンゴが嫌いなわけではないのですが、これまではリンゴを避けて生きてきました。しかし、ポケマルには美味しそうなリンゴがいっぱい。

 

リンゴのシャクシャク感を存分に味わってみたい!

 

……が、どうしよう。

私の場合は加熱すれば食べることができるので、アップルパイはどうでしょう……いや、ダメだ……オーブンやパイ生地を使いこなすのは私にはとても難しそうです。

 

そんなときに、お菓子作り好きの知人からこんな情報を得ました。

「炊飯器とホットケーキミックスがあればケーキは焼ける」

生地の中にリンゴを混ぜ込んで炊飯器で焼いてしまえばリンゴケーキになるんだそうな!

 

というわけで、今回は炊飯器でリンゴケーキづくりに挑戦しました。

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目次

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クッキングアップルの王様がお目見え!

せっかく加熱するのであれば加熱向きのリンゴを……ということで、今回は長野県の丸山雄一さんが出品していたブラムリー・シードリングを使います。比較対象として生食向きのサンつがるも同梱していただきました。


左がサンつがる、右がブラムリー・シードリング


「ブラムリー・シードリング(以下ブラムリー)」“クッキングアップルの王様”と呼ばれていて、ジャムやパイ、シードルなどの加熱調理にはもってこいの品種なのだとか。

手に乗せるとこんな感じ


「サンつがる」は、夏頃から出回るリンゴの早生品種。香りがよくてジューシー。酸味は控えめでさわやかな甘みがあるのだそうです。

真っ赤で艶やか


ブラムリーとサンつがるを並べてみました。

上から見た様子


横から見た様子


明らかにブラムリーの方が小さいです。写真では分かりづらいですが、触った感じもサンつがるはツルツルなのに対して、ブラムリーは上品でしっとりした手触り。


2種のリンゴを食べ比べてみる

味はどれくらい違うのでしょうか。一口くらいなら大丈夫なので、生で食べ比べてみます!

左がサンつがるで右がブラムリー・シードリング


皮を剥いたところ、ブラムリーの方はあっという間に変色してしまいました。サンつがるは割とそのままなのに。

実食はブラムリーから……シャクっ……す、すっぱああああ! レモンくらい酸っぱいように感じます。

思わず眉間にシワを寄せてしまうほど酸っぱい!


この驚くほどの酸味が加熱調理向きと言われる所以。酸っぱすぎて生食に向かないこともありますが、この酸っぱさがさまざまな料理にアクセントを加えてくれるというのです。

参考:クッキングアップルの王様に会ってきました - JA長野県グループ「農」


次にサンつがるを実食。うん、ちゃんと甘い。私の知っているリンゴの味はこれだ、これ。一口にリンゴといっても、こんなに違いがあるんだ……。リンゴの世界は奥が深い。


リンゴたっぷり炊飯器ケーキづくり開始

ブラムリーの酸っぱさとサンつがるの甘さを実感したところで、ケーキづくりのはじまり、はじまり〜。


材料
サンつがる(赤)・・・
1個
ブラムリー・シードリング(青)・・・
1個
ホットケーキミックス・・・
150g
卵・・・
2個
バター・・・
適量
砂糖A(生地用)・・・
30g
砂糖B(リンゴにまぶす用)・・・
30g
シナモンパウダー・・・
小さじ1


①リンゴを切る。

リンゴを皮付きのまま4等分に切り芯を取ります。


4等分に切ったリンゴのうち、赤青それぞれ半個分を厚さ5mm程度にスライスします。


②スライスしたリンゴにシナモンパウダーと砂糖Bをまぶしてレンジで温める

切ったリンゴをボウルに入れて


シナモンパウダーをIN!


砂糖30gもIN!


トングを使って混ぜ混ぜ。


ボウルにラップをかけて


リンゴから水分が出てくるまで、レンジで2〜3分温めます。


③生地を作る

スライスしなかったもう半分のリンゴを、赤青それぞれいちょう切りにします。


ボウルに卵を入れて混ぜます。


砂糖30gを入れて、引き続き混ぜ混ぜ。


ホットケーキミックスを投入! まずは、半分程度を入れて混ぜます。

混ざりました。この時点で、キッチンに良い香りが漂っています


残り半分を入れて、さっくりと混ぜます。


ここで、レンジでチンしていたスライスリンゴを取り出します。リンゴから出ている汁をとりわけて……

おおー。見るからに甘そう


生地にリンゴ汁を投入して混ぜます。


最後にイチョウ切りにしたリンゴを投入して木べら等でサクッと混ぜて、生地の完成です。


④炊飯器にリンゴと生地を入れて炊く

ついに、炊飯器の登場です。まず、常温に戻しておいたバターを炊飯釜の壁に塗ります。

常温に戻すことでやわらかくなり、塗りやすくなります


ぬりぬり


バターを塗りおえたらスライスしたリンゴを並べていきます。


今回は、味を比較するためにサンつがるとブラムリーを半分ずつ敷き詰めました。

ブラムリーは煮崩れしてしまい原型をとどめていない……


生地を流し込みます。


全体が均一になるように整えてから、炊飯釜を5センチくらいの高さから丈夫な台の上に2〜3回落として生地の中の空気を抜きます。


炊飯器にセットして……


炊飯スイッチオン!

完成が楽しみ〜!


この時は「白米モード」を使用。1回目の炊き上がりの様子を見て、まだ生焼けだったのでもう一度炊きました。炊き時間は合計で1時間半ほど。

※2回目の炊飯に入る際、釜が熱すぎるとエラーになる場合があります。その場合は、釜を外に出してすこし冷ましてあげてください。

※後日もう一度試した際に炊飯器の「ケーキモード」を使用したところ1回で十分焼け、よく膨らみました。


⑤できあがり〜!

炊き終わりの音楽が聞こえました。ドキドキしながら開けます。


取り出す前に、生地に竹串を刺して中まで焼けているかどうかをチェックしてみました。抜き出した竹串に生地がくっついていなければ、きちんと焼けている証拠。生焼けでないことを確認し、ついに取り出します。

できているかな、できているかな♪


おお! ケーキや!

サンつがる側はしっかり固まっています


ブラムリー側はちょっと崩れたか……


とにもかくにも、リンゴケーキの完成です。早く食べたい、待ちきれない!


甘い! 酸っぱい! でも美味しい!

よだれを垂らしそうになるのを抑えつつ、ケーキをカット。

リンゴがギッシリ!


8等分にカットして、バニラアイスを添えて、メープルシロップをかけて……。こんなんもう、スイーツやん!

バニラアイスとメープルシロップでデコレーション


食べてみると……リンゴ強っ! いや、リンゴで作っているから当たり前なんですけど、とにかくリンゴ感がすごい!

ブラムリーの酸っぱさは良い具合にアクセントになり、味を締めてくれていますが、きっとブラムリーだけで作っていたら酸っぱすぎただろうとも思います。甘味のあるサンつがるとのMIXは大正解でした。

また、ブラムリーは煮崩れてしまいましたが、サンつがるはシャキシャキ感がのこっていて、食感もバッチリ。

次作るときは、サンつがるとブラムリーは別々にレンジにかけ、ブラムリーの加熱時間をやや短めにしたら外見もより美しく焼けるでしょう。

というわけで、後日、もう一度作ってみました。完成品はこちら。

内側にブラムリー、外側にサンつがるをバラの花びらのように並べました。


炊飯器は「ケーキモード」を使用してみたところ1回で炊き上がり、前回よりもふっくらと仕上がりました。


リンゴの並べ方や炊飯器のモードを変えるだけで、見た目も仕上がりも違ってくるのだな……。リンゴの世界だけでなく、お菓子作りも奥が深い。ちょっとハマりそうです。

炊飯器を使ったリンゴケーキ、しっかり加熱しているので宅野も口が痒くなることなく完食できました。材料を混ぜて炊飯器で炊くだけなら、ズボラな私でも簡単にできる。

これで、私も旬のリンゴを思い切り楽しむことができそうです!


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Writer

宅野美穂

東京都生まれ。宣伝会議 編集・ライター養成講座32期受講。都内を中心にライターとして活動中。主な執筆ジャンルはグルメ、インテリアなど。趣味は読書と音楽鑑賞。ポルノグラフィティと推理小説があれば生きていける30代。飲食関連の仕事に関わったことがきっかけで興味がわき、今は料理や食材について勉強中。

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