ホヤの簡単さばき方と漁師おすすめの食べ方。本当のホヤの美味しさを知ってほしい…【ホヤの通販も】

みなさん「ホヤ」って知ってますか?

こちらの食べものです。


食べる時はこうなります。


海のパイナップルと言われたり、日本酒の恋人と言われたり…。その特徴的な見た目と味で、一部のファンのハートをがっつり掴みながらも、多くの人にとってはベールに包まれた存在である「ホヤ」。貝の仲間と思われがちですが、実は人間に近い生き物です。

鮮度が落ちやすいので「海からあげてすぐ食べないとおいしくない」という声もありますが、最近では漁師さんの努力でその常識が変わりつつあるそうで…?

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目次

 
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意外とシンプル。簡単なホヤの食べ方


初めて見た人は「どうやって食べるの?」と疑問を抱いてしまうホヤ。

様々なさばき方がありますが、初めての方でも簡単にできるホヤのお刺身の作り方を最後にご紹介します。骨もないので、かなり簡単ですよ!


STEP 1 ホヤのとんがっている2箇所を切ります。


このような感じになります。


STEP 2 殻ごとホヤをカットします。

穴からハサミをいれて、思い切ってジョキン!と切ります。


STEP 3 中身を取り出します。

隙間から指を入れると…


ツルンとでてきます。


STEP 4 内臓などを取り除きます。

黒い部分(肝臓)や糞を取り除きます。


STEP 5 お好きな大きさに切って…完成です!


マンゴーみたいですね!


何もつけなくても、このままツルンと食べられます。

NGなのは、水で洗うこと。旨味も一緒に流れてしまうそうです。


意外と簡単なホヤ捌き。普段包丁を使わない方でも、調理バサミ1本あればOKなのでおすすめです。ぜひ皆様も、お試しください!


日本酒のお供には、やっぱり「ホヤ」なのか

ポケマルで実際にホヤを購入した方からは、こんな感想が届いていました!

ホヤいただきました‼︎
見事に今までのホヤの概念がひっくり返りました
( ̄^ ̄)ゞ
うめぇです!
バーベキューなのに生物がMVPを取りました(笑)ありがとうございました!

大きさにびっくり。そして中の身が厚い‼︎
まだまだホヤ歴5年目ですが、MYベスト☆ホヤです。
夕ごはんまで待ちきれなくて、明るいうちから晩酌スタートしてしまいました。

美味しいーーー
大満足です、ありがとうございました。


どちらもおいしそうです…。

ところで、刺身以外にはどんな食べ方があるのでしょうか?


ポケマルでホヤを販売している漁師の渥美さんに聞いてみたところ…

ホヤの天ぷらもおいしいよ!

とのこと。


さっそく作ってみました!


これは・・・ホヤの旨みを十分に感じられる、おすすめの一品です!

思わず「ホヤは酒飲みの恋人や・・・」とつぶやいたスタッフも。やはりホヤと日本酒は、切っても切り離せない存在のようです。


「世紀の発見かも!」
全国どこでもおいしいホヤが食べられる日がくる?

さて、ホヤの天ぷらをご紹介いただいたホヤ養殖漁師の渥美さんですが、実は美味しいホヤをお届けする必殺技を編み出しつつあるのです。

詳しいお話をお聞きしました。


\ホヤ専門漁師・渥美貴幸さん(宮城県石巻市)/

新鮮なものほどおいしい」と言われてきたホヤ。

水揚げから時間が経つほどクセが増すため「産地で食べるホヤは最高!」という声がある一方で、「産地から遠い居酒屋で食べたら…ちょっと苦手だった」という声も。渥美さん自身も現在は「宮城から1日でお届けできる方限定」で販売中です。


しかし、その常識が覆されつつあるようです。そう遠くない未来、日本全国の誰しもが「おいしいホヤ」を食べられる日がくる兆しがあります。


◆おいしさを届けるヒントは、ホヤのあの部分にありました

こちらのホヤをご覧ください。


うまいホヤを届けるヒントはこちらの部分です!


根っこのようなものがありますね・・・。これは何のためにあるのでしょうか?

その謎を解き明かすべく、収穫中のホヤを見てみましょう。


まずは海から上げます。


船まで上げます。


ホヤがびっちりくっついていますね。次はこれを、むしります。


ひとつひとつ、むしっていきます。もうちょっとアップで見てみると・・・

\ビッシリ/


ホヤ同士の根っこがびっしり絡みあっていて、身もお互いにギュウギュウと隣り合っています。渥美さんいわく、「これがホヤにとっての心地よい状態」なんだとか。


◆ホヤをグリーン車でお届けするんだ

渥美さんが様々な水産物が集まる大きな漁港に行ったときのこと。

違う・・・。ホヤの扱い方はそうじゃない・・・!

と思ったそうです。


渥美さんによると、養殖ホヤにとっては「ギュウギュウの満員電車」が心地よい状態で、反対に、箱の中でガタガタと揺れてホヤがお互いにぶつかってしまう状態は、ホヤにとって居心地が悪い状態。

その漁港では、ホヤは後者の状態に置かれていました。

それは「ホヤの味にも影響するんじゃないか」と渥美さんは語ります。ホヤの扱いをしっかり熟知している人は、水産関係者の中でも一握りのホヤマニアの方だけのようです。

では、Mr.ホヤマニアの渥美さんは、どうやって発送しているのでしょうか?実際に渥美さんから届いたホヤがこちらです。

輸送中にホヤが動かないようにしっかり梱包されていました。おまけにキンキンに冷えています。

この冷やすっていうのが重要なんです。でもただ氷を入れるだけじゃ、こうはならないんですよ


ただ氷を入れるだけだと、ホヤそのものの温度ですぐ氷が溶けてしまうそうです。そうならないために、渥美さんは"ホヤそのもの"を冷やすという一手間を加えます。

しかし渥美さんがかける一手間はそれだけでは終わらないようで…。


ホヤを水揚げしてそのまま梱包すると、ホヤが環境の変化にビックリして、輸送中にどんどん味が落ちてしまうと思うんです。なので海から水揚げしたホヤに1日〜3日かけて一手間を加えて、ホヤに"輸送中に心地よく過ごしてもらえる心構え"をしてもらいます


──なんと!それはいったいどんなものなのでしょうか?

効果を検証中なので、まだ秘密です。でも先日うれしいことが起きまして…



──どんなことが起きたんですか?

先日、お客さまが不在で受け取りができなかったホヤが、3日後くらいに返品されてきてしまったんです。それを母が食べてみたんですよ。数日経ったホヤは味が落ちるのが一般的な考えなのですが、母は『おいしかったよ!』って言うんです。

もしかすると、ホヤの発送の方法を工夫すれば、発送に2日以上かかる地域にも、おいしいホヤがお届けできるかもしれません



──それはすごいですね!

世紀の大発見だと思っています!

ホヤにとって心地よい状態で送るかどうかだと思うんです。人間でいえば、高速バスで移動するか、新幹線のグリーン車で移動するか。グリーン車の方がいいじゃないですか。ホヤも移動手段によって、感じるストレスも味も変わってくる。

これからは各大学と協力して、発送を工夫することで味がどう変わるか、キチンと数字で出していこうと思います。それが確立したら、お届けまで宮城県から1日圏内ではない方にも、お届けできるようになるかもしれません!


渥美さんの「うまいホヤを届けるぞ」という熱い情熱。並々ならぬものを感じます。今後の渥美さんの挑戦に、乞うご期待です!


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文=ポケマル編集部

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