【醤油・日本酒など「調味料・酒類」の販売拡大📣】八木澤商店さんへインタビューしました🎤
醤油や味噌、酒などの発酵や醸造を伴う食品は、日本の各地域に根付いた大切な食文化の一つです。多様な日本の食文化を守っていくために、調味料、酒類などの発酵や醸造を伴う食品の魅力をより多くの方に発信すべく、原材料を自身で生産していない事業者でも、自社で発酵・醸造を行った食品であれば、ポケットマルシェで出品が可能となりました!生産者さんにお話をお伺いすると、全ての商品は職人の腕、知恵があってこそのもの。一人でも多くの方に届きますように。今回お話を伺ったのは、株式会社八木澤商店さん 今回は、岩手県陸前高田市で200年以上続く老舗の醸造元、八木澤商店さんにお話を伺いました。ー八木澤商店について教えてください。八木澤商店は、1807年に創業した醸造業です。生産しているものは、主にお醤油やお味噌などの発酵食品が中心で、それに付随したドレッシングやポン酢などの製造販売もしております。また、発酵をテーマとしたカフェや小売店、食堂の運営も行っています。ーポケマルではお醤油とお味噌をどちらも販売していただけるとお伺いしました。醤油や味噌づくりのこだわりを教えてください。なるべく地元の食材を使って添加物を使わない食品を作って世の中に出す、というのをコンセプトにしています。例えば、大豆は主に岩手県や宮城県のものを使用することで、地の味を知っていただきたいと思っています。—なるべく東北のものを使った商品づくりをされているんですね。なかでも人気の商品を教えていただけますか。現在メイン商品としているのが「奇跡の醤(ひしお)」です。実は、東日本大震災で八木澤商店の工場がすべて流れてしまい、発酵に必要な酵母や乳酸菌、蔵に住み着いている微生物などもなくなってしまいました。その後たまたま釜石市にある水産技術センターに預けていた4kgのもろみが見つかったんです。新しい工場ができたときに、培養したそのもろみを使って、3年かけてようやく誕生したのが、このお醤油です。この「奇跡の醤」はヨーロッパにも輸出されていて、ドイツでは「お肉によく合う」と好評で賞をいただきました。—思い入れのある商品がヨーロッパでも人気なんですね!お肉に合うとのことですが、普段私たちが食べている醤油とはどのような違いがあるのでしょうか?お醤油の作り方には本醸造と混合醸造の2つがあって、岩手県内で本醸造100%のお醤油を作っているのはうちの蔵だけです。岩手県内でも、混合醸造の醤油の方が甘く本醸造の醤油はストレートで辛口と感じる方が多いようです。素材の持っている旨みや甘みを引き出す本醸造の味に私たちは自信をもっています。—お肉以外ではどのようなお料理に合いますか?濃口醤油なので、お寿司などのつけ醤油や、かけ醤油として使っていただけます。海外では、和食に使用するというよりはフレンチやイタリアンに使用していただいております。—お味噌は赤味噌と白味噌を作っていらっしゃるそうですね。味噌に関しても地元産の原材料を使用しています。10割麹の赤味噌は麹の歩合が大豆に対して1対1の割合で配合していて甘みがあります。熟成期間が長いので味の深みもあるお味噌です。こちらもフランスに輸出しております。東北のお味噌は麦味噌じゃなくて米味噌なのですが、白味噌は豆を煮るのに対して赤味噌は豆を蒸します。煮汁を捨ててしまう白味噌よりも濃厚で旨みが味わえます。—お味噌はどんな料理に使うのがおすすめですか?やはりお味噌汁ですね。白味噌の方があっさりしていて好きだという方も多いですが、実は味噌屋では断然、赤味噌の方がおすすめです。—地域柄、赤味噌にはあまり馴染みがないので、ぜひ試してみたいです!「君がいないと困る」「あなたのいるわたしの暮らし」など、商品名やラベルに面白いものがあるのが気になりました。これは津波で商品が流されてしまったときに、福井の書家の方がうちを励ますための手紙といろいろな書を送ってくださっていたんです。商品を復活させようとなったときにはラベルもなかったので、その作品をそのまま商品ラベルのデザインにさせていただきました。—そうなんですね、素敵なお話ありがとうございます。では、今回ポケマルにご登録いただいたきっかけをお伺いできますか?東北六県地域商社協同組合に参加しているのですが、そこで御社の代表による講演を聞いた者から「非常に良かった」という感想を聞いていました。そのタイミングで今回のお話をいただき、面白そうだからトライしてみようとなりました。—生産者さんと消費者さんとの距離が近いポケマルで実現したいことはありますか。弊社はEC販売も行っているのですが、ポケットマルシェに参加していろいろな声を聞いてみたいと思っています。弊社ではメルマガやレシピなどの情報発信も行っているので、そういったことでも繋がれたらいいなと思います。—ありがとうございます。最後に、ポケマルの消費者さんにどんなことを感じてもらいたいかを聞かせていただけますか?地域によって塩分の量や味の好みが違うと思いますが、まずは使っていただいた感想を教えていただきたいですね。「こんな使い方をしてみたよ」というのがあれば、教えていただけると嬉しいです!・・・奇跡的に発見されたもろみを使ったお醤油や、代表の河野さんこだわりの赤味噌は、ぜひ一度味わってみたいものです。気になる方は下記URLよりチェックしてみてください。>八木澤商店さんのページはこちら
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