初めてのイベント、終わったー!!
と、一息ついているインターンの尾形です。イベント企画主ということもあり、無事イベントを終えることができてほっとしています。
「メインの食材は何にしよう?」「当日までのスケジュールは?」など、1ヶ月ほどイベントに向けて走り続け……ついにやってきましたポケマル試食会!!
旬の食材をいろいろ食べ比べて、みんなであれこれ語り合いながら、自分のお気に入りを探す会です。
今回のメイン食材に選んだのは、初夏が旬の新じゃがいも。農家さんご協力のもと、当日は4人の方々から8品種のじゃがいもを集めることができました。
準備は万端、あとはお客さま……。
参加者が集まってくれることを願いながら待っていると……なんと定員ぴったり10名のお客さまにお申し込みいただきました!!
インスタグラマーさんからじゃがいも愛好家、ライターさんやデザイナーさんまで、さまざまな方が小さなポケマルオフィスに集まり、さまざまなジャガイモを食べまくる。
さあ、楽しい試食会の幕開けです!

語るのは食べてから。試食会スタート!
まずは蒸したじゃがいもを食べ比べて、みんなで見た目や味を評価しながら楽しく学びました。
品種によって見た目だけでなく、柔らかさや味わいが異なります。1番人気のじゃがいもはいったいどれだ!!

「ブワーー」 土鍋の破壊力
「おおお!」
歓声とともに、激しいシャッター音!
土鍋から溢れ出た湯気が、一瞬にしてみなさんの心を掴んだことは言うまでもありません。

「パカァ」
目の前で切り分けるスタイルに、一同くぎづけ。とってもきれいに蒸し上がり、一安心のスタッフ。

皿いっぱいのいも、いもだらけ
こうしてみると、中身の色の違いがハッキリとわかりますね。肉質や香りにも影響するのでしょうか!?

食べ比べメモに記入する参加者たち
「こっちの方が香りが……」

「粘り気がなんだか……」

「ん、あまい……」
思い思いの感想を口ずさむ、参加者の方々。中には「なんだか懐かしい味わい!」なんて声も聞こえてきました。
これだけの品種、量のじゃがいもを一度に食べ比べる機会は、みなさん初めての体験です。私も食べ比べてみましたが 、「正直よくわからない……」。 参加者の食レベルの高さにオドオドするばかり。
さて、その中で最も人気だった品種はこちらです………!?

舌までゆとり世代のインターン金澤が黙って集計

なんと決まらず! ホクホクとした柔らかいものから固めのものまで、「ベストオブマイじゃがいも」はみなさん違いました。
やはりじゃがいもは、手を加えることでその味や甘みをより引き出せますよね。……ということで!! 続いては8品種のじゃがいもを使って、自分だけのポテトサラダづくりに挑戦です。
ポテトサラダを作りましょう
「さあ、好きなじゃがいもと好きな具材でポテトサラダを作ってみましょう!」というスタッフのかけ声で、第2部が始まります。
さきほど食べ比べたじゃがいもの中で、ポテトサラダにしたい品種をそれぞれ選んで作ります。
「〇〇(品種名)はどこにありますか〜?」と探す様子は、もはやじゃがいもの専門家集団です。この日まで聞いたこともない品種がほとんどだった人たちとは思えません。

ポケマルスタッフもじゃがいも探しを手伝います
気になるポテトサラダの具材はというと……京都府の塩谷隆好さんの「選べる6品!たのしく無農薬野菜セットS」より、きゅうり・ズッキーニ・万願寺とうがらし・ミニトマト・ビーツ・バジルをご用意。食べたい食材リクエストにビーツがあったので、こちらのセットにしてみました。
そしてポテトサラダに不可欠なマヨネーズは、イベントの噂を聞きつけた茨城県の大久保芙有花さんが提供してくださいました!

色とりどりの野菜がずらっと並び、「どれにしよう〜」と悩む参加者のみなさん。美味しそうな具材を前に、「それおしゃれですね〜」「なに入れたんですか?」「バジルいい匂い!」など、会話も弾みます。

いろいろあって迷う迷う〜
30分ほどワイワイガヤガヤし、ついに納得のいくポテトサラダが完成したようです。
全員分を並べて、記念に一枚パシャリ……

出ました! これぞポケマル映え!!
クリーミー系から粗つぶし系、そして色とりどりの個性あふれるポテトサラダ……!
作っている途中からなんとなく感じてはいたものの、こうして並べてみると違いがハッキリわかります。使える食材はみんな同じなのに、おもしろいですね。
果たして、肝心のお味は? いざ、実食です。
みんなでいただきます!
「おいしいかな〜」なんて言いながら、一口パクリ。自分が1番合うと思うじゃがいもで作ったポテトサラダは、美味しいに違いありません。
「ちょっと分けっこしてみませんか?」という、ポケマルらしい心がほっこりするような場面もちらほら。

「ちょっと分けてくださ〜い」とポテトサラダを分けっこ
食べるものはポテトサラダだけではありません。みなさんからの食べたい食材リクエストから何種類か選び、イベントに合わせて送ってもらいました。
まずは、青森県の高森優さんのミルキーホタテです。

イベント当日朝に届きました
しかし、ただ出されたものを食べるだけというのはポケマルらしくありません。今回は参加者のみなさんに、ホタテを自分で剥いてもらいます。
初めてホタテを剥く人は、まずホタテ専用のヘラがあることに驚きを隠せないご様子。「こうやって剥いてるんですね」と新たな発見があった模様です。

まずはポケマルスタッフがお手本を
ヘラをホタテの中に入れるとパクッと殻が閉じて、ホタテが生きていることに驚きます。自分の手で捌いたホタテを食べて、その美味しさに感動! スーパーに売っているホタテとは違うことを感じていただけたと思います。
さて、お次の食材は……スタッフが何やら大きなものを抱えて登場しました。
どーん!

千葉県の山下英行さんのスイカと、山形県の今野達也さんのさくらんぼです。スイカはみなさんに丸ごとの大きさを見ていただきたく、あえて切らずに取っておきました。
「この子は一人っ子のスイカなんですよ〜」「黒い線に沿って切ると種が取りやすいんですよ〜」という説明をしつつ、切れ目を入れ……

パカッ

きれいに割れました!
真っ赤な部分がお目見えすると、「おお〜!」という歓声が。小さい頃にやったスイカ割り以来の感覚だったかもしれません。 ちなみにこのスイカは、1歳のスイカ大好きなお子様からのリクエストです♪

バクバクッ
さくらんぼは、大きくて真っ赤なルビーのようです。その輝きに、思わず写真を撮る人も。

何個でも手が伸びてしまう美味しさです。果物もやはり、新鮮なものは一味違いますね。
食事中、「シーンとなったらどうしよう……」と心配していたポケマルスタッフ。しかし、それは杞憂でした。
参加者の方から「おすすめ食材が知りたいです!」という質問をいただき、ポケマルスタッフも参加して各自のおすすめをアピール。
その中でも、最も熱かった会話の一部を切り取ると……
A:「中瀬さんのぶー子が……」
B:「あ、ぶー子!私も買いました!」
A:「どうやって食べましたか?」
B:「迷ったんですが、結局タレに漬けてソテーにしました!」
A:「自分で育てているからこそ、どの豚さんのお肉なのかわかるんでしょうね!」
B:「ぶー子と生産者さんに感謝しないとですね!」
※「ぶー子」とは、北海道の中瀬英則さんが出品している豚肉の呼び名です。
こういう話題がいろんなところで生まれると、一次産業の世界も変わっていくような気がします。イベント中にこんな素敵なやりとりに出会うことができ、スタッフ一同幸せでした。
ワイワイやっていたら、時間が経つのはあっという間。最後はもちろん、この言葉で締めくくります。手を合わせて……
「ごちそうさまでした!」
* * *
初めてポケマルで開催したイベント。至らぬ点も多々あったかと思いますが、みなさんのご協力のお陰で無事終えることができました。
今回ご参加いただいた方々、そして、美味しい食材を送ってくださった生産者の皆さま、改めてありがとうございました。
小さな集まりではありますが、今後もポケマル試食会を行っていく予定です。お時間の合う方は、ぜひお越しください。食べてみたい食材も、ポケマルを眺めながら考えておいてくださいね〜!
今回使用した食材はこちら
じゃがいも
◎兵庫県・芝田琢也さん(黄爵(とうや)、アンデス赤、アイノアカ、長崎黄金)
◎埼玉県・清岡賢さん(デジマ)
◎愛知県・中川貴文さん(グラウンドペチカ、キタアカリ)
◎広島県・石野智恵さん(メイクイーン)
リクエスト食材
◎青森県・高森優さん(ホタテ)
◎京都府・塩谷隆好さん(ビーツ他)
◎山形県・今野達也さん(さくらんぼ)※現在は販売終了しています
◎千葉県・山下英行さん(スイカ)
◎茨城県・大久保芙有花さん(烏骨鶏マヨネーズ)
生産者のみなさま、ありがとうございました!
文=尾形希莉子