いちごのおいしい季節、はじまり♡ 〜編集部のクリップ帳〜

〜ポケマルスタッフ中川中山の今日の会話〜

中川「クリスマスが終わって、ポケマルにもイチゴが増えてきましたよ」

中山「はて、『クリスマスが終わって』って、なにか関係が?」

中川「あるよ。クリスマス終わってからがイチゴの狙い目だよ」

中山「イチゴの旬なんですか」

中川「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」

中山「といいますと?」

中川「そもそも、いちごの本来の旬春から初夏。冬がくる前に苗を畑に植えると春先に花が咲き、5月頃から収穫……というのがイチゴのナチュラルな生態なんだよ。

でも、クリスマスケーキに欠かせないイチゴは12月に需要のピークを迎えるよね。そこで、農業界の先人たちは栽培技術をみがき施設をつくり、どうにかこうにか12月に出荷できるようにしてくれたんですね」

中山「なるほど。ナチュラルな旬とはいえないけれど、社会的には旬、ということでしょうか。それで、クリスマスが終わったから、農家さんが個人向け直売する余裕ができたということですか」

中川「そういうこと!」


* * *


全国各地の農家さんが集まるポケマルでは、近場のスーパーにはない、いろいろな品種・産地のイチゴに出会えます。

そんなわけで、この記事では今季のいちご出品たちをクリップしていきます!今シーズンはいろんなイチゴを食べくらべて、イチゴ通になっちゃいませんか?


栃木県澳原大介さんの「スカイベリー」

栃木県で開発された新しい品種のイチゴ。澳原さんによると、

粒が大きくて、甘みが強くジューシーで上品な味わいが特長です。

朝摘み、完熟をモットーに収穫、選別しています。一般的に売られているスーパーのいちごだと収穫後3日前後経過しています。当園では、収穫した物を鮮度よく、消費者に届けたいため、収穫翌日には消費者に届くよう配送しています。

とのこと。

既に、こんな「ごちそうさま投稿」も届いてますよ!


静岡県川島寛さんの「あきひめ」

山の斜面に石垣をつくってイチゴを栽培するのが、明治29年以来のこの地域の伝統農法なのだそう。

最近ポケマルに登録したばかりの川島さん、コミュニティにも意気揚々と開店報告をしていますね。

定年退職からの新規就農。。。ステキです(*´ω`*)



兵庫県谷井啓人さんの「かなみひめ」

あまり聞き慣れないお名前の「かなみひめ」は、「とちおとめ」と「あきひめ」から生まれた品種だそうです。

谷井さんのプロフィールページにはこうあります。

一般的に重要視される輸送性は考えずにとにかく自分が食べておいしいと思う品種のみ栽培しております。そのため市場にはあまり出ない品種もあり知名度は低いかもしれませんが、味は皆さん納得して頂いております。

味を重視した結果のレア品種、ということなのですね!


岐阜県長谷川泰幸さんの「紅ほっぺ」

静岡県生まれの「紅ほっぺ」。かわいいお名前……だけじゃなかった!商品説明文を読んでびっくり。

栽培期間中、農薬・化学肥料を使わず、暖房もせず、ゆっくりじっくり育ったいちごです。当地は、マイナス10度を超えるいちご栽培に不向きな場所ですが、この寒さをうけたいちごは、果実が凍らないように糖度をため込む…(中略)…収量は平均的ないちご農家さんの1/5程度ととても少ないのですが、ぜひ一度ご賞味ください。

この寒い季節に暖房も使わずに育てているんだそうです……。ふつうの1/5しか採れないんだそうです……。

こんなイチゴに出会えるなんて、ポケマル恐るべし。


佐賀県飯田忍さんの「さがほのか」

九州代表品種「さがほのか」ですね……っと商品説明を開くと「オランダ式環境制御技術」という文字が目に飛び込んできました。

私たちはオランダ式の管理技術を取り入れ、人間の目には見えにくい、植物が育つのに必要な要素(温度、湿度、地温、日射量、二酸化炭素濃度、などなど)を数値化して目に見えるようにしています。そうすることで、イチゴが最大限に力を発揮できるような環境を用意してあげられるので、イチゴの調子がうんとよくなります。

オランダ式でイチゴの調子を「うんとよく」してあげているんですね。。。飯田さんとイチゴのほのぼのした日々のやり取りを想像してしまいました。


くわの真光さんの「あまおう」

福岡県を代表するブランド「あまおう」。「あかい」「まるい」「大きい」「うまい」の頭文字をとった品種ですが、なななんと、くわのさんのあまおうは小粒……!?

あまおうだからって全部が大きいわけではないんです。最初は大きくてだんだん小さくなるんです。今回はあまおうだけど小粒のイチゴばかりを入れてお買い求めやすい価格にしました。

甘さと酸味のバランスがいいサイズ、パクパク食べれてしまう「あまおう」。。。まさにプチ贅沢、ですね。


吉澤薫さんの「とちおとめ」

イチゴ王国栃木の「とちおとめ」。生産量日本一、食べ方もさまざまなんですね、

甘みと酸味のバランスが絶妙。超小粒のいちごです。粒の形を残してジャムにするといいですよ。そのままヨーグルトに混ぜても。

鮮やかな赤が映えそうです、味わいはもちろん色でも食を楽しみたいですね。(*´ڡ`●)

* * *

1月27日時点ではこの7名の農家さんが出品中!

あんなものからこんなものまで、ポケマルはほんっとに選択肢の幅が広くておもしろいですねえ。

いちごのシーズンは始まったばかり。この他のイチゴ農家さんのご出品も、お待ちしています♡


(文/中川葵)

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