2年目の秋田での半農半X体験!新たな働き方と地域との関係づくり
みなさんは「半農半X」という言葉を聞いたことはありますか?🧑🌾昨年に引き続き、秋田県 農林水産部 農山村振興課様からの委託を受け、様々な企業に勤務される社会人9名に新しい働き方「半農半X」に挑戦いただきましたので、その詳細についてお届けしたいと思います!💪目次ここに目次が表示されます。<どんなプロジェクト?>異なる業界・年齢の社会人を対象に「半農半X」という新しい兼業スタイルを体験いただき、地域との関係づくりを行うプロジェクトです💡今回は秋田県で2年目の実施となり、社会人を対象に3日間のプログラムを実施しました。午前中は農作業体験、午後は本業におけるリモートワークや現地でできる業務の実施という形で、新しい働き方を体験していただきました。🧑💻今回体験いただいたのはこんな企業の方々🧑💼A社:人材関連企業 30代男性 1名B社:自然エネルギー関連企業 20代男性 3名C社:自然エネルギー関連企業 40代男性1名 40代女性1名D社:システム関連企業 30代女性 1名E社:通信関連企業 50代男性 2名<半農半Xってなに?>前回も紹介しましたが、キーワードでもある「半農半X」について、改めてご紹介します。定義の表現は様々あるかと思いますが、本記事では、自分の仕事を継続しながら農林漁業を組み合わせる「新しい兼業スタイル」のことを「半農半X」と定義させていただきます❕今まで地方や農林漁業と関わりの薄かった社会人が、「半農半X」体験を通して接点を持つことで、将来的に「また行ってみたい!」「連絡をとりたい」と思い、継続的なつながりをもちたい、と感じてもらうことを目指して実施しました。<どんなプログラム?>①日程と参加者🛬前回は1週間のプログラムで3社から3名の参加でしたが、今回はプログラム実施期間を3日間と短縮し、5社から計9名の方が参加されました。プログラム日数を短縮したことにより、通常業務で多忙を極める社会人でも参加しやすい形式となり、参加者数の増加に繋がりました。参加者が増えたことによって、企業間での交流も生まれ、日常業務では得られない学びや人脈も創出されました。②午前の農作業体験🫛参加者は8時から12時まで枝豆の選定・袋詰め体験やネギの収穫体験をしました。農作業は初めての方がほとんどでしたが、現地の農家さんや近所にお住まいで日頃より業務に従事されている方のご指導のもと、初心者の皆さんでもスムーズに作業に取り組むことができました。③ 午後のリモートワークと現地での業務💻午後からは、リモートワークで各自の本業にまつわる仕事や現地でできる業務を行う時間を設けました。一部の参加者は、現地の自然エネルギーの稼働状況を見られるなど本業に繋がりそうな場所を訪れ、新しいビジネスアイデアを発掘できるような機会となりました。<プログラムの成果>①参加者へのアンケート調査結果参加者の満足度は高く、「同様の機会があれば参加したいか」の設問については、全員より「とてもそう思う」「そう思う」「ややそう思う」との回答をいただきました❕また、「今回訪れた地域に再度訪れたいか」の設問についても、全員が「とてもそう思う」「そう思う」「ややそう思う」と回答しました❕半農半Xでよかったと思う点については、特に以下の5項目が高評価をいただきました❕・農業とのつながりと理解促進・地域社会とのつながり・地域課題への理解と関与・持続可能性と社会的責任の意識向上・知識とアイデアの蓄積また上記とは別に、参加者から以下のような様々な観点でのご意見もいただきました✨・農作業と半農半Xの可能性:「農作業に対する理解が深まり、健康的な生活を送ることができた。」「新規就農して半農半Xを確立する余地が十分にあると感じた。」・半農半Xの就業イメージ:「半農半Xという働き方のイメージを具体的に持つことができた。」「農業を体験することで、午後の業務にリラックスした状態で挑むことができた。」・現地の受け入れ先について:「現地の農家さんが親切で、農作業以外の農業の魅力も発見できた。」「またあの農家さん達に会いに行きたいと感じた。」・地域への愛着:「商品化までの一連の体験を通じて、作業量の多さに比例した愛着が湧き、自身の変化に満足した。」② 農家さん・受け入れ事業者側の反応🧑🌾受け入れ先の農家さんからも「参加者が真剣に取り組んでくれたので、こちらも励みになった」「労働力の点からも非常に助かった」「今後もこの取り組みを継続して行ってほしい」といった感想が寄せられました。<最後に>2年目となった秋田県での半農半X体験は、新たな働き方の可能性を提示し、地域と企業関係を築ける好例となりました。農作業を通じた体験プログラムは、参加者にとって貴重な経験となり、地域との今後の継続的なつながりを期待できるものとなりました。このような取り組みは関係人口創出や、地方の労働力の支援にとって重要な役割を果たすだけでなく、体験する人々にとっても新しいライフスタイルや働き方を模索するきっかけになるでしょう。また、秋田県では来年度以降も同様のプログラムの実施を検討されているようです。このプログラムが全国に広がり、多くの地域で新たな関係人口を創出することを期待します。弊社では「都市と地方を、かきまぜる。」をミッションにかかげ活動していますが、今後もこういった活動を全国の自治体の皆さんと継続し、地域に関わる人口、関係人口を増やすことに尽力していきたいと思います。以上、最後までお読みいただきありがとうございました!
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