会いに行ける生産者。収穫体験や畑イベントなど、お買い物後はリアルな〝ポケマル体験〟も楽しもう

「そうだ、生産者に会いに行こう」。

効率重視の社会が、いつしか生産者と消費者の距離を遠ざけるようになってしまいました。

特に都会に暮らす人にとっては、「顔見知りの生産者さんが一人もいない」ということも珍しくないのではないでしょうか。

だからこそ〝直接つながる〟ということ。


今回は〝会いに行ける生産者〟を特集します。ポケットマルシェでのお買い物を入り口に、生産者とも距離を近づけてみませんか?

商品の購入後、コミュニティ(アプリのみ)で是非生産者と会話をしてみてください♪



大野村農園・菊地将兵さん(福島県相馬市)

東日本大震災の後、周囲の反対を押し切って農家になった大野村農園の菊地将兵さん。「生まれ育った相馬を盛り上げたい」「子どもに安心・安全な食材を届けたい」。そんな強い思いに突き動かされたそうです。

菊地さんは県の「食育サポーター」に任命されており、生産している卵や野菜の収穫体験イベントなどを定期的に開催。さらに、他県から農業ボランティア研修生を積極的に受け入れており、10~20代を中心に毎年20名以上が訪れているそうです。


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四万十やまのうえ商店・島津緑さん(高知県高岡郡四万十町)

清流・四万十川が流れる小さな町で〝ジャンボ落花生〟を栽培しているのが、関東から移住してきた島津緑さんです。もともと農産物のデザインを生業にしていましたが、なんと自ら生産する側に身を投じたんです!

「食べ物の裏側にあるこだわりや四万十の文化、自然も感じてもらいたい」。そんな思いから、都市部で落花生の食べ放題イベントを開催したり、町の自然や文化を体験・交流できるようなプロジェクトも進行中とのこと!


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農家のお米屋おおの・大野收一郎さん(奈良県奈良市)

東京の元IT会社役員という異色の経歴をもつ大野收一郎さん。東日本大震災を境に「食」の価値観が変わり、ふと浮かんできたのが、300年以上続く家業を継ぐという大胆な決断だったのです。

大野さんは、米粉を使用したクッキーなどアイデア商品の開発に積極的で、さらに近所の農家さんなどと一緒に稲刈り体験会「田んぼdeマルシェ」を開催。地域を盛り上げています!


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まえた農園・前田真也さん(鳥取県鳥取市)

約100年の歴史をもつ伝統の味を、長く受け継いでいきたいーー。鳥取の地で親子4世代にわたって自慢の梨を手掛ける前田真也さんは、10年後を見据え特に若い人に梨を食べてもらいたいと願っています。

先代の頃に直売に切り替え、梨狩り園として開放するなど顧客との〝新しい関係〟に希望を見出したそうです。現在は、月2回のペースで約3時間かけて大阪に移動し、マルシェを開催中!新たな出会いを求めて、全国を駆け回っています。


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スッチャンファーム・佐藤勧さん(岩手県一関市)

「バイク×農業」。スッチャンファームの佐藤勧さんの夢は、全国のバイク好きが集まるライダーズカフェをオープンすることだそうです!ライダーに自慢のトマトや野菜を使った料理を振る舞い、バイク談義に花を咲かす。そんな驚きのプランを計画中!

佐藤さんは、ホンダの販売店に13年勤めていました。そこで学んだ〝ホンダイズム〟を胸に、新しいことにどんどんチャレンジしています。野菜はすべて直販で、マルシェなどにも精力的に出店しています!


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えがおファーム・清岡賢さん(埼玉県坂戸市)

全国でも数少ない野菜の「無肥料」栽培に挑んでいる、えがおファームの清岡賢さんは、「お客さんとリアルに接し、笑顔が見られることが何よりの楽しみ」と語っています。実際に、週末には小さい子どもを連れた家族や、若い女性グループの農業体験を積極的に開催しています。

他にも「大人の社会見学」と題してお酢の製造工場を見学するツアーなどを企画しているほか、都内などで開催されるマルシェにも顔を出しています。


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ファームガーデンたそがれ・菊地晃生さん(秋田県潟上市)

〝耕さない田んぼ〟でお米やお餅、野菜などを栽培しているファームガーデンたそがれの菊地晃生さんは、2014年から自然の学び場「たそがれ野育園」を運営しています。

入園者には〝マイ田んぼ〟が用意され、種まきから収穫まで稲作をリアルに体験できます。自分の手で収穫したものは〝マイ米〟として食べられるんです!子どもから大人まで老若男女が集い、参加者同士のコミュニティも生まれているんだそう。


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くわの農園・くわの真光さん(福岡県福津市)

「夢は〝かかりつけ農家〟になること」。地域にいるかかりつけの医者のように、消費者にとって身近で信頼される存在でありたい。くわの真光さんは、そんな農家になることを目指しています。

農園では、いちごの収穫体験を開催中!自称「日本一おしゃべり上手な農家」ならではの試みで、単に採って食べるだけではなく、参加者と輪になって会話を楽しむことにも力を注いでいます。そんな和やかな空間を求めて、全国各地から来訪者が舞い込んでいるそうです!


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トレジャーファームかけまろ・籾山育代さん(鹿児島県大島郡瀬戸内町)

鹿児島・奄美諸島にひっそりと浮かぶ加計呂麻島。この土地の豊かな自然や文化、そしてパッションフルーツの味に魅了され、「島生活がしたい」と移住したのが神奈川県出身の籾山育代さんです。「40才を過ぎて、心にキュンとくる夢をみつけ農家になりました!」

トレジャーファームは「宝の農園」の意味で、自然の魅力をたっぷり味わえる農業体験も開催しています。来島者を増やし、観光で地域を盛り上げていきたいと意気込んでいます。


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※実際に会いに行きたいと考えている方へ

生産者さんによって受け入れの方針やプランが異なり、収穫体験など費用が発生する場合もございます。詳しくは生産者さんごとのプロフィールページをご参照いただくか、直接お問い合わせをお願いいたします。現在ポケットマルシェ上で、体験や訪問のお申し込みができるわけではないのでご注意ください。商品の購入後など、生産者さんとコミュニケーションが可能になった後にお問い合わせいただくことをお勧めしております。

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