ポケマルのレトルトカレーってどうなのかな?実際に買って試食会をしてみたよ🍛

こんにちは。ポケマル編集部のおゝしろです。

日本全国の生産者から様々な食材が集まるポケマルには、様々なレトルトカレーも出品されています。

農家・漁師が自分の生産物を使ってプロデュースしたレトルトカレーって……実際のところ、どうなんでしょう? 

カレーの味わいは具材やスパイスで複雑に構成されるからこそ、原材料表示だけで味を想像することは難しく、その真価を知るには、実際に買って食べてみるしかありません。

ひとりで一度に何種類もの商品を食べ比べるのは難しいものですが、3人寄ればなんとかなる——というわけで、今回は試食会企画の第3回。ポケマルで3種類のレトルトカレーを購入し、編集部員3人でレトルトカレー試食会を開催しました。

※取材は2021年5月下旬に東京都内の貸切スペースにて行いました。

目次

ここに目次が表示されます。

本日のレトルトカレー3種をご紹介

一口に「カレー」と言いましても、この世には本格的なスパイシーインドカレーからこってり味わい深い欧風カレー、甘辛な日本カレーなど、数多のジャンルが存在します。

ポケマルに出品されているレトルトカレーは、このようなカレージャンルに加え、農家さんや漁師さん、畜産家さんなど、日本各地の様々な一次産物の生産者さんによりプロデュースされた商品が集っています。

関連記事:食材がぎゅっと詰まってるよ💕レトルトカレーのたしなみ

数ある商品の中から、今回はジャンルが被らないように、これらの3種類をセレクトしました。

カレーその1:前田さんのブルーベリーカレー

石川県のブルーベリー農家・前田由美子さんが作った【カレーだけど、ブルーベリーが一番多いカレー】です。

金沢のB級グルメ「金沢カレー」をベースに、前田さんがブルーベリーでアレンジを加えたオリジナルカレーなのだとか。

濃厚な金沢カレーにたっぷりブルーベリーがブレンドされており、マイルドな辛味のなかにフルーティーな後味と酸味を楽しめるそうです。

原材料のトップは堂々ブルーベリー

甘さと辛さのバランスが絶妙なジャパニーズカレーですが、ブルーベリーはいったいどんな仕事をするのでしょうか。

パウチを包むパッケージを開くと、農園のパンフレットに変身します

カレーその2:平塚さんのシーフードカレー

北海道の漁師・平塚勝一さんからは【絶品! 漁師が作ったシーフードカレー】です。

本格ココナッツカレーに平塚さんの魚介類をたっぷり使用した妥協なしの味といいます。

大好きな魚介類の名前がアレコレ

一人前は200g。具材にはホタテタコ、ツブ、マスゴロゴロ入っているとのことです。想像するだけでワクワクするカレーですね。

カレーその3:種子さんの鶏もも一本カレー

青森県のにんにく農家・種子宏典さんからは【鶏もも一本カレー】です。

「え、なんでにんにく農家なのに鶏もも?」という疑問はさておき。鶏ももが丸ごと一本入っているインパクトはもちろん、スプーンでほどけるほど柔らかく煮込まれている点も魅力的です。

パウチ越しに鶏ももを探すおがた部員

にんにくの旨みを詰め込んだ本格的なスパイスカレーとのことで、舌へどれだけのパンチを与えてくれるのかが楽しみです。

楽しく盛り付けて、実食!

それではさっそく、カレーパウチを湯煎で温めまして、お皿に盛り付けていきます。

封を開けたその瞬間から、各カレーの個性が徐々に露わになっていきました。盛り付けから試飲会一部始終は部員たちの会話にてお届けします。

どろり、ブルーベリーカレー

それでは前田さんのブルーベリーカレーからいきますよ。そ〜

おお……かなりドロドロしていますね。

粘度が高い

あ〜色味もふつうのカレーとは若干違いますね

少し青みが強い気が……これがブルーベリーなのかな

とすると、味わいにもブルーベリーの影響があるのかも? ここはシンプルに白米で味を確かめてみたいです

どさくさに紛れてコロッケをのせるおゝしろ部員

なぜコロッケをのせるの?

ま、まあ理由はのちほど

サラッ、シーフードカレー

それでは平塚さんのシーフードカレーを盛り付けます!

お願いします!

この日のためになかゞわ部員が入手した本格カレー皿

おお〜さらさら

あっ、ちょっと待ってください。何かが……

\ゴロッ/

突然、大きな具材が飛び出してきた

えっ!? なにが出てきたの!

\ドドドド…/

続いてゴロゴロと具材がスープと共に流れ出てきた

え、ええっ! こんなに具材が?

まさかこれは…

と、特大ホタテだ! 最初にゴロッと出てきたのはこれですね

他にもたくさんの何かが入ってるよ。ちょっとすごすぎない?

いや〜これはワクワクしますね

お供の炭水化物はナンに決定しました

ほろほろっ、鶏ももカレー

じゃあ種子さんの鶏ももカレーを入れますよ。って、あっち! あっちぃ!!

安全第一だからね、気を付けて!

ルーはスープ寄りのさらさら

あっちっち!……ああっ、いけない!
どうしよう、お肉が柔らかすぎて崩れちゃいました

事件発生中

ほろほろお肉ゆえのアクシデントですね

あっ、お皿が小さい。カレーが溢れ…

ギリギリこぼれませんでした

ルーが溢れそうなところ以外は、カフェのカレーみたいで雰囲気ありますね。主食に五穀米をチョイスしたのがまたおしゃれ

……


いざ、実食。

それぞれのお皿に取り分けて、離れた場所で"黙食"

それではいただきます

いただきまーす


しぃん……(黙食)


(もぐもぐ)


しぃん……


(感想を述べたいのですが)

(マスクを…マスクをするのです……)


前田さんのブルーベリーカレー

……っ!

空きっ腹にうれしい食べごたえ

ですね。かなりボリュームのあるルーです

つかぬ事をお聞きしますが、そもそも金沢カレーってなんです?

(えっ今さら)ええと、金沢カレー老舗店の定義によりますと……

金沢カレーとは?
  • ドロッとした濃厚なルー
  • ルーの上にはソースがかけられたカツがのっている
  • つけあわせにはキャベツの千切り
  • ステンレス製の舟形のお皿に盛り付けられている

参考:はじめに…金沢カレーの基礎知識|チャンピオンカレー

とのことで、今回の盛り付けもちょっぴり本場をオマージュしてみたんですよ

あ〜、だからカツの代わりにコロッケを

おゝしろ部員は本場で食べたことが?

昔、金沢旅行へ行ったときにいただきましたね。そういえばあの時は夏だったのですが、猛暑の中にも関わらずカレーを食べに行ったんですよ。…ああ、このブルーベリーカレーのおかげで、記憶があれこれ蘇ってきました

なんだか不思議な風味がありますよね

ほかのカレーでは経験のない風味です…これがブルーベリーの正体なのでしょうか

何も言われなかったらブルーベリーだとはわからないけれど、明らかに他と違う形のある個性を持っているカレーですね。せっかくなら、このカレーに合わせてブルーベリージュースやブルーベリーサラダ、食後にはフレッシュブルーベリーみたいに、フルコースを楽しみたいです

それはいいですね。また金沢に行きたくなってしまう、ボリュームたっぷりのカレーでした!


平塚さんのシーフードカレー

正直、ど肝を抜かれました。とてつもなく旨みが濃厚です

おしゃれなパッケージのイメージ通り、おしゃれなココナッツカレーでした。おがた部員は以前、平塚さんの魚介セットにチャレンジする記事を執筆してましたが、今回のカレーはどうでしたか?

関連記事:「捌けなくても大丈夫。冷凍庫の“お魚定期便”をたしなんだ45日間」

約束通りのおいしさですね

例の特大ホタテは誰がゲットしたのです?

私です。こりゃあ最高でした。普通のレトルトカレーだと具材が崩れていることがありますが、まったくそんな様子もなく。噛みしめるたびにホタテの旨みが染み出てもうもう

タコやタラも良かったね

1袋を3等分していただいているのに、ナン1枚をペロリと平らげちゃいました。そのくらい旨みが濃いんですね

とすると1袋ぶんを1人で食べきる場合には3枚のナンが必要に…?

私は辛いのがあまり得意じゃないけれど、このカレーならスルスルと食べられたよ。マイルドなのも嬉しいな

贈り物としても喜ばれそうですね

パッケージもギフトとしてぴったりです

ご挨拶やお礼に、目上の方にも喜んでもらえそうだね


種子さんの鶏ももカレー

種子さんって、にんにく農家ですよね。この凄まじいクオリティは一体?

わかる。もはやカレー屋レベルじゃない?

カレー専門店の味ですよ。これはカレーの全国大会でも勝てそうなレベルです

これには一本取られました。鶏肉もほろほろでたまりません

原材料にはにんにくも入っているんですが、主張が強すぎず丁度いいんですよね

「黒にんにくをチャツネのように合わせるとおいしいです」と種子さんより黒にんにくもオマケにいただきました

にんにくは鶏ももを引き立てるための名脇役に徹しているというわけですね。王道のスパイシーカレーですが、なぜ? 種子さん、なぜなの?

と、いいますと?

だってにんにく農家さんのカレーだからきっと味はにんにくをがつんとメインにした「THE にんにくカレー」かなって高をくくって蓋を開けたらなぜかすごい鶏ももカレーだった、と。なぜだい種子さん、なぜこんなにすごいカレーが作れたんだ…

食べ進めるごとに直接聞いてみたいことが増えていくカレー。これもまたすごいですね

カレーに隠れていたのは、
生産者の"もうひとつの顔"だった

にんにくカレーの種子さんから届いた賑やかな小包。ワインともぴったりですよ、と特製グラスも頂きました。ありがとうございました!

それぞれの生産現場で、黙々と食材に向き合い続けている生産者さんたち。彼らの作る食材が、カレーというひとつの料理に導かれ、この日の食卓に結集しました。

届いてから食べるまでの時間ではパッケージの工夫やメッセージに嬉しい気持ちになり、食べ始めてからは奥深い味わいや発見に大盛り上がり。そして食べ終えれば、生産者さんに直接聞いて深掘りしたくなることがたくさん浮かんできました。

カレーを迎え入れるためスタンバイ中の食卓

ただおいしいだけじゃない。知るからもっと聞きたくなる、食べ終わってもおいしい気持ちが続くのがポケマルのレトルトカレーなのかもしれません。

心に効くスパイスカレーを食べたくなったら、↓のボタンを押してみてください。個性的でホットなカレーたちがあなたを待っていますよ。

「カレー」の商品をもっとみる

関連商品

◎ブルーベリーカレーの前田さんの商品

前田由美子さんの商品をもっとみる

◎シーフードカレーの平塚さんの商品

平塚勝一さんの商品をもっとみる

◎鶏もも1本カレーの種子さんの商品

種子宏典さんの商品をもっとみる

◎まだまだあるよ。農家漁師のカレーいろいろ

「カレー」の商品をもっとみる

文・写真=大城実結、編集=中川葵

Magazine

あわせて読みたい