ポケマルの餃子ってどうなのかな?🥟実際に買って試食会をしてみたよ

こんにちは。編集部員の尾形です。

各生産者さんこだわりの食材が使われている加工食品。その種類は数えきれないほどある中で、自らの生産物を「餃子」に詰め込んだ人々がいらっしゃいます。

過去3回に渡ってお送りしている #試食会 シリーズですが、第4回は、餃子好きの筆者が気になっていた餃子3商品を購入しました。

それぞれに見た目や味、皮の厚さなどが異なり食べ比べを楽しめ、ホームパーティにもぴったりのラインナップでした。

※取材は2021年7月中旬に部員宅にて短時間で行いました。

目次

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本日の餃子3種をご紹介

餃子のタネの主役は野菜なのか、海産物なのか、お肉なのか……具の材料によって、味わいは変化します。

今回は、野菜農家さん・漁師さん・養豚家さんから取り寄せた餃子を、部員3名で試食しました。

①きゃべつの甘み溢れる「アフロきゃべつ餃子」

本日の餃子その1は、千葉県銚子市・坂尾英彦さんの「アフロきゃべつ餃子」です。

坂尾さんは12代続く農家の長男で、芯まで甘い「アフロきゃべつ」を生産しています。主に出荷できない規格外きゃべつを使って産地ロスを減らし、カット方法にまでこだわって餃子にしているようです。

原材料表示を見ても、きゃべつが一番多く含まれていました。

坂尾さんによると、

きゃべつが変わるとこんなにも餃子の味が変わるのか!と驚く旨さ!

とのこと。期待が膨らみます。

1袋には、一般的に「餃子」と聞いて想像するサイズのものが、15個入っていました。

②お肉専門店とコラボした「あかもく餃子」

本日の餃子その2は、福岡県宗像市・正好輝旭さんの「あかもく餃子」です。

正好さんは海人の家系に生まれ育ち、きれいな玄界灘が好きで漁師になることを決意したのだとか。そんな玄界灘で収穫したアカモクを使い、地元のお肉専門店とコラボして餃子を作っています。

国産豚肉と国産野菜の黄金比率の中にアカモクが入り、「パリッ!ジュワとろ新食感」とのこと。

小ぶりサイズの餃子が18個、ジップ付きの袋に入っていました。

③小籠包よりモチモチ「健酵豚まるもち餃子」

本日の餃子その3は、北海道日高郡・猪野毛優作さんの「健酵豚まるもち餃子」です。

猪野毛さんは「健酵豚」というブランド豚を育てています。腸内環境の改善につながる酵素液を飲んで育った豚は、臭みも少なく、脂身もさっぱりとしているのだそうです。

お肉のおいしさにはもちろんのこと、モチモチ感が楽しめそうな皮にも注目です。

底面が500円玉ほどの大きさのコロコロした餃子が、10個入っていました。

焼き餃子vs水餃子 よりおいしいのはどっち選手権!

商品をひと通り開封し終え、調理する時がやってきました。

せっかくならさまざまな調理法で食べてみたいということで、それぞれ焼き餃子水餃子で味わってみることに。調理から試食会一部始終は、部員たちの会話にてお届けします。

餃子を焼くぞ!

餃子を焼いていきましょう! スキレットにしいたごま油が香ばしく、早くもお腹が鳴りそうです

初めに、鍋つかみの準備をしておいたほうがいいですね

さあ、餃子を並べていきますよ……調理担当の大城選手は、健酵豚まるもち餃子をトップバッターに選んだ模様!

皮が厚くて、一番火が通りにくそうだったので

順調に、次はアフロきゃべつ餃子を並べて……おおっと、最後のあかもく餃子で、問題発生か!?

あかもく餃子同士が、くっついてしまいました

要冷凍のところ、少し常温に置いてしまい、皮が溶けてベトベトになるという痛恨のミス! 油断大敵です

皮が薄くて繊細あかもく餃子は特に、焼く直前まで冷凍庫に入れておくべきでしたね。破れないように気をつけて

さあ、ミスをカバーし、すべての餃子が準備体制に入りました! 大城選手、次はいったい何をするのか?

焦げる前に、水を入れます

じゅ、じゅわ〜っ。なんていい音! 水が跳ねて熱そうです。大城選手、すぐさまガラス製の蓋を手にして、スキレットに被せました

蒸し焼きは強火4分くらいで様子見します

4分待ちます

あともう少しで蓋オープンの時……タイマーが鳴ったら、次はいったいどうするのでしょうか

蓋を開けて、中火で水分を飛ばします

\ピピピ(タイマー音)/

鳴ったー! そして、蓋を取ったー!

ぐつぐつ具合がいい感じだね。羽根つきになるかなあ

水が弾けてパチパチいってます。各工程での調理音が、餃子欲を高めていきます。おっと、大城選手、ここで再びごま油を手にしました

水が飛んだので、仕上げに鍋肌からそっと油を回し入れます

このごま油が、どんな結果をもたらすのでしょうか! いや〜、ごま油とお肉の香り、最高です

そのままパカってお皿に移せるかな

ここは私が挑戦してみましょう。パカっといったときの快感を味わいたいものです

せーの

パカっ! あれ……?

落ちてきません

落ちない……右手が熱い……餃子よ……なぜ落ちないのだ……

私にお任せを

調理担当大城選手、箸を駆使して剥がす技にでました

なんとか取れました! 特にあかもく餃子が難航してしまいごめんなさい……

いろいろありましたが、餃子を焼き終えることができました。こんがり焼け目と香ばしさが、食欲をそそります!

餃子を茹でるぞ!

次は水餃子です。まずはお鍋に水を入れて……

ぼこぼこ沸騰するまで待ちます

何分くらいで茹で上がるのでしょうか

商品ラベルに、健酵豚まるもち餃子は6〜7分アフロきゃべつ餃子は4〜5分って書いてあるよ

大城選手は焼く時と同様、健酵豚まるもち餃子から鍋の中にINしていきました!

あかもく餃子はサイズも小さいし、もっと短い時間で良さそう

あかもく餃子、2分くらいで皮が透明になって浮いてきました

そろそろ良いのでは!

茹でてから3分ほどで、あかもく餃子は引き上げることに!

おお、ワンタンみたいできれいですね〜

大城選手、ナイスたとえ! 焼きより上手に仕上げることができましたね。さあそうしている間に、他の2つも浮いてきましたよ

アフロきゃべつ餃子からあげていきます。健酵豚まるもち餃子は、後1分くらいです

水をまとってテカテカとした餃子、焼き餃子とはまた違う食欲のそそり方をしてきます

どれもツルツルしていておいしそう

茹でている間に皮がひっつくのではないかとヒヤヒヤして見ていましたが、ハプニングなく茹で終わりました! さあ皆さん、お待ちかねの実食たーいむ!

いざ、実食

いよいよ、食べるときがやってまいりました

はじめに焼き餃子と水餃子をそれぞれ取り分けてから、1種類ずつ黙食してから感想を述べましょう

ここで、餃子には何をかけて食べるか問題が発生します。調味料は、なにを使いますか

私の焼き餃子は青ネギのせ酢胡椒でいきます

そんな食べ方もあるんですね。わたしはテッパンの醤油+ラー油

わたしの水餃子は、さっぱりと青ネギたっぷり酢醤油にします

焼きアフロきゃべつ餃子

このサイズは、食べ応えがありますね

餃子のど真ん中! な味がします

ニンニクも入っていて、餃子らしさの優等生ですね

シャキシャキ食感で、最後までキャベツが口に残ります

食卓に並べたら、みんなパクパク食べてくれそう

茹でアフロきゃべつ餃子

焼きよりも水餃子の方が、キャベツっぽさを感じました

たしかに、焼きよりもシャキシャキ感強めです

断面の緑もきれいに見えますね

キャベツの甘さとしっかりついた下味で、なにもつけなくても満足できます

やっぱりキャベツを味わうなら、餃子だよね〜


アフロきゃべつ餃子は、
きゃべつのシャキシャキ食感が楽しい
王道の餃子だった!


焼きあかもく餃子

第一食感が良い!

おせんべいみたいに、パリッとしました

最後に回し入れた油が、ここに活かされましたね

そうか、皮の薄さはこれが狙いだったのか! ……な?

ひと口で食べられて、あっさりと喉を通っていったなあ。何個でも食べられそう

茹であかもく餃子

ああ、水餃子、合うな〜。こっちの方が、馴染みがいい気がする。スープにしてもおいしいのでは

皮のふやけ具合といい、本当にワンタンっぽいですね

野菜は結構、大きめカットなんですね。具の配合も、野菜が多めのようです

焼きのときより具の弾力を感じるよね。きっと配合とかもいろいろと試した上での最適割合なんだろうな…もっとアカモク入れたらどうなってしまうのだろう🤔

自分でアカモクを買って、好きな量を入れた餃子をつくってみたくなりました


あかもく餃子は、
茹でとの馴染みが良く
喉越し抜群の餃子だった!


焼き健酵豚まるもち餃子

ん! これはサクもちっ

底の焦げ目がいい仕事をしています

皮には米粉も配合されているから、もち感が出るのでしょうか

ああ、たしかに白玉団子っぽい弾力がある

小さいのに、満足感がありますね。お肉自体にも旨みがあって、噛むというより潰すようななめらかさ!

茹で健酵豚まるもち餃子

白玉団子感が増して、皮がもっちもちです

これは、あんこがお肉になったお団子

ご飯はいらないくらいのボリュームがあります

これ以上大きかったら中華まんっぽいし、このサイズには意味があったんだなあ

餃子と団子の間のまるもち餃子! 直送ならでは新ジャンル餃子ですね

きりたんぽのようなイメージで、鍋に入れてもおいしそう


健酵豚まるもち餃子は、
焼くとサクもち
茹でるともっちもち
新ジャンル餃子だった!


餃子に詰められていた想いを感じて

今回試した、2種類の調理法。それぞれに良さがありましたが、あえてどちらが好みだったか投票してみたところ、全員の意見が一致して次のような結果になりました。

👑アフロきゃべつ餃子 → 水餃子👑

👑あかもく餃子 → 水餃子👑

👑健酵豚まるもち餃子 → 焼き餃子👑

※焼き時間や茹で時間が異なれば違う結果になったかもしれません!

なぜ生産者さんは、こだわりの食材を、ハンバーグでもなく、ソーセージでもなく、餃子という形に落とし込んだのでしょうか。

食材の魅力を引き出すために考え抜かれた、具の配合、食感、皮の厚さ……そこに隠された生産者さんたちの想いを想像しながら食べ比べてみると、また違ったおいしさを感じられますよ。

関連出品

◎アフロきゃべつ餃子の坂尾さんの商品

坂尾英彦さんの商品をもっとみる

◎あかもく餃子の正好さんの商品

正好輝旭さんの商品をもっとみる

◎健酵豚まるもち餃子の猪野毛さんの商品

猪野毛 優作さんの商品をもっとみる

◎その他の餃子の出品いろいろ

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文=尾形希莉子、写真・編集=中川葵

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