ポケマルのパンってどうなのかな?実際に買って試食会してみたよ

こんにちは。ポケマル編集部の尾形です。

多種多様な商品が並ぶポケマルには、気になりつつも購入を迷うものがたくさんあるかと思います。

最近出品が増えている「パン」もその一つ。

パン屋さんからではなく、原材料の生産者さんから直接買うパン。どんな状態で、どれだけの量で届くの? お味は? 保存方法は? などなど、気になることはたくさんあります。

今回は、編集部員3人がそれぞれ気になるパンを持ち寄り、試食会を行いました。

目次

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本日のパン3種をご紹介

時は春の日の昼下がり。都内某所の喫茶店をお借りして、メニューはパンだけ、参加者は部員3名だけの「完全プライベートパン喫茶」、開店です。

まず始めに、各人がそれぞれ持ち寄った3種のパンを一種類ずつ披露・観察していきます。

本日のパン その1:川村さんのナチュパン

本日のパンその1は、山梨県北杜市 川村雅章さんから届いた「おまかせナチュ パンセット」です。

川村さんは化学肥料や農薬不使用の小麦栽培を行い、その小麦を用いて奥様がパンを焼くという二人三脚の体制をとっていらっしゃいます。

発送当日の朝に焼き上げたというパンは、試食会当日の朝に冷蔵便にて届きました。箱を開けると、いっぱいに詰まったパンたちが登場。一つひとつ取り出す度にワクワクします。

全体的にシンプルな素材感が表現されているナチュのパンたち。

今回届いた中では「プレーン食パン」「ブール」「パン・オ・フロマージュ」は特にシンプルの大道をゆく原材料表示で、期待が高まります。

プレーン食パン

昔懐かしの「チョココロネ」、オレンジピールとチョコチップが入った「オレンジ&チョコ」といった菓子パン系もあれば、

オレンジ&チョコ

ワイン色の「山梨ワインパン」、レーズンがたっぷり見える「レーズン食パン」といった、山梨ならでは感のあるパンもありました。

レーズン食パン

今回は全部で7種類9袋のパンが入っていました。シンプルながらもバリエーションが豊かで、食べるのが楽しみになります。

山梨ワインパンは3袋ありました。※種類や個数はその時々の「おまかせ」です

本日のパン その2:菅谷さんの大豆食パン

本日のパンその2は、栃木県真岡市 菅谷英位さん「大豆食パン」です。こちらは試食会前々日に冷凍便で届き、1日かけて解凍しておきました。

一見すると普通の食パンのように見えますが、手に取ってみて驚愕。写真でお伝えするために、先ほど登場したナチュのプレーン食パンと、左右同時に持ち上げてみました。

向かって左が大豆食パン、右がナチュパンの食パン

おわかりいただけたでしょうか……プレーン食パンと同じ力では、袋が突っ張るばかりで持ち上がりません。

重さを量ってみると、その差は約2倍。

左がナチュの食パン約330g、右が大豆食パン約620g

原材料には、菅谷さんが有機JAS認定を受けた圃場で育てた小麦や化学肥料や農薬を使用せずに育てた大豆が使用されているとのこと。

一体中身はどんな状態になっているのか……そしてお味は……実食が楽しみです。

本日のパン その3:平野さんのキウイパンケーキセット

本日のパンその3は、静岡県掛川市 平野耕志さん「キウイパンケーキ&キウイジャムセット」。こちらは冷蔵便で届きました。

平野さんは80品種以上ものキウイを栽培するキウイ農家さん。半年寝かせたこだわりキウイでつくるジャムなどの加工品も販売しています。

キウイの輪切りそっくりのキウイパンケーキは1cmほどの厚さに切られていて、抹茶味のグリーンキウイパンが4枚、カボチャ味のゴールドキウイパンが2枚、全部で6枚入りです。

セットのキウイジャムも、グリーンとゴールドの二色入りです。

一瓶食べても340kcal

キウイジャムの原材料は、キウイと砂糖だけ。シンプルにキウイを味わえるジャムといえそうです。

実食

さて、ひと通りの観察を終えて、会議などをしているうちに、気づけば日暮れ時となっていました。お腹はぺこぺこです。いよいよ実食していきましょう。

今回、偶然にも3種のパンの特徴がはっきりと分かれたため、試食順はコース仕立てに。

  1. 前菜:ナチュパン
  2. 主菜:大豆食パン
  3. デザート:キウイパンケーキ

それでは、完全プライベートパン喫茶のパンコースをお楽しみください。

前菜:ナチュのパン

さすがに全種類は食べきれないので、1人ひとつ、好きなパンを選びましょうか。私は素材の味をダイレクトに感じられそうな、「プレーン食パン」にします

では、私は味の想像がつかないので「山梨ワインパン」に

店員役兼カメラのなかゞわが軽くトーストしてお持ちしました

いただきます(※無言です)

実食中は会話禁止のため黙々と食べる2人

では感想を述べましょう

プレーン食パンの香りは……小麦の香りが引き立っています。バターの風味にも負けない強さでした

味わいは「プレーン食パン(小麦味)」とつけたくなるくらい、プレーンを超えた濃い味がします。今までの食パンを思って食べると、不思議な風味・食感です

それが挽きたて小麦の実力か……!

噛みしめる度に感じる繊細な素材の味……まさに前菜にぴったりなパンセットですね。山梨ワインパンは、いかがですか?

まず香りは、ワインなのかはわかりませんが、いろんな発酵系の匂いが入り混じっている気がしました

無言でパンの中にワインを探していたおゝしろ

味わいにも、ワイン、ちゃんといましたよ。噛みしめるうち、奥の方に、一瞬だけ顔を見せるような……クリームチーズをつけていただきたいです

とてもきれいな赤紫色は、見かけだけではなかったようですね。ワインのおつまみパンとしても試してみたいですね

主菜:大豆食パン

大豆食パンはテーブルカットでお好きな厚みに……だんだんパンが肉の塊に見えてくるようです

食パンを超える存在感がありますね

と、とりあえず切り分けてみますよ。どのくらいの厚みにしますか

では、2cmくらいの厚切りで

あ、しっとりしててすごく切りやすい

断面はどんな感じですか? ……ほお

ツブツブが……たっぷり

焼き加減はどれくらいが良いのでしょう

あ……味の想像がつかないので、まずテイスティングしてみませんか

そうですね

!!! これは……お、お、おいしいゾ? 生地はふんわりとした生食パンのよう

黒糖が入っているからか、甘くてクリーミーですね。大豆フィリングはココナッツのようなシャキッとした食感に後味がナッツっぽくて、本当においしいです

焼き加減はレアにきめました

トースターで30秒焼いて提供された大豆食パン

焼くとふんわり感が増す気がします

厚切りが、ほどよいしっとり感も残っていてとても良いです。いやあ、これはさすがに近所のパン屋さんでは買えない逸品ですね

重量の正体はパンの中にたっぷり巻き込まれている大豆フィリングだった(翌日撮影)

良い意味で予想を裏切られる、意外なおいしさでした。メインパンとして、大満足です

デザート キウイパンケーキセット

デザートはキウイパンケーキ。緑と黄色のコントラスト、すてきです

パウンドケーキのような感じかな?と想像していましたが、これは間違いなくパンですね

抹茶、かぼちゃがふんわりしっかりと香ってきます

茶色い皮の部分と種の部分が、ちょっとほろ苦くてすごく好きです

皮と種の色の違いまでもが再現されている(翌日撮影)

キウイの中心にある白い芯(胎座)や、その周りの種まで再現されているところに、キウイ愛を感じます

キウイジャムはとろりさらりとしていますね

グリーンキウイジャム(翌日撮影)

ジャムというよりは、コンフィチュールのような。種がプチプチして食感が楽しいです

ちょっと酸味があって、パンにつけるとさっぱりしますね

ヨーグルトに入れてもおいしそうだなあ

個性豊かなポケマルパンは楽しい

パンコースをたしなむうち、あれよあれよという間に日は暮れて、プライベートパン喫茶も閉店のお時間に。

ポケマルで買える加工食品には、原材料のどこかに必ずその生産者さんが栽培している食材が隠れています。

原材料生産から加工まで、生産者さんがプロデュースしたパンは、素材も作り方も形もオリジナル。他のどこでも買えない個性豊かなパンたちに、心は休むことなく踊り続けていました。

翌日撮影のパンたち。チョココロネ(右上)の詰まり具合に注目

読者のみなさまも、ポケマルで気になるパンがあれば、ぜひ試してみてください。一度に食べきれない……と思うかもしませんが、冷凍保存ができるパンなら、小分け冷凍して少しずつ食べることもできます。

今回のように、仲の良い人たちと一つずつ選んで持ち寄り、春のパン祭りを開催するのも楽しいですよ🍞🌸

関連商品

手作りパンは発送日が限られている場合もあります。商品説明をよくお読みいただいた上で不明点がある場合や、特別な要望がある場合は注文前に生産者さんに直接ご相談ください。

本文中で紹介した生産者さんの商品

◎川村さんのナチュパンセット

◎菅谷さんの食パンいろいろ

◎平野さんのキウイパンケーキとキウイジャム

その他のパンいろいろ

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文=尾形希莉子、写真・編集=中川葵

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