インターン日野原です。私、ずっと前から犬を飼いたいと思っているんです。
今までどうしても買えなかった理由は2つあります。
- 理由① 住んでいるマンションはペット不可であること
- 理由② 一人暮らしなので長期で家を空けることができない
きっとしばらくは犬を飼う夢は叶えられない――ずっとそう思っていました。
しかしある日、犬の代わりに今すぐ飼えそうな生き物を見つけてしまいました。
ぬか床です!!
ぬか床は吠えもしないし、散歩にも行きたがりません。でもぬか床の中の乳酸菌は日々着実に成長します。
そんなぬか床なら気軽に育てられるかも。
ということで、今回は家族の一員としてぬか床を迎えることになった筆者とその暮らしぶりをお届けします。
ぬか床の材料がやってきた

石川県の農家の西田さんの元からぬか床セットが到着したのは、2019年4月18日。
この商品は、ぬか床の材料一式が届くので、材料をぬか床に仕上げる作業が必要になります。今回はポケマルオフィスにてその作業を行っていきます。

ぱかっ

お手本として、西田さんが漬けたぬか漬けも入っていました

左が米ぬか。右の小さい袋は西田さんが15年お手入れを続けているぬか床からいただいた「種ぬか床」
西田さんの種ぬか床と米ぬかが合わさって新しいぬか床が生まれる……。これから「ぬか床出生の瞬間」に立ち会うわけです。わくわく。
さあ、ぬか床をつくろう
さてここからはぬか床作りの様子をダイジェストでお届けします。
作り方の詳細やコツについては過去の記事で詳しく紹介されているので、こちらを参考にしてみてください→ 種から作るぬか床の作り方。失敗しないコツとは?
まずは付属の自然塩入りの観音水を火にかけます。

観音水をこぼしてしまったら神の怒りに触れてしまうのではないかとひやひやしています
観音水が沸騰するまでの間に、米ぬかを中火で空煎りします。

ぬかが熱くなってきたかなーくらいでOK。やり過ぎてこがさないように注意です。
観音水が沸騰したら、火をとめて冷まします。空煎りした米ぬかも同じく冷まします。
冷ました米ぬかに冷ました観音水を入れて、西田家で15年育ったぬか床の種も入れてよくかき混ぜます。

混ぜたものを付属のタッパーに敷き詰めれば……ぬか床の誕生です!

名前はぬか子。どんな子に仕上がろうとこの名前にしようと決めていました。
ぬか床の準備ができたので、さっそく野菜を埋め入れていきます。
※西田さんのぬか床は、作ったその日から漬けはじめられるのです
まずはじめは、西田さんのセットに入っていたチンゲン菜とにんじんから。
軽く洗って好きな大きさに切ったら、塩で揉み込みます。この時、塩は洗い流さないようにするのがポイントということで、このままぬかに埋めていきます。

コンパクトですが、工夫すれば意外とたくさん入りますヨ。

西田ぬか床は冷蔵庫管理でOK。
夕方、ポケマルでのインターンを終えた筆者は、ぬか子を抱えたまま新宿から地下鉄を乗り継ぎ、ぬか子を自宅の冷蔵庫に寝かせました。
ぬか子との生活
1日目。

ぬかのいいかおりがします
さっそく昨日オフィスで仕込んだ人参とチンゲン菜を取り出してみました。
ちょうど丸1日漬けるくらいで取り出せばちょうどいいかな〜と思っていたのですが、ん〜かなりしょっぱい。西田さんが一緒に送ってくださったぬか漬けとは明らかに違いました。
きっと野菜にもみこむ塩の量が多かったのかも……初めてのぬか床作りが嬉し過ぎて、塩を振りすぎてしまったようです……。
その日はすべての野菜を取り出したあと、一度ぬかをかき混ぜ、ぬか子を寝かせました。
2日目。

今日はアボカドとかぼちゃのぬか漬けにチャレンジしてみます。
ぬか床にアボカド??かぼちゃ?? と思われるかもしれませんが、ほら、犬も小さいうちはいろいろな刺激に触れさせておくといいっていうじゃないですか。
せっかくなのでぬか子にもいろいろな経験をさせてあげたいのです。
アボカドはできるだけ硬いものを選んだつもりだったのですが、切ってみるとやわらかかったので中には埋めずに、軽く上からぬかをかぶせることにしました。

アボカドはなかなか崩れやすいですね
前回の反省を生かして、かぼちゃを少なめの塩で軽めに揉み込んでからぬか子に埋めてみました。

さてどんな味に仕上がるのでしょうか。
3日目。
ぬか床と暮らすとより健康的に暮らせるかも……。
と、ぬか床生活3日目に差し掛かったあたりから考えるようになりました。
ぬか子と暮らしはじめてからというもの、ぬか床を手入れするために早めにお風呂に入って、ぬか床の様子をみるために早めに起床する。
そんな規則正しい生活を自然に心がけるようになったのです。ぬか子は思わぬ副産物をもらたしてくれていました。

なんてぬか子との日々を振り返りながら、アボカドとかぼちゃを掘り起こしていきます。
柔らかいアボカドを手で掴むのはちょっと怖いので、ヘラを使って掘り起こすことにしました。
じゃじゃ〜ん!こんな感じに仕上がりました。

かぼちゃは強いシャキシャキ感が残るものの青臭さは全くなく、甘みがあってとてもおいしかったです。かぼちゃのようなかなり硬い食材でも、丸一日でぬか漬けができあがるなんて、ぬか子は優秀ですね。
問題のアボカドの方も、変色や形崩れは一切なし!とても綺麗な状態で埋まっていました。濃厚でチーズみたいな不思議な味わいで、おつまみにぴったりだと思います。
4日目。

昨日一昨日と、今まで漬けた野菜たちをひたすらぼりぼり。
パソコンで作業しながら食べるのにちょうどいいのです。おやつ代わりにもなるんじゃないしょうか。
今日はアボカドに続く、ちょっと変わり種食材として長芋を漬けてみることにしました!
ちなみに長芋を漬ける際は、しっかり洗ってからヒゲの部分を火で炙って焼き切るといいそうですよ。我が家にはIHしかないため、手でぶちぶちとヒゲをむしり取りました。
かなりネバネバしているので、ぬか床本体の容器に直接入れずに、ぬかを少し分けた別の容器で漬けてみました。

5日目。
学校から帰宅後、長芋を掘り起こしてみました。
あれ? 昨晩から丸1日漬けたはずなのに、見た目に何も変化がない。本当にぬか漬けになっているのかなと心配しながら食べてみると……。

大成功です。
語彙力が足りずこの美味しさをうまく伝えられないのですが、ぬかの風味と長芋のシャキシャキネバネバ感が合わさってもう……最高です。
わさびをつけるとさらに美味しい!
あまりの美味しさに一度に全て食べきってしまいました。
旅行中のぬか床のお世話…どうしよう
あぁぬか子との生活楽しいな。やっぱりぬか床を選んでよかった。
ほっと一息つきながらふと手帳に目をやると……「ゴールデンウィーク」の文字が。
と、ポケマルオフィスでそわそわしていると、救世主たちが現れました。
\\それなら、私たちが預かってあげるよ//

ということで、ぬか子はポケマルスタッフ3人のお家でしばらくお世話になることとなりました。
でも……
ぬか子が危ない目に遭うんじゃないかと、心配は募るばかり。
しかし、ゴールデンウィークはもうすぐ。手段を選んでいる場合ではないのです。
ぬか子……元気でね……。
後編に続く>>ぬか床生活の魅力とは?ぬか床リレーしてみたよ
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文=日野原有紗、編集=中川葵