【つながるポケ○(マル)日記】農×音楽で境界を越える3日間。ー百姓・しなやんさんが起こす新たな波とは?ー

※こちらではポケットマルシェ公式noteにて2022年10月に公開した記事を再掲載しています。




「農具を置いて、
楽器を持って、
そろそろ音楽で話そうか。」


突然ですが、音楽フェス好き、農業好き、またはいずれかに関わる方必見!#農家バンドフェス2022 をご存知ですか?



農家バンドフェスは「ただただ楽しむ」というコンセプトから生まれました。日々で直面するあらゆる出来事や膨大な情報の中に身を置きながらも「この日だけはただただ楽しい時間だけが過ぎていった」そんな子供の頃のような感覚を作りたかったからです。

・・・

誰もが発信し、表現できる良い時代になりました。でも、それは自由なはずなのにどこか不自由さを感じることもあります。

もっと自分たちらしく、そして圧倒的に楽しくコミュニケーションできる方法はないだろうか。

それは「音楽」にありました。

音楽には簡単に国境や文化を越えてしまうほど軽やかで強力なポテンシャルがあります。そして音楽は、豊作を祈るお祭りに代表されるように農との関わりも深い。



今こそ、本気で楽しいことをやりませんか?

たった3日間だけでいい。日本中のタイムラインを農と音楽で埋め尽くしたい。

一人でも、地域や会社の仲間同士で、SNSで繋がったあの人とでも。伝えたいことがある人もない人も、ただただ楽しむ。

公式note「農家バンドフェス2022〜そろそろ音楽で話そうか〜|開催概要」



去年2021年のハロウィーンに初開催され、大成功を収めた農家バンドフェス。
今年はさらにパワーアップした3DAYSフェスとして開催されます。

この農家バンドフェス、何が特徴的かというと…
現役農家さんが仕掛け人であるところなのです。


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主催しているのは、きゅうり専業農園「しなやかファーム」を営む、「しなやん」こと、阿部俊樹さん


つい下を向いてしまいそうになる閉塞感のある時代の中で、演者にとっても視聴者にとっても、それぞれが受け取る楽しさの集合場所を作ろう。そして、その仕掛け人が命を支える我々農家であることで、より力強さと楽しさが伝わるはずだと思いました。
忙しい農作業の合間を縫ってここまでやるのか…という、農家さんの本気の遊び心が伝わるといいな。


今回は、#農家バンドフェス2022 が創る世界観について、ポケマルがサポーターとしてご紹介いたします!



仕掛け人、しなやんさんが持つ想い

実は、しなやんさんが作るブルームきゅうりは、なかなか出回っておらず、とっても美味しいとポケマルリピーターファンが多い商品🥒

(今年5月には、野菜ソムリエサミットで銀賞を受賞されていらっしゃいます…!ポケマル社員にもファンが多いようですね👀)



このように、数少ないきゅうり専業農家として、市場にほとんど出回っていないブルームきゅうりの品質を常に追求し、「日本中にもっときゅうりが好きな人を増やしたい」と話すしなやんさん。農家を続ける上で、基盤としている大事なテーマがあるようです。


ズバリそれは…

「生産者と消費者の壁を壊す」


これは僕自身の経験がもとになっています。農業に関心を持ったころ、当時は農家さんが直接情報発信をしているところをほとんど見かけませんでした。

それもあってか、農業に関して出てくる内容は「きつい、きたない、かせげない…」など、ネガティブな情報ばかり。それはまさしく、昔の自分と同じでした。

いち消費者である自分は毎日のようにスーパーに行っているけれど農家さんのことを考えることはほとんどない。農家さんのもとへ足を運んで話を聞くと世間は何も分かっていないと言う。これはどちらが良い悪いではなく、とにかく接点が無さすぎると思いました。

ならば、このお互いの間にある壁を壊せばいい。そうすればもっと食に関しての見識が広がり、メディアに流されずに誤解も解け、世界が豊かになると確信したのです。その足がかりとして、しなやかファームの活動を知ってもらうことからはじめました。

・・・

ただ自分の手が届く範囲で関係人口を増やしていき、その人たちが豊かになるキッカケを与えていきたいと思っています。それが結果、いつか大きな波になればいい。

このしなやんさんの想い、ポケマルが掲げるビジョンに驚くほど重なる部分があるのです。

実際に、2017年夏、しなやんさんとポケマルは、代表・高橋博之と社員・中山を通じて出会っているようで….。

当時を、中山はこのように振り返ります。

2016年の9月にポケマルのサービス開始した当時から、博之さんと中山で登録いただいている生産者さんに直接お会いしに行く旅をしていました。
その旅先として三重に行く際にしなやんさんにもご挨拶に伺ったのが最初の出会いです!

当時はSNSで情報発信したり、生産者と消費者を直接つなぐ取り組みをしている農家さんはなかなかいない中で、しなやんさんは当時からSNSで情報発信をしたり色々なイベントを企画したりしていてびっくりしたのを覚えています。

写真にあるように、きゅうりのハウスの壁に、来てくれた人の手形を残してもらうとか面白い取り組みもしていて、とにかくすごいな、と!

それ以来、ポケマルで販売いただくことはもちろん、SNSでも仲良くさせてもらっています!


農作業と並行して、就農一年目から様々な企画を実現させてきたしなやんさん。

中でも、代表的な企画といえば、生産者と消費者の壁を壊すというテーマを表現した、食と音楽の収穫祭・しなやかフェスでした。

そして、去年2021年には「ただただ楽しむ」がコンセプトの、全国の農家バンドが一斉にTwitterへ集結するオンラインフェス、農家バンドフェスも実現。

ここで同時期に話題になったのは、こちら、TOKIOの「Love you only」をカバーした『NOGIO』によるバンド映像です。

もちろんフェスも大盛況で、Twitterタイムラインを揺るがす、大イベントに。全国の農地をバックに、色とりどりの個性的なバンド映像と熱意が飛び交う場となりました。

#農家バンドフェス 2021 演奏動画まとめはこちら



今年の農家バンドフェスは…?

さてさて、今年の農家バンドフェスは、さらにバージョンアップ。
3DAYSの開催ということで、エントリーしたバンド数もかなり多いようです!!

もちろんここでポケマルメンバーが静観するはずもありません。
始めに動いたのは、やはり、もとよりしなやんさんと親交が深かった中山です。


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今回はプロデューサーとして!

この度2021年に次いで農家バンドフェスなるものを開催すると聞いたので、問答無用で協賛させていただきたいと思ったし、メンバーとしても参加できればなと思って、即slackでメンバー集めを行ったという次第です。

「音楽には国境はない」ってみんなが言うじゃないですか。好きなリズムで好きな歌詞を口ずさめばみんな仲良くなるって。そんな音楽を起点にして農に関係あるメンバーたちがで会社や農法や栽培品目や栽培規模関係なく集う「農家バンドフェス2022」をポケマルとしても個人としても全力で盛り上げていきたいと思っています!


ということで、バンド『音風太陽』を結成!

(わかりにくいですが、社名の「雨風太陽」にちなんでいますよ!!!)

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そして、ELLEGARDENの「風の日」をカバーします!

配信は、10月29日(土) 21:10
ORANGE STAGE @twitterタイムライン

(当日の様子はこちら⚡️)

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日々の業務後、懸命に練習を重ねたメンバーたち。


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気合十分です!!



その後無事撮影も終了し、絶賛MV作成中でございます!

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今回、雨風太陽としても有志数名で今回の農家バンドフェス2022に参加することにしました。バンド名は『”音”風太陽』。雨風太陽ではありません。😉私たちは、今年の4月に社名を「ポケットマルシェ」から「雨風太陽」に変更しました。この社名は「あらゆる場所に自然の恵みをもたらす雨や風、太陽のように、私たちは都市と地方をかきまぜることで、日本中あらゆる場の可能性を花開かせる存在になりたい」と願って名づけた社名です。そうなれば、多様な地域が百花繚乱する日本を、未来に残していく道が開けると確信しています。そんな雨風太陽の社名を1文字変えた『”音”風太陽』は、「音楽を通して、農に関わるみなさんをかきまぜ、楽しく明るい日本の一次産業を作る」ことを目指しながら、当日演奏したいと思っています!


10月29日〜31日の3日間は、農に関わる全ての人の多彩な一面が見れるはず。タイムラインでお会いできることを楽しみにしています!

※イベントは既に終了しています。

当日の様子はこちらに全て記録されています。フェスの総括も是非✨



 

Producer

 


阿部俊樹 しなやかファーム|三重県四日市市

   

     阿部俊樹(しなやん)/1981年生まれ/三児の父/カメラが趣味/人がやらないことをするのが好きで、直感で面白いと思ったものに日々挑戦しています/Voicyパーソナリティ


   
     


   
 


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