
にんじんは野菜の中でもフィトケミカルの一種であるβ‐カロテンの含有量がトップクラス。
このカロテンの名前は、にんじんの英語名「キャロット」に由来します。
β‐カロテンは体内でビタミンAに変化し、髪の健康維持、皮膚や粘膜を保護します。強力な抗酸化作用を発揮し、紫外線に対抗する力を強めてくれる為、美肌にもとても効果的です。その他、免疫力を高め、風邪予防、がんや動脈硬化の予防に期待できる健康野菜です。
にんじんの調理のコツ!
にんじんに含まれるβ-カロテンは油に溶けやすい脂溶性のビタミン。
つまり、油との相性が良く、揚げもの、炒め物、オイルドレッシングなど、油と摂取することで、β-カロテンの吸収率がアップします。
また、カロテンは「皮」の近くに多く含まれるので、皮をなるべく薄く剥くようにするか、皮ごと調理すると効率的に栄養素を摂ることができます。
にんじんを使ったレシピ
<にんじんツナサラダ>
電気や火を使わずに作れる簡単レシピ!

【材料:2人分】
・にんじん 1本
・ツナ缶 小1缶
・塩 適量
・〇レモン汁又は酢 小さじ1
・〇オリーブオイル 小さじ1
・〇ブラックペッパー 少々
・刻みパセリ 適宜
【作り方】
① にんじんは千切りにして塩をまぶし、しばらくおき、水気をしぼる。
② ボウルに①、オイルを適度にきったツナ、〇を入れて和える。
器に盛り付け、パセリを散らす。
【効果】
常備菜にもなる、シンプルおかず!オイルを加える事でβ-カロテンの吸収率がアップ!
<にんじんピューレの豆乳グラタン>
にんじんのほんのり甘味が美味しい!

【材料:2人分】
・にんじん 大1本
・とうもろこし 1/2本
・玉ねぎ 1/2個
・アスパラガス 4本
・ビーツ 少々
・バター 10g
・米粉 大さじ1
・豆乳(又は牛乳) 200㏄
・塩・胡椒 適量
・パルメザンチーズ 大さじ1
【作り方】
① にんじんはイチョウ切り、とうもろこしは包丁で実をそぎ落とし、飾り用に少しとっておく。玉ねぎは薄切り、アスパラガスはさっと茹でる。
② 鍋にバターを熱し、にんじん、とうもろこし、玉ねぎを炒め、水100㏄を加えて蓋をし、にんじんがやわらかくなるまで蒸し煮する
③ 米粉を加えてよく混ぜ、豆乳、塩・胡椒を加えて味を調え、ひと煮立ちさせる。粗熱をとり、ミキサーにかけてにんじんピューレを作る。
④ 耐熱皿に③、アスパラガス、ビーツ、飾り用のとうもろこしをのせ、パルメザンチーズを散らしてオーブンで表面がこんがり色づくまで焼く
【効果】
にんじんの色鮮やかさと甘味が全体に溶け込んだグラタン。
ボリュームをつけたい場合は、チキンやベーコンを加えていただきましょう。
<にんじんのほっこりポタージュ>
これから温かいスープが恋しくなる季節。にんじんの甘さに思わずほっこり!

【材料:2人分】
・にんじん 大1本
・玉ねぎ 1/2個
・〇水 100㏄
・〇ローリエ 1枚
・〇無添加固形ブイヨン 1個
・豆乳 300㏄
・塩・胡椒 少々
【作り方】
① にんじんは小さめの乱切り、玉ねぎは薄切りにする。
② 鍋に①、〇を入れて火にかけ、にんじんがやわらかくなるまで煮る。ローリエを取り除き、粗熱をとる。
③ ミキサーに②、豆乳を加えてなめらかになるまで攪拌し、塩・胡椒で味付けする。鍋に戻し入れて温めて、器によそう。
【効果】
色鮮やかなにんじんの色を楽しみながら、お野菜がたっぷりと食べれるポタージュ。
温かいポタージュをゆっくり味わうと心もカラダもほっこり!リラックできます。
余った野菜があれば、一緒に加えてお野菜の栄養高めましょう!
一年間流通しているにんじんですが、これから寒くなるにつれて、にんじんの甘味が増し、栄養価も上がってきます。
ますます美味しくなる「にんじん」を食事に取り入れて、美肌&免疫力アップを心がけましょう!
久保ゆりか
シニア野菜ソムリエ / 腸美人コンシェルジュ プロ
2011年7月 九州初のシニア野菜ソムリエの資格を取得。フードコーディネーターであり、最高峰シニア野菜ソムリエの資格を併せ持つ野菜ソムリエ。日本料理や製パンに関する専門知識と技術を持ち、書籍やWEB等へ掲載する料理のフードコーディネートやレシピ提供、料理教室・セミナー講師、各種メディアへの出演のほか、企業のレシピ・商品開発も手掛ける。野菜、果物、素材を大切にした季節感のある料理が得意。カラダの中からキレイになること、発酵食品の研究も行っている。