みなさんこんにちは、編集部インターンの日野原です。
いつもマガジンを読んでくださっている方々はお気づきかもしれませんが、私を含めポケマル編集部はくせ者揃いです。そんな編集部の中に、この春大学を卒業し、社会へ旅立っていくメンバーがいます。
それは秋田県出身の金澤。
漁師さんとの会話でネイティブ秋田弁を駆使したり、直筆イラストで妄想を具現化したり、くせ者揃いのポケマル編集部で人一倍の個性を発揮してきた彼ですが、実は人知れず大学生らしからぬ悩みを抱えているのです。
こちらがときめきを無くした金澤。悩みのクセも強めです。
ポケマル編集部としては、やはり「食」の力に頼るしかありません。ということで、様々な品種のいちごを取り寄せて、彼の大好物「いちご大福」を作ることにしました!
きらきらと輝くいちごたちの力を借りて彼の闇を取り払い、ときめきを取り戻してもらいたいと思います。
金澤の悩みについて詳しく知りたい方はこちら:会社にハーブティーバーをつくる”効果”とは?国産ハーブティで美味しいコミュニケーションしよう
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いちごとご対面〜!
普段は静かな金澤が、今日はなんだかそわそわしています。
ピンポーン♪>
バタバタバタ……
チャイムが鳴るのと同時に、嬉しそうに玄関へと走っていく金澤。いつもと何かが違います。
ポケマルオフィスに、次から次へといちごボックスが運ばれてきます。
いちご取り扱い注意
ちょき
ぱかぁ
あ、あれ? もうときめきはじめちゃってません?
こんなに嬉しそうにはしゃいでいる金澤を見るのははじめてです。
いちご大福の作り方〜求肥編〜
いちごが揃ったところで、さっそくいちご大福作りにとりかかります。はじめに大福を包むための「求肥(ぎゅうひ)」を作っていきます。
用意するものはこちら。
材料(8〜10個分)
白玉粉・・・
| 100g
|
砂糖・・・
| 100g
|
水・・・
| 180cc
|
作り方
①水、白玉粉、砂糖をレンジ対応ボウルに入れてよくかき混ぜます。
②よくかき混ぜたら、ボウルにラップをかけて電子レンジで数回に分けて少しずつ温めながら粉とお水を混ぜていきます。※加熱回数は求肥の分量によって変わります。混ざり具合をよく観察しながら行いましょう。
まずは1回目、600wで2分加熱します。
③レンジから取り出して、熱いうちにすぐ混ぜます。
まだべちゃべちゃです
④2回目、600wで1分加熱してまた混ぜます。
だんだんと粘り気が強くなってきました
⑤3回目、600wで1分加熱して混ぜます。
おりゃっ
⑥全体をまんべんなくかき混ぜて、表面に艶が出てもっちり感が出ていれば完成! まだやわらかいようであれば、再度30秒ほど加熱して混ぜる工程を繰り返します。
こりゃもちだ
今回は3回の加熱でもっちり状態になりました。お菓子作りが苦手な筆者でも、簡単に作ることができました!
いちご大福の作り方〜包む編〜
求肥ができたら、いよいよいちごとあんこを包みます。
今回は普通のいちご大福ではなく、好みのいちご・トッピングを選んで求肥に包む「手巻きいちご大福」形式に。ということで、いちごとあんこの他にもいろいろなトッピングを用意してみました。
今回用意したいちご大福の具材:
いちご、こしあん、ホイップクリーム、チョコレート、クリームチーズ、片栗粉(打ち粉として使用)
おや? シュークリーム……?
手巻きいちご大福の包み方
①深めの容器に片栗粉を敷きます。手に片栗粉を付けてから求肥をちぎります。いちごの大きさや皮の厚さの好みにもよりますが、大福1個分としてはだいたいピンポン球くらいの大きさが目安です。
②ちぎった求肥の表面に片栗粉をまぶしてから、片栗粉を敷いたまな板等の上で伸ばします。目安は直径7〜8cmくらい、厚みは5mmくらいでしょうか。
ここで薄く伸ばそうとがんばり過ぎると求肥に穴が開いてしまうので注意しましょう!
③あんこをのせて軽く伸ばします。目安はスプーン1杯くらいの量です。
⑤あんこの上に好きな品種のいちごをのせて包みます。
これ……包めるのかな……?
四隅を上に集めるようにして……
左手でやさしく支えて右手で口を閉じてみます。閉じたい部分だけに水をつけるとくっつきやすいです。
閉じ口を下にして置いてみたらそれっぽくなってきた
裾の部分をいじってみたらおばけの〇太郎みたいになりました
いくつか作るうちに丸いいちご大福をつくるコツがつかめてきました。
クリーム入りバージョン
チョコレート入りバージョン
あんこといちごがはみ出さないよう、いちばん上手に包めたものがこちら!
かわいい!
ときめきを取り戻せるか? 金澤、実食!
いざ!
もぐもぐ
にやり
無言でにやにやしているあたり、相当気に入ったようです。
この表情が証拠です
少し前まで「ときめきってなんですか」なんて言っていた人とは思えません。
美味しいものは人を幸せにする。
シンプルですが、今日の金澤を見ているとやっぱりこの言葉に尽きるなぁと感じました。
大切ないちごメンバーを紹介します!
金澤を深い闇から救ってくれた4種類のいちごたちを金澤のコメントと共に紹介します!
左から紅ほっぺ、スカイベリー、とちおとめ、さがほのか
①スカイベリー
栃木県澳原さんのスカイベリー!
びっくりするくらい大きいのです
とちおとめの後継品種として知られるスカイベリーは、研究に17年もの時間をかけて誕生した希少ないちごなんです。大きさだけでなく、甘さ、ジューシーさに関してもまさにプレミアム。
※記事公開時は販売終了しています。
②とちおとめ
お次は同じく栃木県澳原さんの「とちおとめ」。
スカイベリーを注文しようと相談したところ「いちご大福ならとちおとめの方が向いてますよ」とアドバイスをいただき、急遽2品種セットにしていただいたのです。
東日本で「いちご」と言えばとちおとめ
関東では代表的な品種であるとちおとめ。しっかりとした甘味がありつつも、ほどよい酸味を感じることができます。サイズも大福に入れるのにちょうど良さそうでした。
※記事公開時は販売終了しています。
③さがほのか
3つ目は九州から。佐賀県飯田さんのさがほのかです!
あれ、すでに封が開いている
犯人はこの方(待ちきれなくてつまみ食いしました、ごめんなさい)
いちごの産地として知られる佐賀県生まれのさがほのか。練乳も必要ないくらいの甘さでした。それだけでなく、外見と色味がいいので丸のままデザートの飾りにするととても綺麗ですよ。
④紅ほっぺ
そして4つめは、東海地方のいちごの名産地! 静岡県鈴木幸夫さんの幸せイチゴ「紅ほっぺ」!
やっぱり封が開いている……。「さがほのか」同様、こちらも同一犯による犯行です
言わずと知れたいちご界の王者、紅ほっぺ。静岡で研究開発されたイチゴの品種で、甘味と酸味のバランスが良く、特別な深みのある甘さを感じることができるんだとか。果実がしっかりしていて食べ応えがありました。
一見するとあまり味や食感の違いがわからないいちごたちも、食べ比べをしてみるとそれぞれの個性や魅力に気づかされます。
全員並べてみるとこんな感じ。
前述の通り、待ちきれなくて撮影中にいくつかつまみ食いしてしまいました
少しずつ形も大きさも個性が出てます! 切ってみると、中の色もこ〜んなに違う!
左から紅ほっぺ、スカイベリー、とちおとめ、さがほのか
いちごの品種はこの他にもいろいろあるので、興味のある方はこちらの記事:いちご11種類ご紹介。買える!食べられる!いちご図鑑! もご覧下さい!
みんなで楽しく大福作り!
せっかくなので、最後は編集部みんなでいちご大福を作ってみることにしました!
みてみて〜とライター大城
文鳥大福を作ってみたらしい
トッピング次第ではこんなに凝ったものも!
編集中川作のくまさんいちご大福
いちごのおかげでときめきを取り戻した金澤は、もはや大福の枠にとどまっていることができない様子。
シュークリームの中にいちごを入れてみたり
差し入れのチーズタルトをいちご仕様に改造したり
楽しすぎて企画を忘れてしまうほど、みんなですてきなおいしい時間を過ごすことができました!
* * *
金澤の悩みから始まったいちご大福企画、いかがだったでしょうか?
彼が本当にときめきを取り戻せたのか、真相は謎のまま。でも今日の彼を見ている限りは安心して見送ることができそうです。
美味しいものを食べた時のなんだか嬉しくてわくわくする気持ちは、ずっと心に残っているもの。金澤がまたいつかときめきを無くしてしまった時は、今日みんなで食べた美味しいいちごたちを思い出してくれたらと思います。
そして、この企画に登場したいちごの生産者である澳原さん、飯田さん、鈴木さん、ありがとうございました! 特徴の異なるいちごたちを食べ比べることで、それぞれのおいしさを楽しむことができました。
ごちそうさまでした!!!
今回は4種のいちご、3人の農家さんのみのご紹介となりましたが、ポケマルには他にもたくさんの品種があります。冬いちごの旬はだんだんと終わりが近づいています。旬の時期に旬の食材を味わいましょう!
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文=日野原有紗