海の上で働く漁師の仕事ぶりがハンパない - 定置網漁の一部始終【ポケマル体験記】

ぬのいです。定置網漁の船に乗せてもらいました。

しばらく会社勤めをしている私からすると、男女問わず、仕事のできるカッコいい人たちをこれまで見てきました。しかーし!漁師の仕事を見ていたら、もうこれは仕事という概念が覆されます。今回は、この27年ほとんど港にも畑にも触れたことのない私が、現場のリアルをお伝えしたいと思います。


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まず、定置網漁って?

言葉の通り、海の一定の場所(通常陸から2~5分離れた場所)に網を仕掛けておく、漁の手法。季節ごとの潮の流れなどを読んで網を設置する知恵やノウハウが必要とされる上、魚をうまく確保するための網の構造は非常に複雑で、作れる人は限られるそうです。


通常6~15人ほどの乗組員で船を出し、網にかかった魚を船へ取り込みます。今回はマグロやブリ、シイラなどが中心の漁でした。


朝6時、青森県深浦市の漁港に集合。

今回乗せていただいたのが、このはくしん丸。集合場所に行くと、すでに漁師さんたちは慌ただしく準備をしています。


そして港出発。

すぐに見えたのは、包丁を研ぐ漁師さんの姿。


10分ほどで1つ目の定置網に到着しました。


素早く定置網を引き寄せます。ものすごい腕の回転の速さ。引き寄せる速さを笑顔で競い合う漁師さんの姿も見えました。


この日は他の船が出なかったこともあり、1つの船に通常より多くの漁師さんが乗っていました。一列に並びタイミングを合わせながら、網を船の近くまで引き寄せます。定置網にかかった魚のかたまりが徐々にこっちの方へ。


十分に定置網を引き寄せたら、大量の魚がかかっている定置網のところへ、魚をすくう用の網を入れ、魚をとります。


すくう用の網も十分に大きく重いので、クレーンを使って狙ったところに入れます。


魚がある程度すくえたら、クレーンで網を引き上げます。


船に降ろします。


すると・・・


なんかハンマーを振り上げている・・・!!


そして、マグロの頭にハンマーを振り落としました。


最初はだいぶショックを受けましたが、これも新鮮な魚を私たちの元へ届けるために必要な処理。

マグロは船の上ですぐに絞め、血抜きなどの作業を行います。これにより魚の死後硬直を遅らせ、鮮度をより長時間保つことができるのです。

マグロを船にあげたあとは大変暴れるので、そのままの状態だと絞めることができません。そのため気絶させるためにハンマーを使うというのです。

普段は電気ショックを使うことが多いそうですが、この日はハンマーを使用していました。


船の奥の方では、素早くマグロの神経絞めと血抜きが行われています。


定置網にかかっている魚がなくなるまで、[網ですくう→魚を分ける→マグロは絞め&血抜き→氷の中へ]を繰り返します。


1つ目の網が終わると、二つ目の定置網まで移動します。


網を入れます。


魚を・・・すくう!


すくうぅぅぅう!


見てください。この二人の筋肉!この網ですくう作業がどれだけ重いかわかりませんが、この剛腕の二人が全力で当たっているところを見ると、相当重いはず。これを何回も繰り返し行うわけですから、体力もハンパない。

さすがに最後の方は「あ〜疲れた〜」と言っているのを聞いて、「良かった、この人たちも人間だった」と少し安心しました。


クレーンであげて、


絞め&血抜き。


どんどん船上は、血まみれに。漁師さんもマグロの返り血を浴びて全身血まみれになっていきます。すごい光景です。


海の上での戦いが終わり、港へ戻ってきました。



港に戻ってきてからも漁師の仕事は続きます。新鮮な魚を私たちに届けるために、もちろんこのあとの工程もスピードが大事です。


まずマグロ以外の魚から。

その場ですぐに箱詰めされます。


お次はマグロ。

クレーンでマグロを釣り上げます。


でかいです、マグロ。


これを丁寧に、氷の中へ入れていきます。


漁師さんの仕事の一部を見ていただきました。

私たちが新鮮なお魚を生のまま楽しめるのも、漁師さんのこうした働きあってのこと。そしてまさに命あるお魚をいただいているということを実感せざるを得ません。

そんなマグロも漁師さんが直送してくれます!


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文=布井佑佳

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