【地域の伝統・郷土料理】だまこ汁

秋田県の農家などで食べられていた家庭の味、だまこ汁。似た材料で作る、きりたんぽ鍋よりも前に作られていたとも言われています。

名前の「だま」は、ごはんを潰して丸めるという意味で、そこに秋田の方言「こ」がついた、ほっこりする響きの料理です。

だまこに鶏肉や舞茸、ごぼうの旨味がじんわりと染みたあつあつの汁は、体も心もほっとさせてくれます。


【材料(2人分)】

ごはん 120g

鶏もも肉 100g

舞茸 1/2袋

ごぼう 40g

出汁 400cc

醤油 大さじ1

みりん 大さじ1

酒 大さじ1

塩 小さじ1

せり/みつ葉 適宜


【作り方】

① ごはんはすりこぎでねばりがでるまで潰し、2~3cm大に丸めておく。

② 鶏もも肉は食べやすい大きさに切り、ごぼうはささがきにし、舞茸は食べやすい大きさにほぐしておく。

③ 鍋に出汁、醤油の半量、みりん、酒、塩を加え、ひと煮立ちさせたら、鶏もも肉、舞茸、ごぼうを加え、具材に火が通るまで加熱する。

④ ①を加え、あたためる程度に加熱したら器に盛り、切ったみつ葉(/せり)をのせる。

【ポイント】

・ごはんは少し固めに炊いたものがおすすめです。手などにくっつきやすいので、水をつけながら作業するとやりやすいです。

・だまこは煮過ぎると崩れやすいので、食べる直前に加えてあたためる程度に加熱してください。


だまこ汁にちなんで、東北地方のお米を中心にご紹介します。

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