【地域の伝統・郷土料理】夏秋野菜×ぬか床のつくり方

【地域の伝統・郷土料理】では、日本の各地域で伝統的に作られている料理をご紹介します。手順を追って作り方も紹介しますので、ぜひご自宅で試してみてくださいね。


ぬか漬け

夏秋のお野菜とも相性のよいぬか漬けですが、ぬかには炭水化物やビタミン、ミネラルが含まれているので、暑さで食欲が落ちたり、さっぱりしたものばかりになりがちな時期にはぴったり。

そのままごはんのおかずにしたり、お茶漬けの具にするだけでなく、そばやうどん、パスタと合わせて食べたりと使いやすい副菜です。

そんなぬか漬けの作り方をご紹介します。


ぬか床の作り方

材料(はじめやすい量)


・ぬか 800g

・ぬるま湯 800cc

・塩 110g(ぬかの13~15%程度)

・干ししいたけ 2枚

・昆布 3枚(5cm角程度のもの)

・唐辛子 1~2本

・捨て漬け用の野菜 適宜


ぬか床の作り方

1. ぬかをフライパンでから煎りし、冷ましておく。

2. (煎りぬかの場合は不要)ぬるま湯に塩を入れ、完全に溶かし塩水を作っておく。

3. 保存容器に①のぬかを入れ、①の塩水を少しずつ加え混ぜ、やわらかめの味噌ぐらいの固さにする。

4. すりおろした干ししいたけ、昆布、種を除いた唐辛子、捨て漬け用の野菜を漬け込む。


☆はじめの1週間ぐらいは朝晩2回、容器の底からしっかりかき混ぜる。捨て漬け用の野菜は3~4日で新しいものに取り替える。

季節や室温によりますが、1週間前後でぬか床の完成です。(適温は20~25℃)


野菜を漬け込む

1. 漬け込む野菜を洗い、水気をふきとる。

2. 野菜が見えないようにぬかで包む。

☆漬け込む期間(目安)

・水分の多い野菜:半日~1日

・硬い野菜:2~3日


3. 漬かったら野菜についたぬかをとり、ぬかを洗い落とす。


出来上がりです。


ぬか床のお手入れ/ワンポイント

・少しずつでも毎日漬け込みましょう

・できる限り一日一回は、ぬか床を混ぜてあげましょう

・ぬか床がゆるくなってきたら、「たしぬか」をしましょう

 ※たしぬかはぬかと塩を13~15%の割合で混ぜればできあがりです

・混ぜるときは素手で混ぜましょう

・数日混ぜられないとき、あまりに暑い日は、冷蔵庫保存もおすすめです

・ぬかはお米屋さんで買えたり、精米機でもらえたりします

・塩は自然塩や粗塩など、うまみの多いものがおすすめです

・漬け込みするものは向き不向きがあります

◯きゅうり、なす、にんじん、大根、かぶ、キャベツ、など

×トマト、たまねぎ、ねぎ、ゴーヤ などの水分が多い/苦みのつよい野菜



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※野菜セットは、それぞれの農家さんが、その時の旬のお野菜をセットにしているため、商品写真とは異なるものが入っている場合や、また写真に写っていても実際の商品には入っていない場合もあります。お野菜の旬は短いため、その季節ごとの旬を是非楽しんでくださいね!

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