「ポケマル国王」を自称する株式会社ポケットマルシェ代表の高橋博之。前回の記事では、高橋の国王演説をレポートしました。
この社会は、私ひとりで叫んでいても変えることができません。しかしたくさんの作り手・食べ手・関係者がグラウンドに立ち、みんなで前に進めば変えられるのではないでしょうか。
その訴えは決してただの机上の空論では無く、ポケマルの2年半の歴史の中で実際に起きた事例を元に、国王の心の中で確信となったものです。
そこで!
ここからが平成の百姓一揆の目玉企画。ポケマルの中で素敵なごにょごにょ関係を築き上げた作り手と食べ手のペア(以降、「ごにょブル」と呼びます)を壇上にお招きし、とことん語らってもらいます。題して、
○○さん、いらっしゃい
勘の良い方はお気づきかもしれませんね……あの伝説の名番組「新婚さんいらっしゃい」へのオマージュとして、そのポケマル版をやってみようというわけです。大事な司会の桂文枝師匠役には、もちろん国王の高橋博之を配し、美しいごにょごにょエピソードを引き出してもらいました。
高森さん&茶太郎さん、いらっしゃ〜い

いらっしゃい企画では2組のごにょブルに登壇していただきます。1組目のごにょブルは、漁師高森さんと茶太郎さんです!
コミュニケーションの中心が食卓に

茶太郎さん(左)と、高森さん(右)
——【司会】茶太郎さんはどこでポケマルを知ったのでしょうか。
——それまでの生活で、生産者から直接食べものを買った経験はありましたか?
——実際にポケマルを利用して、食事の場は変わりましたか?
——なるほど。でも、ポケマルをたくさん使っていると、食費は高くなってしまうんじゃないでしょうか。
——茶太郎さんはこれまで500回近くポケマルで買い物してくださってるんですよね。その中で出会ったのが、お隣に座っている高森くんだったと。
「おいしい、ありがとう」は漁師のエネルギー

関連記事:23の命が詰まった「未利用魚セット」を買っておいしく食べ尽くしました!
——ポケマルと出会って、どういう変化がありましたか?
——高森くんは元々東京の不動産会社で勤めていたんですよね。なのにどうして地元に帰り、仕事を継ごうと思ったんですか?
都会っ子の茶太郎さんの息子さん、将来の夢は「漁師」

茶太郎さん息子さんの夏休みの自由研究にも登場するポケマル生産者さん(茶太郎さんの投稿より)
——ポケマルを介して出会った2人ですが、茶太郎さん、それ以前は漁師の知り合いなんていなかったわけですよね。
——高森くんと繋がって、息子さんが将来何になりたいって言ってるんでしたっけ?
——東京で生まれ育った、漁業と無縁の子が漁師になりたいと言うなんて、いったいどんな漁師像なんでしょう?
——戦隊モノに見えてるのかな(笑)。都会だと定時の仕事ですが、そこはびっくりしますよね。僕は「知らないこと」って罪だと思っていて。知れば待てる余裕もできるし、待つ楽しみもできますね。
——これが将来の消費者になったら楽しみですね。高森くん、都会に住む子供が自分の浜の天気を気にしてくれているってどうですか?
——高森くんが送ってくれる「未利用魚セット」には色んな種類の魚が入ってますよね。いつもどうやって食べているんですか?
——ちなみに茶太郎さんは、漁業現場に行ったことはありますか?
応援したい気持ちに、場所なんて関係ない

——高森くんはよく現場の様子を投稿していますが、届く魚の背景を説明しようとしてるんですか?



これが「だだだ!」と書いている高森さんのコミュニティ投稿。溢れ出るエネルギー
——地方ではよくあることですが、新しいことをやろうとすると打たれるんですね。悪くいうと保守的。
(会場に拍手が沸き起こる)
——どうしますか茶太郎さん。こんな思い聞いちゃったら、より応援したくなりますね。
——高森くんも、支えてくれる人がいなかったら踏ん張れないですよね。
——関係は育まれることも別れることもあります。無理に継続させろとはいいませんが、関係は力です。どうか末永くお幸せに!
* * *
いらっしゃい2組目は近日公開予定! どうぞお楽しみに!
文=尾形希莉子、編集=大城実結・中川葵、写真=中川葵
さあ、今日のポケマル最新出品をチェックしよう!