北海道在住、北の海の美味い魚介を食べて育ったライターのわたなべです。秋田県潟上市、伊藤徳洋さんから届いた塩焼き用お魚セット「マダイ&チダイ&ウマヅラハギのセット」を食べてみました。
いざ、開封!
発泡スチロールのケースの蓋のガムテープをはがした瞬間、ふわっと漂う海の匂い。
蓋をあけると……

大漁……ならぬ、大量の魚、魚、魚……
ドーーン !

ドドーン !!

ドドドーン !!!

ポケマル編集部からは「伊藤さんのことだからきっとちょっと多めに詰めてくれてると思いますよー」とは聞いていましたが、これが「ちょっと」ですか!?セットの価格2592円とこの量はどう考えても釣り合わない気がするのですが……気のせいでしょうか?
これだと、親戚が「ちょっと魚送っとくからー」と送ってくるレベルです。秋田に親戚できちゃいました(笑)
3種類の魚を観察してみる
今回のセットの内容はマダイ4尾、チダイ4尾、ウマヅラハギ7尾。(海の状態により内容は変わります)

からだの色はほとんど変わりありません。でも、よーくよーく見ると、違いがわかるはず。どこが違うか、観察してみましょう!
マダイ↓

チダイ↓

夏休み後半なのに自由研究のテーマが決まっていない小学生のお子様にもぴったりかもしれません。
ヒントは背びれとエラ。答えは……ご自身で見つけてくださいね。
こちらはウマヅラハギ↓

私の住む北海道では店頭に並ぶことはほぼありません。少なくとも、私は見たことがありません。
はじめまして!なかなかユニークな顔です。

ヒレが美しいブルー。

カワハギの仲間ですが、この青いヒレが特徴だそうです。
コンタクトレンズじゃないよ!鯛を捌く。
塩焼きがオススメとのことでしたので、まずは、お腹を出す(内臓を取りはずす)ことから始めましょう。
発送直前まで海の中にいた魚たちですので、内臓もまだしっかりしています。お腹に包丁を入れてしまえば取り出すのは簡単。つるっと出てきます。
タイ類は骨やヒレが硬いので、手に刺さらないように注意してくださいね。
その後、鱗を取ります。鱗は透明でかなり大きいです。以前、コンタクトレンズと間違えたことがあります(笑)

水洗いして仕上げです。鱗を取ってしまうと、見分けがつきにくくなったような気が。

洋服を脱がせるようにはぐのです
さて、次はウマヅラハギの番です。ウマヅラハギの捌き方は、普通と一味も二味も違います。
まずは皮をはいでいきます。

口と尾を切り落とします。

口の方から皮を外側にひっくり返すように、はいでいきます。

そんなに力を入れなくても、むけてきます。
が、前ヒレのところでちょっとひっかかります。そこは無理に引っ張るのではなく、洋服の袖を脱がせるように両側それぞれをくるっとはずしてあげます。

そこからは一気に尾の方向へ引っぱります。

やっぱり洋服を脱いだみたい。

次は内蔵をとりだします。
頭の上に包丁を入れ、写真のように両手で下の方向に引っ張ると、内臓が塊のまま出てきます。

真横に引っ張ると上手くいかないので、気をつけてください。

身に×に包丁を入れて塩をふって焼きます。

こんがり♪

身がしっかりしているので、骨からはずれやすく、魚を食べるのが苦手なお子さんでも、簡単に食べられると思います。味は淡泊でクセがありません。

あっという間にこの通り。

そして、大人はやっぱりこれでしょう。

薄造りを肝醤油で。しこしことした身と濃厚な肝の味がたまりません。
マダイ VS チダイ どっちがどっち?!
では、マダイとチダイを食べ比べてみましょう。
まずは塩焼き対決。

鱗を取った時より、違いがわかりやすいです。
塩焼きにする時は、全体に塩をふるのはもちろんですが、ヒレや尾に塩をしっかりすりこむのがコツ。
そうすると、ヒレや尾が焦げにくくなります。私はちょっと失敗しました。ヒレどころか、身もコゲコゲです(汗)
身の見た目はそんなに変わりません。

食べてみると、マダイはしっかり硬め、比較的チダイは、ほろっとした食感です。どちらも、白身のあっさりした中にも旨味がグッとつまっています。
ならば、これしかないでしょうと、作りました。
タイ飯です。

私は鍋で炊きましたが、炊飯器でもOK。
米を普通に炊く時の水加減に、昆布、塩と酒少々、焼いた鯛をドカンと乗せて炊くだけです。
炊き上がったら、骨や頭をはずして、身をほぐし、ごはんに混ぜ込んだら出来上がり。
塩気が足りなければ、塩を足して下さい。お好みで、白ごまを入れても香ばしくてよいです。
せっかくなので、刺身の食べ比べもしてみました。

見た目ではますます区別できません。
でも、やはり、焼いた時と同じく、マダイは歯ごたえしっかり、チダイは若干やわらかめ。ウマいことにはいずれも遜色ありません。
おまけ
せっかく、丸ごと一匹のタイをいただくので、ぜひ見つけてほしいのがコレ。

タイの”ある部分”の骨です。タイの姿に見えませんか?
この骨は、丁寧に身をほぐしていくと、ふたつ見つかるはずです。
どちらかというと頭に近い方にあります。
おいしく食べて、見つけてくださいね。
今回登場した出品はこちら
ライタープロフィール

わたなべひろみ
1968年、北海道生まれ。設計デザイン、商品開発などに携わったのち、宣伝会議 編集・ライター養成講座 上級コース 米光クラス第7期受講。修了後ライターとして活動。現在、札幌国際芸術祭2017【大風呂敷プロジェクト】に運営サポートとして参加中。