【地域の伝統・郷土料理】からし蓮根

鼻につんとくる辛さが、辛いけれどまたついつい箸を伸ばしてしまう、からし蓮根。

ご当地熊本では、中に薄力粉が入ったり、麦みそだったり、おからが入ったり…家庭ごとの味も楽しめます。

今回は、はじめてつくる方にもつくりやすく、かつ本場の味のからし蓮根レシピをご紹介します。


【材料(1節分)】

蓮根 1節(10~15cm)

*辛子味噌

白味噌 100g

粉辛子 10g

砂糖 大さじ1

みりん 大さじ1

塩 ひとつまみ

*衣

薄力粉 50g

ターメリック 少々

塩 少々

薄力粉 適宜

サラダ油 適宜

竹串 2本

【作り方】

① 蓮根は皮をむき、塩と酢少々を加えたお湯で約5分茹で、ざるにあげ粗熱をとって冷ましておく。

② ボウルに辛子味噌の材料をすべて入れ、ムラなく混ぜる。

③ ①の蓮根の片穴を押し当て、蓮根をまわしながら詰めていく。上の穴から辛子味噌が出てくるまで続ける。

④ 蓮根の中央を指で軽く押し、穴から出た辛子味噌をそぎとる。

⑤ 衣の材料をボウルに入れ混ぜ、全体に薄く薄力粉をつけた蓮根に衣をつける。

⑥ 竹串に刺し、170℃の油で数分、ひっくり返してさらに数分、ゆっくり揚げる。


【ポイント】

・揚げるとき、底に蓮根があたると衣がはがれてしまうので、竹串に刺して浮かせながら揚げましょう。衣が固まれば竹串を外しても大丈夫です。

・揚げたてを切ると、中の辛子味噌が溶け出てしまうので、少し冷まして落ち着かせてから切りましょう。現地では一晩冷蔵庫で寝かせたものも一般的です。

・食べやすい厚さ(5~7mm)に切って食べます。

・粉辛子の量は、好みで調整してください。このレシピはほんのりつんとくる辛さですが、辛子の辛みが苦手な方は、味見をしながら少しずつ粉辛子を加えてください。


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