2017年新茶の商品一覧(随時更新)

夏も近づく八十八夜〜♪ことしも新茶の季節がやってきました!

ポケットマルシェに登録しているお茶農家さんからも、摘みたての新茶が続々出品。日本で暮らすわたしたちにとって緑茶はとても身近な存在ですが、その反面、身近すぎてお茶ごとの違いや飲み方がわからなくなってしまっているのも事実ですね。

この記事は、今年の新茶のはじまりをお祝いするとともに、日常で触れる機会の少ない「お茶のあれこれ」を生産者さんの言葉とともに学んでいこう!というものです。

記事内容は出品があるごとに随時更新。お茶づくりに真剣な生産者さんたちの思いと一緒にお届けします!


限定20袋。茶畑直送の「荒茶」って?

ことしの新茶出品いちばん乗り。三重県四日市市の山中千佳さんがいち早く出品してくれたのは「荒茶(あらちゃ)」。

あまり聞きなれない言葉ですよね。商品ページではこのように説明してくれています。


”茶畑で摘み取り、工場で【蒸し】→【揉み】→【乾燥】の荒茶工程を経てできあがったそのまんまのお茶です。市場に出回る際は、荒茶を問屋さんが買い取り、形を揃える仕上げをし、他のお茶とブレンドし味を整え、小売店にて一般に販売されます。その間、値段は倍かそれ以上に跳ね上がってしまいます…。”


なるほど、お茶問屋さんは品質と量を担保するためにそんな工夫をしているんですね。

ブレンドされていないというのはお茶好きさんにおすすめのポイントで、お茶農園固有の茶葉、いうなれば「シングルオリジン茶葉」を楽しめるところにソソられます。(ポケマルで販売されているお茶はほとんど全部がシングルオリジンといえます)

問屋さんが行っている工程に入る前の煎茶である荒茶は、まさに茶畑直送でしか味わえない特別なお茶といって過言はないでしょう。

山中さんの荒茶のお味はというと、


”煎茶は収穫が早ければ早いほど上品質の高級茶となりますので、こちらが当農園の最高級品となります”

”この土地ならではの気候風土が作り出したオンリーワンの味です。太陽をいっぱい浴びた、力強さを感じられます。


とのこと!今年はじめて摘んだ新茶は農家にとっても別格の存在。先着20名様限定です。

1年の間大切に育ててきたお茶がついに羽ばたく集大成ということで、お茶農家さんの間でもお祝いムードになるそう。祝福の気持ちとともに、いただきたいですね。

美味しい飲み方やもっと詳しい情報は、商品ページでご覧ください!


(5月12日追記)荒茶の3種飲み比べセットが出品されました!

初摘み茶、3番茶、5番茶の3種の煎茶を飲み比べできるセットです。


知られざるお茶の名産地で育った「さえみどり」の極上煎茶

愛知県新城市の白井茶園さんから出品されたのは「さえみどり」という品種のお茶の極上煎茶。

新城地区の名産「しんしろ茶」の歴史は古く、安土桃山時代の文献にも登場しているとか。しかし、わたしたちはその名前をあまり耳にしません。

その理由は、白井さんのコミュニティ投稿に書いてありました。


”煎茶の生産量は新城市が(愛知県内で)一番多いのですが、静岡県の隣という立地のため、静岡の市場に出荷され、静岡の業者さんに買われ、静岡のお茶と混ぜられ、静岡茶として売られてきました。ですので、新城がお茶の産地ということは新城市民でも知らない人がいるほどです。


日本茶の一大ブランドともいえる静岡茶。その黒子として長年人知れず活躍してきたのがしんしろ茶なんですね。

品種「さえみどり」は、普通よりすこし早く成長する品種。(この、成長が早い品種を農業用語で早生(わせ)種といいます)

そして、この白井さんのさえみどりは、4月の中旬からお茶の木に黒いネットを被せて遮光され「かぶせ茶」として育てられたものを、4月30日に摘み取ったばかりの摘みたてほやほやです。

遮光することで、苦味成分のカテキンが旨味成分のテアニンにかわり、やさしい味わいのお茶になるのだそう。

白井さんのプロフィールページは、「へー」の連続です。とくに、美味しくお茶を飲んでもらうための「最後の仕上げ」のこだわりに感動…。これを読んだら、きっと白井さんのお茶を1年間飲んでみたくなるのではないでしょうか。

白井さんが”今年の冴えみどりは特別美味しいですよ〜と胸を張る極上煎茶「さえみどり」はこちらです。



つづく!

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