皆さまの“支援”が生産者さんに直接届く【応援商品】のご紹介

能登半島地震の発生から約1ヶ月。復興が進む地域もある中、道路の崩壊や海岸の隆起等により未だ復興の見通しが立たない地域も。引き続き、支援が必要な状況が続いています。

ポケマルでも送料補助施策など、様々な支援策を行っていますが、まだ出品ができない生産者さんにも、支援が行き届くよう【応援商品】を出品いただきました。応援商品を買っていただくと、出品者である生産者さんに応援商品分の金額が生産者さんへ振り込まれます。

お届けできる生産物はありませんが、代わりに、お礼のメッセージと、株式会社雨風太陽オリジナルのPC壁紙をお送りしています。
生産者さんへ直接届く【応援商品】。生産者さんへの応援をぜひ、よろしくお願いいたします。

応援商品を買って、生産者さんに直接エールを送ろう!

吉浦翔太さん|石川県輪島市

家族も無事で、怪我もせずに済みました。両親は現地に残って避難所で生活しており、夫(吉浦翔太さん)は避難場所である金沢と現地とを行き来しています。
大津波警報が出て逃げた時、波で流される覚悟をしながら、漁船のロープを切りました。ただ、幸いなことに流された船はすぐ隣の漁港に奇跡的に流れ着き、無事な状態でした。周りの漁師仲間も、よく無事だったなと不思議そうにしていました。船からの「まだ漁を続けて」というメッセージかもしれないと夫と話しています。

輪島港が壊滅的な被害を受け「あと10年ぐらいは再開は難しいか」と不安な気持ちでいましたが、今、輪島港以外の漁港を使わせてもらい、漁業を再開できるかもしれないという話も出てきました。まだまだ大変な状況ではありますが、少しずつ再開の見通しが立つかもしれません。
ポケットマルシェのユーザーさんからは個別に心配のお声をいただき、そうした繋がりが励みになります。

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柳田尚利さん|石川県輪島市

自宅や加工場、加工の機械、畑に大きな被害があり、現在は2次避難所で過ごしています。
家はかろうじて建っているものの瓦が大きくズレてしまったため、雨漏りがひどく一階でも雨が降ってました。−3度だった影響もあり、家の中の至る所が凍ってしまっていました。建物が歪み扉からの出入りができず、窓から出入りすることしかできません。

加工場は機械が大きく被害を受けました。内壁のボードが落ち、乾燥機が30センチ近く位置がずれ、歪みによって扉が開きません。選果機などにも被害があり、商品を冷凍保管していた冷凍庫も停電で止まっています。皮剥き機には棚が倒れ込み、ヘタ剥き機が倒れた上に別の機械が倒れていました。
畑は土砂崩れと地割れがあり(2枚目3枚目の商品画像の向かって左手側の畑です)、木もいくつか倒れていそうです。まだ電気や水の復旧もなく、今後畑の近くに住めるようになるかもわからず、今後のことを検討すらできないような状態です。
今年の栽培再開は難しのではないかと考えていますが、来年以降には生産が再開できないかと模索しています。

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金田 司さん|石川県珠洲市

珠洲市の中心部では電気や水道が使えるようになり、皆さまからの支援物資のおかげでなんとか生活ができています。

しかしながら、畑への道のりは土砂崩れや道路の陥没があり、まだまだ畑へ行くこと自体が困難です。畑のある場所にはまだ水が通っていないため、今後作物が再び作れるようになるかも分からず、今年中に農業が再開できるかも見通しが立っていない状態です。

現在は、収入が一番の不安のため、このような支援の形はとても助かります。

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小川英樹さん|石川県羽咋郡志賀町

石川県能登半島沖で底曳き網漁業を行い、新鮮な甘えびや赤ガスエビ、ハタハタなどをお届けしていました。
こんなに酷い地震は初めてで、頻繁な余震にとても怖い思いをしました。
羽咋郡志賀町にある自宅は、大きな破損はなかったものの、細かな被害が出てしまっています。港に特に大きな被害があり、整備の目処が立たず、現在もとても出港できる状況ではありません。

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松浦正博さん|石川県羽咋郡志賀町

能登里山の豊かな自然を守り次世代へ繋げたいという想いで、志賀町でスイカ、ダイコンなどの野菜を使っています。

今回の震災では自宅への被害はなかったものの、畑で使用しているスプリンクラーのパイプが破損してしまいました。そのため、現在畑で水が使えない状況です。
パイプは土の中にあるため、復旧作業はまだまだこれからです。
4月には野菜の種まきが始まります。それまでにスプリンクラーの復旧が完了しないと、今年の収穫が難しくなってしまいます。

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森 賢太さん|石川県七尾市

石川県七尾市で農薬化学肥料不使用の米づくりと塩づくり、そして農家民泊を運営しています。能登の里山里海に惹かれて2019年に地元へ戻り、家族と共に農業を中心とした暮らしを始めました。
祖父母の家だった茅葺き屋根の家屋を、3年かけて直し、町の皆様にも協力してもらいようやく2023年5月に民泊をオープンさせたところでした。

この度の震災により、家屋は多くの土壁が落ち、戸が潰れ、台所と風呂場は崩壊。蔵は土壁が落ちて半分が倒壊しました。農機具も被害を受け、現在も断水が続いており、再建の目処は立たず途方に暮れています。
しかし、このまま諦めたくはありません。新しく建てられるような建物ではないので、もう一度この家屋を立て直し、時間がかかっても再開をしたいと考えています。家屋の復旧が進みましたら、ボランティアとして全国から集まってくださる方々の拠点としても使ってもらいたいと考えています。

すでにボランティアさんが寝泊まりしながらの復旧作業は進められていますが、2月はじめには拠点として利用をはじめ、ゴールデンウィーク前には宿として再開を目指しています。未だに余震や断水がつづき、今はまず生活の立て直しに追われていますが、全国からの支援物資でなんとかやっていけています。

本当にありがとうございます。
皆さまからいただいたご支援の気持ちは、必ず能登に還元していきます。

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足袋抜 豪さん|石川県珠洲市

ポケットマルシェでは、2022年に「GOTO生産現場」という農業体験の商品でお世話になりました。ユーザーの皆さまに直接農場に足を運んでいただき、自分たちで収穫したカリーノケールを使って、サラダや本格ピッツアづくり体験を楽しんでいただきました。

1月1日の震災では、露地栽培を行なっていた畑には海のごみが流れ込み、ビニールハウス内も液状化により土の入れ替えが必要な状態です。また、商品を保管する大きな冷蔵庫、出荷機材、出荷場は全て潰れてしまいまいした。
現在はスタッフ一同、復旧作業にほとんどの時間を割いています。3月にはケールの種まきをひかえているため、早急な対応が必要になっています。

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