農家直伝!ガーデンハックルベリーのジャムの作り方

ガーデン・ハックルベリーをご存じでしょうか?

見た目はブルーベリー似の紫色の果実でとっても美味しそうなのに、そのまま食べても美味しくない。しかも、未熟な果実にはソラニンという毒性のある成分が含まれている……。

なんだか難しそうな食材、ガーデン・ハックルベリーですが、適切に収穫され、調理されたものはとっても美味しいのです。

そこでこの記事では、ガーデン・ハックルベリーを栽培している農家さん直伝のハックルベリージャムの作り方をご紹介します。

 

目次

 
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ジャムでも作るか……。

何の理由もなくジャムを作ろうと思ったわけではない。これからやってくるであろうステキなイベントを妄想、いや想像していたのです。そう、ハロウィンにクリスマス、夏を乗り越えた私にはジャムを作る理由がたくさんあるのです。

「自宅で家族や友人、こ、恋人なんかと手料理を持ち寄ってパーティーがしたい!!」

そんなときにジャムなんて小洒落たモノを作って、終いにはそのジャムでもっと小洒落た料理やデザートなんて作ったらきっとみんなの注目の的……フフ。

「どうせなら、ひと味違うジャムを作ってみたい……」

そう思いながらポケマルを見ていたところ、目に留まったのはガーデンハックルベリー。


一見ブルーベリーのようですが、その聞き慣れない名前と鮮やかな色に心惹かれました。しかも生産者であるクローバー農園・赤石敦さん直伝のレシピ付きとのことで、早速注文して作ってみました!


そのまま食べても美味しくない!?︎

数日後。待ちに待ったガーデンハックルベリーが到着しました。思ったよりも箱は小さめ。


段ボール箱を開けると、中にはガーデンハックルベリー300gと、洋梨と大根3分の1。そういえば、事前に送られてきていた赤石さんからのメールに「オマケもありますよ」と書いてあった……。スペースの半分をオマケが埋めている事実に目を疑いました。赤石さん、太っ腹です!


手に乗せてみました。ブルーベリーよりも弾力がある感じがします。


同封されていたのは、赤石さん直筆のお手紙とハックルベリージャムの作り方。


ガーデン・ハックルベリーという名前からブルーベリーの仲間のように思えますが、実は全く違います。

ガーデンハックルベリーはナス科のお野菜。ナスやトマトやジャガイモの仲間なのです。

仲間たちと同じように、未熟果にはソラニンが含まれているので、食べるためには完熟時を見極めて収穫する必要があります。

そして、そのまま食べてもブルーベリーのような甘みはありません。私も一粒食べてみましたが、渋みと酸味の強さが気になりました……。


そういえば、商品詳細で赤石さんはこう言っていました。

ハックルベリーなんて名前が付いているので、そのまま食べても美味しそうに見えるでしょ?ところがどっこい!生で食べても全く美味しくない。

じゃあこれは何なの?

答えはジャムで食べてみればわかります。鮮やかな紫色。一回食べるとクセになって思わずあどはだりします。(もう一回欲しいと言う事)


ジャムにして食べるのがベストなんですね。赤石さんも美味しいジャムのレシピを考えるのに試行錯誤したとのこと。

「赤石さんの思いにしっかりと応えなくては!」と気合いを入れ、ジャム作りへ。


赤石さん直伝!ハックルベリージャムの作り方

材料

ガーデンハックルベリー・・・
300g
ざらめ・・・
80〜100g
レモン・・・
3分の1個


1.先にレモンを切っておく

まずはレモンをスライス。まずは3分の1に切ります。


今回は皮を剥いて細かくスライスしました。これでレモンの準備は完了。


2.ガーデンハックルベリーのあく抜きをする

ボウルにハックルベリーを入れて水洗いし、皮に付いた汚れを取ります。


ざるにあけて、水切りします。この作業を3、4回繰り返します。


不純物が取れたら鍋に入れて、ひたひたになる程度に水を入れます。


火を入れます。沸騰するとアクが出てきました。


どんどん出てきました……。


15分ほど経つと、アクが凄すぎて緑色に(汗)。


この後、ざるにあけてすすぐ作業を3、4回繰り返し、アク抜きは終了です。


3.再び鍋で加熱する

あく抜きが終わったハックルベリーを再び鍋に入れて、乾煎りします。


水分が出てくるまで木べらで潰します。皮に弾力があるので、少し力を入れながら潰すと良いです。

ハックルベリーから水分が出てきました。ベリーらしい、綺麗な紫色です。※水分が出ない、少ないときは適宜水を足してください。


4.レモンとざらめを入れる

スライスしたレモンとざらめを投入! ざらめが焦げつかないように気を付けながら混ぜます。


ざらめが溶けるとこんな感じです。粒々が気になる人は、木べらを立てて実を潰すようにしながら混ぜると良いかと思います。


5.とろみがつく様子を確認しながら弱火で煮詰める

ふたをして煮詰めます。適宜ふたを開けて、とろみのチェックをします。

このときは10分ほどでしたが、もとの水分量などによって変わりますので、注意してください。

ここでとろみをつけすぎると仕上がりのジャムが堅くなります。すこしゆるいと思うくらいで加熱を止めるのがポイントです。


適度にとろみがついたら加熱を止め、熱いうちに保存容器に移します。


できあがったジャムがこちら。ちょっと堅くなってしまいハンドメイド感満載ですが、ちゃんとジャムの味がします! 渋みもしません。


普段、口にしているブルーベリージャムと比べると酸味が強めで、ベリーの味もしっかりしています。


おまけ:レモンを使わずに作る方法も

後日、レモンの代わりにりんごジャムを使ってハックルベリージャムに挑戦してみました。

先日作ったジャムはやや固めだったため、今回は水を加えてみたところ程よくやわらかくなりました。

りんごジャムを使ってみると、レモンよりもほんのり甘くできあがりました。


みんなで楽しむ! ハックルベリージャムで作る簡単メニュー

ジャムといえばトーストに塗るのが基本ですが、せっかくの手づくりジャム、有効活用したい……。そこで、みんなで楽しめそうなお料理とお菓子を作ってみました。


①ハックルベリージャムとクリームチーズのサンドイッチ

サンドイッチ用のパンに、クリームチーズとハックルベリージャムを塗っただけの簡単メニュー。一口サイズに切れば、おつまみがわりに食べられます。


②ハックルベリージャム入りスコーン

お菓子の定番・スコーンも、生地にハックルベリージャムを混ぜれば一味違ったお菓子に変身。甘すぎず、少し大人の味わいです。


③ハックルベリージャム入りマフィン

生地にハックルベリージャムを混ぜたマフィン。実はこの時、誕生日を迎えていた知人がおり、その子を含め周りにいた人たちにもプレゼントしました。「甘さが控えめで美味しい」と感想をもらい、ひと安心。


美味しいジャムが作れたのはもちろん、お菓子作りアレンジにも大活躍! 多めに作っておけば、たくさんのお菓子でおもてなしすることも十分できますね。


ハックルベリー以外にも、ジャム作りの材料はいろいろ。お手軽な手づくりジャムをみなさんも作ってみてはいかがでしょうか。


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※この記事は2017年11月25日に公開した記事を加筆修正したものです。

Writer

宅野美穂

東京都生まれ。宣伝会議 編集・ライター養成講座32期受講。都内を中心にライターとして活動中。主な執筆ジャンルはグルメ、インテリアなど。趣味は読書と音楽鑑賞。ポルノグラフィティと推理小説があれば生きていける30代。飲食関連の仕事に関わったことがきっかけで興味がわき、今は料理や食材について勉強中。

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