農家・漁師と食べる人をつなぎ、「生産者を知って食べるともっとおいしい」をキャッチフレーズに、誰もが農家・漁師と交流しながら食材を直接購入できるサービス・ポケットマルシェ。
料理する人と食べる人をつなぎ、「みんなでごはんを食べよう」をキャッチフレーズに、誰もが簡単にごはん会を開催できるサービス・キッチハイク。
2つのサービスが一緒になったら、おいしいの一歩先を提供できるんじゃないか?
そうだ、一緒にやろう!
生産者のストーリーある食材を、みんなで食べよう!
ポケマルとキッチハイクがコラボレーションして、「おいしい」の一歩先へ進む「ごはん会プロジェクト」が始まりました。さっそくポケマルスタッフがごはん会に潜入し、その一部始終を体験してきました。
今回の料理人はこの方。
キッチハイクでオムレツ教室を開いているMariaさんです。
もともとはホテルのコックとして毎日オムレツを作っていたというMariaさん。ホテルの朝食のようなフワとろオムレツには定評があります。
なんと、今回はポケマルで出品されている3種類の贅沢たまごを使って、フワとろオムレツを作ってくれました!
こちらがMariaさんが選んだ卵たち。
ごはん会に参加した方々は、この3種類から選んで、Mariaさんにオムレツを作ってもらうことができます。
といっても・・・
「どれにしようかな〜」
迷います・・・!
見た目はどれも一緒のたまごたち。一体何が違うんでしょうか・・・?
Mariaさんが3種類の卵の特長と生産者さんのこだわりを説明してくれました♪
福島県相馬市の菊地将兵さんのこだわり卵です。品種は純国産の「岡崎おうはん」。国産の鶏の品種って少ないんですよ。食用のニワトリの国内生産は国産鶏種は2%程度なそうです。さらに、ミルキーエッグを生んでくれる鶏のエサは全て菊地さん自身の配合です。地元のお米や旬の野菜、お魚屋さんから分けてもらった地元の魚のアラなどを与えています。相馬市で育ち、相馬のものを食べて育った、まさに"相馬100%"の卵です。
同じく純国産の「もみじ」という品種の鶏です。淺野さんは「日本の農業に貢献したい」という思いのもと、この品種を選んだそうです。
パン屋を始めて、「自分が納得する卵が欲しい」と鶏を飼い始めちゃった女性です。今は理想の卵に出会えて幸せなんだとか。
反抗期で口もきかないような年頃だった息子さんも、淺野さんの卵で作ったオムレツを食べて「やばいくらいにうまい」と思わず言ったそうですよ。
昼は演歌と歌謡曲、夜はクラシックを聞いて育ったボリスブラウンという鶏の卵です。
鶏よりも、パートさんがノリノリで作業できるところがいいんだとか。養鶏についてのこだわりを聞いたところ…「こだわりはあんまり言いたくないねん!本当はちゃんとPRせなあかんねんけどな、でも卵っておいしいやろ?おいしかったらまた買うて!それしかあらへん♪」と勢いのあるメッセージをいただきました(笑)
なるほど〜!見た目は同じでも、それぞれにこだわりがあるんですね。どれも個性的な卵です。
参加者の方々も決めたようです。
それではいざ、いただきます!
Let's eat 贅沢オムレツ!
今回は、Mariaさんが一人ひとりのオムレツを目の前で焼いてくれました。
「半分寝ながら作っていたときも・・・気づいたらオムレツができあがっていたことがありました。もしかしたら目をつぶりながら作れるかもしれません」と手際よくオムレツをつくりあげるMariaさんにみんなの目が釘付け。
素早く卵をといて・・・
手際よくとじて・・・
くるん♪
あっという間に、きれいなオムレツができました!
ここで参加者の中の1人が、衝撃の事実に気づきました!
「見て!タマゴの色が違う‼︎」
(参加者からのご提供写真)
お分かりいただけるでしょうか・・・?
左のレモンイエローの方が、菊地さんのミルキーエッグのオムレツ。
右のオレンジっぽい方が、宮本さんの平飼い地たまごのオムレツです。
鶏はエサによって卵の色が変わります。今回は3人の生産者さんがそれぞれこだわりのもと、それぞれのエサを与えていたので、このような違いが出たんですね。「へ〜」という感嘆の声とパシャパシャとオムレツの写真をとる音が会場に響きました。
さて、皆さんの感想に耳を澄ましてみると・・・?
菊地さんのミルキーエッグがお気に入り♪の方の感想
「食べることで福島の復興を応援したいです!」
「あっさりしているんだけど、コクがあると思います。」
「こころなしか、エサの魚の味がするような気がします・・・?」
淺野さんの那須の子宝たまごがお気に入り♪の方の感想
「反抗期の息子さんが思わず口をきいたというエピソードに惹かれました。」
「一番トロっとしておいしかったです!」
宮本さんの平飼い地たまごがお気に入り♪の方の感想
「もみがらに卵が埋まっているというビジュアルが気になりました。ギフトとかでも使いたいです。」
「おいしいし、たくさん入っているのでうれしい!」
参加者同士オムレツをシェアしたり、
なかには3種類のオムレツの食べ比べて完食する強者も。
食べ比べた感想をお聞きしてみると、
「味はそれぞれ違うと思うんだけど・・・言葉では表現できない!ぜひ食べ比べて欲しいです。どれもおいしい!」
とのことでした。
今回はオムレツだけではなく、ポケマル野菜を使ったサラダも提供されました。
こちらの色とりどりの野菜を提供してくださったのは、福岡県の糸島市にあるオーガニックナガミツファームの永光一哉さん。
「農薬や化学肥料を一切使いませんので少々形が悪いものもありますが、品質にはたいへん自信があります」という言葉通り・・・
見事に完食されました!
たっぷりお野菜のサラダとフワとろのオムレツ。優雅な休日ランチを楽しんだ一行はこの笑顔。
最初は
「初対面の人がたくさん・・・どうしよう」
と緊張していたポケマルスタッフも、最後はたくさんの方々とお話ができて、充実感のあるごはんタイムを過ごすことができました。やはり「誰かと一緒に食べる」っていいですね〜。おいしさも2倍になります。
実はMariaさん、次回のポケマルごはん会も企画しています。
次は8/13 (日) 12:30から横浜で行います。
詳細&お申込みはこちら(※)からご覧ください。
さらに、ポケマル×キッチハイクの
「生産者のストーリーある食材をみんなで食べよう!」
の試みは続きます。
参加者を募集しているのごはん会は、キッチハイクのWEBサイト内のポケマルページ(※)をご覧ください。
ぜひみんなで、生産者のストーリーがある食材を囲みませんか♪
(※キッチハイクのWEBページに飛びます。ごはん会の参加には、キッチハイクの無料アカウント登録が必要です。キッチハイクでは、ごはん会=Pop-Up、料理人=COOK、ごはん会の参加者=HIKERと呼ばれています。)
〜今回のオムレツ会を彩った食材たち〜
■福島県・菊地将兵さんのミルキーエッグ
■栃木県・淺野晃子さんの那須の子宝たまご
■兵庫県・宮本吉晴さんの平飼い地たまご
■福岡県・永光一哉さんの野菜セット
撮影:前田ルイス
http://ruimaeda.com/
(文字入りの写真、参加者提供の写真を除く)