4月半ばから5月初旬にかけては、暑かったり寒かったり、1日の中でも気温が急上昇・急降下する日が続きますね。。毎日の気温の変化にカラダが悲鳴を上げている方も、多いのではと思います。
2018年のゴールデンウィークの週間予報を眺めると夏日が続きそうな地域が多いように見えます。
せっかくのお休みに体調を崩してしまってはいけません! ということで、この記事では、暑さバテが気になるこの時期にぴったりの、最強ネバネバ食材をご紹介します!
* * *
生ならネバネバ、加熱するとほっくりとした食感の山芋や長芋。
すりおろして山かけ丼やとろろそばにしたり、煮物にするなど、さまざまな料理でおいしく味わえますね。
すりおろしたときのネバネバ感は、皆さんご存知の通りかと思いますが、実は、皆さんが知っている以上に粘りが強い品種があります・・・・・・
それが、丹波篠山の山の芋です!
こちら、山芋や長芋と比べて、最も粘りが強く風味も良いという特徴をもっているんです。
とは言え、なかなか文章では粘りの強さは伝えきれないので、こちらの写真をご覧ください!
長芋と丹波篠山の山の芋の粘りを比べてみました。左が長芋で、右が丹波篠山の山の芋です。長芋の方がやや水分が多いように見えますね。
←←←長芋 | 山の芋→→→
これをスプーンですくってみると、、、
粘りの強さは一目瞭然!
←←←長芋 | 山の芋→→→
左の山芋はとろとろとスプーンから流れ落ちますが、右の丹波篠山の山の芋はものすごい粘りと弾力で落ちません!!
見るからに食べたときの弾力がすごそうですよね。
粘りの強さをご覧いただいたところで、今回は、強い粘りの特徴を生かしたレシピをご紹介します。
まずは、生で味わうレシピから。
粘りの強さを体験するなら、やっぱり山かけ丼がおすすめです!
山の芋の弾力が楽しい!サクサクふわとろな山かけ丼
ふだん食べている山芋では体験できない、山の芋の強い弾力を楽しめる山かけ丼です。
すりおろすことで山の芋がもつ素材の甘みを感じやすくなりますよ。すりおろすだけでなく、角切りしたものも混ぜることで食感の変化を楽しめます。
(材料:1人分)
青ねぎ…適量
山の芋…120g
マグロの刺身(サク)…100g
A醤油…大さじ1
Aみりん…大さじ1/2
Aごま油…小さじ1
ごはん…150g
B酢…大さじ1と1/2
B砂糖…大さじ1
B塩…小さじ1/6
卵黄…1個
醤油…適量
(作り方)
1.青ねぎは小口切りする。山の芋は皮をむいて2/3量はすりおろし、残りは7mm角程度に切って混ぜ合わせる。マグロの刺身は一口サイズに切り、Aを和える。
2.ボウルにBを入れて混ぜ、ごはんを加えて混ぜる。
3.器に2を盛ってマグロ、山の芋をのせ、中央に卵黄をのせて青ねぎを散らす。食べるときに醤油をかける。
次に、加熱して味わうレシピをご紹介します!山の芋の強い粘りを生かせば、小麦などのつなぎいらずでヘルシーなナゲットを作ることができますよ。
小麦粉不使用でできる 外はサクサク中はふんわりな山の芋ナゲット
外はサクッ、中はふわふわな仕上がりです。
加熱することにより、生では味わえないほっくりとした食感も楽しめます。
山の芋は粘りが強くでんぷん質が多いため、ナゲットのように通常はつなぎに小麦粉が必要な料理も小麦粉いらずで形成できますよ。
(材料:作りやすい分量)
山の芋…120g
醤油…小さじ1/2
カツオ節…1g
桜エビ…3g
Aマヨネーズ…大さじ2
Aオイスターソース…小さじ2
A醤油…小さじ1/2
A豆板醤…小さじ1/2
ごま油…適量
(作り方)
1.山の芋は皮をむいてすりおろし、醤油、カツオ節、桜エビを加えて混ぜる。Aは混ぜ合わせる。
2.フライパンにごま油を高さ1cmまで引いて中火で熱し、1をスプーン1杯程度ずつ入れて平たい丸に形を整える。
裏面がきつね色になるまで揚げ焼きしたら裏返し、きつね色になるまで揚げ焼きしたら油切りバットにのせて油を切る。
3.器に2を盛り、Aを添える。
スパイシーで旨味のあるタレが山の芋の美味しさを引き立たせますよ。
最後に、山の芋の保存方法をご紹介。上手に保存して鮮度を保ち、最後までおいしく食べきりましょう!
保存方法
室温
→新聞紙に包んで風通しのいい冷暗所で保存。
冷蔵庫
→カットしたものはラップで包んで冷蔵庫で保存。
冷凍庫
→カットしたもの、すりおろしたものは密封袋に入れて冷凍庫で保存。
いかがでしたか。
粘りが強く、風味も良いという特徴をもつ、丹波篠山の山の芋を使ったレシピをご紹介しました!
今回は加熱して味わうレシピとしてナゲットをご紹介しましたが、スライスした野菜と塩適量とすりおろした山の芋を混ぜて油で揚げれば、かき揚げにもなりますよ。
さまざまなアレンジでぜひお楽しみくださいね。
同じ生産者の商品一覧へ
■プロフィール
五十嵐ゆかり(管理栄養士・料理研究家)
1987年生まれ、千葉県出身。ゆるく気軽に取り入れられるグルテンフリーレシピや減塩でもおいしく作れる料理のコツなど、日々の暮らしに取り入れやすい健康レシピを提案している。美容や健康にうれしい要素を取り入れたレシピを得意とする。企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、講演、イベント出演、料理教室など、多方面で活動中。魅力発信☆むつざわ未来ラボの一員としての出身地の千葉県長生郡睦沢町のPR、PAKUTASOフリー素材モデルとして福岡県大刀洗町のPRに携わるなど、地域活性化活動にも取り組んでいる。
著書に「食材の栄養素を最大限に引き出す便利帖」や「発酵いらずのちぎりパン」、「塩レモンでつくる基本のおかず」など。
ブログ:http://lineblog.me/igarashiyukari/
Twitter:https://twitter.com/igarashi_yukari
HP:http://foodcreativefactory.com/
※この記事は2017年5月23日に公開した記事を加筆修正したものです。