アウトドアに。お鍋で「鶏の丸焼き」はいかが?作り方から切り分け方まで解説します!

だんだんと気温が上がって外に出る機会も増え、休日はキャンプやBBQに出かけるという方もいるのではないでしょうか。


BBQでちょっと気合を入れて料理を作りたい!!なんて思ったとき、どんな料理を作りますか?

いつもとは違う料理を作ろうと思いつつもお肉を焼くだけになってしまいがち、なんて方も結構いるのでは?


そんな方におすすめなのが「丸鷄」料理です。

BBQで出すと特別感があって盛り上がりますよ。焼き上がりの瞬間を目にしたときの盛り上がりは、他ではなかなか味わえません!


そうは言っても、丸鷄の調理方法がわからないとハードルが高くて作るのは躊躇してしまいますよね。しかも、おいしく焼けたとしても、切り分け方がわからなくて適当に切ると、肉がボロボロになってしまい存分に楽しめない、、なんてことも。


でも大丈夫!!

今回は、アウトドアでもおいしく丸鷄料理を作れる調理法から切り分け方までを徹底解説いたします!!正しい調理方法と切り方で、丸鷄料理を楽しみませんか。


今回使用する商品はこちら

沖縄初の地鶏ブランド、「おきなわ福幸地鶏」の一羽料理用中抜きホールを使います。


この鶏、なんと元焼き鳥職人である大谷明正さんが「地元の誇れる地鶏が必要だ!」と自ら立ち上がり、沖縄らしい餌と環境で美味しさを追求している、唯一無二の沖縄地鶏なのです。

日本の名水100選に選ばれた水郷の麓、オーシャンビューの鶏舎で、のびのびとホルモン剤や投薬を与えずに育てられる福幸地鶏は、大人も子どもも安心して食べることができますよ。


↑こんな状態で届きます


それでは、レシピを紹介します!


お鍋に入れて焼くだけ! 丸鶏と野菜の丸焼き


材料:作りやすい分量

おきなわ福幸地鶏 M 中抜きホール・・・
1羽分(1.2〜1.4kg)
塩・・・
12g
ローズマリー・・・
1本
にんにく・・・
3片
じゃがいも・・・
中3個
にんじん・・・
中2本


作り方

【丸鶏の下ごしらえ】

丸鶏のお腹の中をよく洗い、臓物を洗い流したら表面の水気をしっかりふきとり、表面に塩をすりこんで30分置く。


下味をしっかりつけておくことで味が染み込み、また、皮がパリッとした食感になっておいしくいただけますよ!


【焼き方】

1.にんじんを乱切り、じゃがいもは4等分し、にんにくは皮をむいておく。


2.丸鶏のお腹の中に1の材料を詰め込み、皮を爪楊枝などで刺して止め、両足をクロスさせてタコ糸などで縛る

(残った野菜は工程5で鍋に敷き詰める。)


3.鍋にアルミホイルを敷き、丸鶏を入れ、ローズマリーをのせる 


4.鍋に蓋をしたらグリルの強火のところに置き、中からジュウジュウと焼ける音が聞こえてきたらグリルの弱火のところに置き、丸鶏と野菜に火が通るまで1時間〜1時間半焼く。

(※BBQでの火加減の調節は、グリルの中の炭の量のバランスを変えて火加減を調節するといいですよ。片側は炭を集めて強火用に、反対側は炭を少なく置いて弱火用にすることで、炭火BBQでも火加減の調節が可能になります。)



5. 蓋を外し、表面を網の上かバーナーでこんがりと焼く。


下にしいた丸鶏の旨味をたっぷりと吸い込んだ野菜はそのまま食べるだけではもったいない!!

適量を取り分け、チーズをのせてバーナーで焼けばワインにも合うおしゃれな1品に変身します。


【丸鶏の切り分け方】

1.縛っていたタコ糸を切る。


2.モモのつけ根の関節(軟骨)部分に包丁を入れてモモ肉を切りはなす。反対側のモモも同じ要領で切り離す。


3.手羽の部分を、2、3と同じように関節(軟骨)部分に包丁を入れて切り離す。


4.胸の中心に包丁を入れて切り開き、胸肉をとりはずす。


手順をまもって切れば、このように綺麗に切り分けられますよ。人数に合わせてさらに包丁でカットしてくださいね。


丸鶏は、焼きあがって、切り分けるまでがひとつのエンターテインメント!

たっぷりと旨味を吸い込んだ彩り野菜とともに頂けば、盛り上がること間違いなしです。

下味、焼き方、切り分け方のポイントを押さえれば、おいしく丸鷄をいただけますよ。もちろんご家庭のコンロでも作れるので、ホームパーティなどでもぜひ試してみてくださいね!



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Writer

料理研究家 上瀧 将郎(じょうたき まさお)

大学時代に小説を出版、ライティング業で学費の一部を稼ぐ。某大手メーカーを退職後、現在は料理研究家の道を邁進中。 料理を始めたきっかけは、小学生のときに共働きの両親の為に夕食を作ったとき、とても喜んでもらえたことがうれしかったから。
その後、高校時代に1年間単身アメリカに留学したことで、日本の食を大切にするための仕事をしたいという思いがいっそう強まり、料理研究家への道を歩み始めた。 理念は「世界に1つでも多くの幸せな食卓を創り出す」こと。
*連載:バイトッツ!レシピコンテンツ「ジョーさんのジョー出来!」
*著書:覇将の戦旗(KKベストセラーズ)等
*Twitter:https://twitter.com/syokojiro

(編集:フードクリエイティブファクトリー)


※この記事は2017年5月2日に公開したものです。

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