五十嵐大輔 | 金三郎十八代目 百姓 五十嵐大輔
2019.03.28ポケットマルシェは生産者と消費者を繋ぐプラットフォームです。生産者から直接買いたい、鮮度よく送りたいので消費者に直接販売したいなどという需要と供給が溢れている活気ある場です。
ポケットマルシェは東北食べる通信と同じNPO法人東北開墾が運営していますので、元々生産者の想いをとても理解してくれます。
ポケットマルシェには生産者同士もコミニケーション取れる場があるのです。その場で無農薬や有機JASについての表記について熱くやり取りがありました。
出品する際にタイトルや説明に無農薬や農薬不使用、有機JAS、グローバルGAPなどの表記をしている人がいますが、消費者の方々はこの区別をするのがとても難しいと思います。
有機JASやグローバルGAPなどはちゃんと認証を得ているので、信頼性が高い説明ですが正直、お客様には理解しにくい。要するに無農薬なの?減農薬なの?有機栽培なの?自然栽培なの?と。
逆に無農薬という表記は検証されていない場合も含まれるし、農薬の定義も曖昧である。我が家の天然物の山菜は山奥などから採取しているので農薬散布することも無いし、近隣から飛散することも無いが、検証したら予期せぬ成分が検証される可能性も万が一ある。
結局分かりにくいのだが、ポケットマルシェは生産者と直接やり取りしたり購入できるので、その疑問などを埋める事もできる。
生産者も謙虚に表記について考えなければならないが、消費者もより深く理解しようと努めて欲しい。
ちなみに農薬以外にも薬事法に触れる表記も難しい。我が家の鶏は笹の葉が好きです。笹は抗菌力が高いなどあるが、笹を食べた鶏の卵が抗菌力高いと書けば薬事法違反である。これもちゃんとした機関で検証して保証されている時のみ効果効能など表記できる場合もある。
こういう事を埋めるために農作物を作れない方々はぜひ生産現場に訪れたりし理解を深めるのも楽しいと思う。
金三郎十八代目は相変わらず長々と説明が長いですが生産の現場や料理のアイデアを伝えたりし、信頼が得られるように努力したい。
5