山形県の郷土料理、芋煮のつくり方【地域の伝統・郷土料理】

山形県の郷土料理のひとつ芋煮。

河原で芋煮の鍋を囲む芋煮会は、山形県の秋の風物詩です。


材料は地域差もありますが、醤油ベースのつゆに、さといも、牛肉、こんにゃく、まいたけ、ねぎが定番です。

呼び方も、芋子煮、芋子汁、などと呼ぶこともあります。


秋の味覚、山形の芋煮の作り方をご紹介します。


【材料(3~4人分)】

さといも(甚五右ヱ門芋) 200g

牛こま切れ肉 100g

こんにゃく 1/2枚

まいたけ 1/2パック

ねぎ 1/2本

醤油 大さじ3

酒 大さじ2

砂糖 大さじ1と1/2

水 800cc


【作り方】

1. さといもは泥を落とし、皮をむいておく。大きいものは、3~4cm大に切っておく。こんにゃくは、手で食べやすい大きさにちぎり、下茹でしておく。

2. ねぎは5mm厚程度の斜め切りにし、まいたけは小房に分けておく。

3. 鍋に①のさといもとこんにゃく、水を入れ、火にかける。

4. さといもが柔らかくなったら、醤油、酒、砂糖、牛こま切れ肉を加える。

5. 肉に火が通ったら、②のねぎ、まいたけを入れ、ひと煮立ちしたら器に盛りつける。


【ポイント】

・さといもや牛肉を煮る際、灰汁を取り除きながら煮るとおいしくきれいに仕上がります。

・ごぼうやしめじなどを入れてもおいしくいただけます。



今回は、山形県の佐藤家で、室町時代から一子相伝で伝承されてきた「甚五右衛門芋」を使用しました。

究極の柔らかさと、とろみ成分で「餅のよう」とも表現されるとおり、キメが細かくねっとり感がたまらない里芋です。

山形でも毎年楽しみにしているファンがいて、予約が始まると次々と注文が入る人気の高さ!皮ごと蒸して塩をかけるだけでも、ほっとする美味しさです。

この時期だけの特別なお芋で、芋煮をつくってみてはいかが?


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※この記事は2016年11月に公開した記事を加筆修正したものです。

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