【大船渡の山火事について】想いを届けたい「現地漁師に密着した情報誌を特別公開」

2月26日に発生した、岩手県大船渡市の大規模火災。極度の乾燥と強風にあおられて、小さな火事が一気に2600ヘクタールという平成以降最大の大規模火災に拡大しました。


その中で、最も被害が大きい地区が綾里(りょうり)です。実はそこに、当社が運営する食べ物付き情報誌「東北食べる通信」編集長、阿部正幸が住んでいます。
阿部は北海道出身。東日本大震災をきっかけに岩手に移住し、弊社代表の高橋博之とともに2013年「東北食べる通信」を創刊しました。

今回の火災で阿部自身も避難者となり、自宅が燃えているのか残っているかすら、はっきりしないといいます。そんな中で、「この被災地を代表して伝えたいことがある」とメッセージをもらいました。

地区の漁師を特集した「東北食べる通信」の内容とともに、ぜひお読みいただければと思います。
綾里にはこんな漁師がいる。東北食べる通信編集長からのメッセージです。

綾里にはこんな漁師がいる。東北食べる通信編集長からのメッセージ

綾里という場所を知ってほしい。なので、「東北食べる通信2023年4月号」を公開します。

今回の火災が発生当時、主に被害を受けていたのは大船渡市綾里地区でした。だがその後範囲が拡大し、赤崎や越喜来(おきらい)地内に及び、報道でも「綾里(りょうり)」という言葉を聞くことが減りました。

いまや火事のことばかりが報道される綾里ですが、こんな場所なんです、こんな漁師がいるんです、それを本当に知ってほしいと思い、「東北食べる通信2023年4月号」を購読者以外の皆様にも公開します。

>「東北食べる通信2023年4月号」無償公開

期限は3/18までです。


東北食べる通信は私が編集長をつとめる「食べ物付き情報誌」。

毎月1回、東北六県の生産者を密着取材し、そのライフストーリーや生産の裏側を情報誌にまとめ、その方が育てた食材とともに全国の会員にお届けしています。創刊から11年目です。

その2023年4月号で、綾里のワカメ漁師たちを取材しました。

取材対象は田浜の若手漁師。今回の火災で、2/19の1回目の火災以来、避難生活を強いられている集落です。今日で避難は14日目に及びます。

本当だったら、いまごろワカメ漁の準備のためにテントをはったり、塩を運んだり、漁具を準備したり…フォークリフトが走り回る浜は活気があって春の到来を感じたものです。

そういう雰囲気を感じてもらいたいと思い、本誌を公開します。ぜひぜひ、お読みください。

これで本誌にご興味をもっていただいた方は、ぜひ定期購読もお願いいたします。


>食べ物付き情報誌「東北食べる通信」

>その他にも「応援商品」はこちら


Magazine

あわせて読みたい