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今月19日、令和3年度アリアケスイサン初摘み開始！ この日を迎えるために、残暑厳しい9月に支柱を数千本も立て、台風の被害にもめげず、頑張って種付けにこぎつけ、海苔の赤ちゃんを大事に育ててきました。 うちだけでなく、海苔漁師のみなさんそうだと思います。 前日はソワソワのピークでした。 そして、19日の晩に海苔摘みを順調に終えました。 でも、工場での乾燥作業は海苔の破れが多くて大変でした。 まあ、それも海苔が若くて柔らかい証拠。 見た目は小穴があいてて少々ブサイクでしたが、味は美味しい。 今年度の『有明海苔 藻紙』確保しました。 来月中旬以降販売再開予定ですので、もうしばらくお待ちください。 なんとか初日が終わってほっと一息。 そして数日初摘みが続き、次は令和3年度の『有明海苔 紫彩』の初乾燥！ 22日から時化の予報だったため、時化前に予定を早めて摘みました。 そのためか、例年より量がなくて作業しにくく乾きにくく、更に雨天だったため、乾燥作業に手間と時間がかかりました。。。 結構ロスもあり、もったいなかった。。。 でも、味に関しては近年で一番美味しかった一昨年の紫彩レベル。 甘みが濃くて、ついつい作業しながらつまみ食いしていました。 正直、去年のが薄味に感じます。 もう少しで昨年の紫彩の在庫がなくなるので、来月頃から販売開始します！ 皆様、お楽しみに！

海苔の種付けからもうすぐで1ヵ月。 11月15日から3日間、冷凍網干し開始しました。 海苔の種付けは、2期作目用と予備用の海苔網も一度に種付けします。 15〜30枚に重ねていた海苔網を展開作業で3枚に分けた後、海苔が3〜5cmくらいに成長したら、3枚のうちの2枚を持ち帰ります。 これが2期作目用と予備用の海苔網になります。 持ち帰った海苔網は脱水して干します。 そして、適度に乾いたら、たぐってビニール袋に入れて共同の冷凍施設へ持って行き、冷凍保存。 冷凍保存した海苔網を使うので、2期作目のことを「冷凍網」と呼びます。 海苔は冷凍しても死なないし、適切に解凍するとまた成長を始めるんです。 そのまま海にある1期作目の海苔網（こちらは「秋芽網」と呼びます）が終漁した後、冷凍保存した海苔網を出庫して2期作目の始まりです。 でもそれはまだ先の話。 3日間で526枚の冷凍網を確保しました。 ほっとしたのも束の間、もう目の前まで秋芽網の初摘みが迫っています。 早い人はもう初摘みを始めました。 うちは明日の晩から初摘み予定です。 令和3年度の秋芽網の初摘みがどんな海苔になるのか、もうソワソワです。

海苔の種付けから、たぶん19日目。 10日目頃にようやく肉眼死できるくらいまで成長し、今は長いもので1センチ以上あります。 数日前から、15枚で重ねていた海苔網を全部3枚にばらして、空いている他の漁場に持って行っています。 網の展開という作業ですが、今までは育苗（海苔の赤ちゃんの育児）にかかりっきりでしたが、もう赤ちゃんと呼べないくらい成長したので、少し自立させます。 来週14日頃から、3枚のうちの2枚を陸揚げして干し、たぐって冷凍保管します。 冷凍網と呼ばれる、海苔の2期作目の網作りです。

今月21日、令和3年度の海苔の種付けでした。 年に1度しか行わない、海苔養殖の中でも特に重要な作業です。 この日にのりの種を入れた海苔網を海に持っていき、そしてうまく種が付いたらそこから海苔の成長が始まります。 前日に、海苔網に海苔の種を入れました。 夏の間に牡蠣殻で培養していた海苔の種を、海苔網に取り付けた袋の中に入れていきます。 その網を翌日の種付け日に海に持って行き、種場と呼ばれる漁場に張ります。 順調にたねが付いたら、牡蠣殻が入ったビニール袋を持ち帰ります。 そこから海苔の成長が始まります。 海苔の成長を手助けするためにあれこれ世話を焼きます。 順調に行けば、11月下旬頃初収穫を迎えます。