福岡県大川市
古賀哲也 | 株式会社アリアケスイサン
海苔
◆お客さまへのごあいさつ◆
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はじめまして。
アリアケスイサンの古賀哲也といいます。
所在は福岡県大川市、職場は有明海で、祖父、父から私と、3代にわたって海苔養殖業を営んでいます。
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◆海苔の生産者になった経緯◆
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壮健で新しいことに挑戦したがる外交的な父とは対照的に、私は幼いころから体が弱く、内向的で海の仕事も好きではありませんでした。
そんな私ですが、大学卒業後は就職先が見つからず、お恥ずかしながらそのまま家の仕事に入りました。
最初の数年は魅力を感じなかった海苔の作業も、自分の育て方によって海苔の育ち方が変わることがわかると、次第に面白味を感じ始め、少しずつですがいろいろと挑戦してみるようになりました。
また、自分で作った海苔の販売を始めることによって、お客様と直接繋がることの喜び、面白さを体験し、それが更に生産への励みとなり、そこで得たものを生産の方に活かせるようにもなりました。
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◆生産物・地域の紹介◆
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日本の海苔生産のおよそ半分を占める有明海は、大小100以上の河川が流れ込んでいるため、海苔の成長に必要な栄養分に恵まれています。また、日本一の干満差がある有明海の特徴を生かし、支柱式と呼ばれる養殖法で旨味を蓄えた海苔が育ちます。このように海苔養殖に適した有明海で、丹精込めて育て、一番最初に収穫した、初摘み(一番摘み)と呼ばれる海苔だけを販売しています。
『有明海苔 紫彩』、『有明海苔 藻紙』という2種類の初摘み海苔だけを販売しています。
「ふくおか食べる通信」で紹介していただきました。
・『有明海苔 紫彩』
は、海藻である海苔本来の味、食感を崩さないように、一手間も二手間もかけて作り上げたばら干し海苔という、希少な乾燥海苔です。見た目はくしゃっとした黒い塊ですが、口に入れるとしゃきしゃきの食感、そして後から広がる濃厚な旨味が楽しめます。
・『有明海苔 藻紙』
は、長年培ってきた技術で和紙のように漉いた海苔を、香味が増すように焼き上げました。パリッとした食感の後、口の中でとろけて甘みが広がります。
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◆伝えていきたいこと・信念◆
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海苔は日本の食文化だと思っています。
でも、海苔がどうやって育てられているのか知られていません。
更に、海苔の生産者は生産だけではなく、収穫した海苔を四角いシート状(板海苔とも呼ばれる)に成形し、乾燥して出荷するまでを行います。
こういうことを多くの方に知ってもらいたい。
また、海苔は一度収穫すれば終わりではなく、何度も繰り返し収穫します。
最初に収穫した海苔は初摘み(一番摘み)と呼ばれ、柔らかくて甘みがあり、美味しいです。
そんな美味しい海苔を食べてもらいたい。
そのために、ブログやSNSを使って情報発信をしたり、海苔の販売だけでなくPR活動や食育活動も行っています。
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◆今後の展望・夢◆
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私が子供の頃、漁師という職業は憧れの職業ではなく、きつくてきたない、かっこよくない、稼げないというやりたくない4Kの職業でした。
でもいざ漁師になってみると、やりがいのある、頑張れば稼げてかっこいい職業だということに気付きました。
自分が楽しくかっこよく漁師をやっている背中を、自分の子供や若い人たちに見せていきたいです。
そして、私とアリアケスイサンは、有明海と海苔によって生かされています。
また、大川市というまちに支えられています。
多くの方々にこのまちに来てもらい、有明海の海苔生産の現場を観てもらい、食べてもらい、知ってもらいたい。
海苔を通してその橋渡しをし、地域に貢献し、恩返ししたいです。
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特定商取引法に基づく表記
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