阿部武由 | 小さな米農家 阿部文吉
2024.7.4コシヒカリが体づくりの栄養成長からいよいよ米つくりの生殖成長に入っていきます。
ここで慣行のV字栽培も、への字栽培も栄養分である窒素が切れてきます。
V字栽培では出穂の18日前位に1回目、10日前頃に2回目の穂肥を施用します。これより前に施用すると節間が伸びてコシヒカリが倒れてしまうので茎を割って幼穂の長さを測って施肥日を決めます。
しかしへの字栽培では出穂の30~25日に穂肥をくれます。
しかも尿素で3~4㎏。
これで終わりです。
への字ではこの時期に肥料を与えても節間が伸びず、穂と止め葉が伸びるので安心して施肥せよと言われています。
への字栽培を始めて3年目ですが未だに怖い。
稲つくりで稲を倒す怖さというかカッコ悪さを身に染みているので怖い。
しかし色がさめてきたので穂肥をくれることにしました。
画像は稲の葉っぱの色をスパッド計で測っているところです。
これは稲の体内の窒素濃度をみる器械です。
35~38位で、草丈も60~65cmなので穂肥をくれることにしました。
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