相馬ミルキーエッグ【選べるパック数】
1,230〜
10個入り×1パック〜
- 菊地将兵
福島県相馬市
農家は生き方。僕の背中を追う三歳の息子がたくましい
公開日:2016.11.01.更新日:2020.08.19.
今日は鶏たちの餌作りの日で魚を煮込んでいました。
朝、いつも通り魚屋に魚のアラをもらいに行き炊き込み場へ移動。
煮込もうとアラを鍋に入れて薪割りを開始しようとすると、息子が自分で薪割りを開始していました。
教えてなくても親の背中をよく見ているもので、器用に薪を割ろうとしだします。
まだまだ力不足で手を貸さないと薪は割れませんでしたが、一緒に割った薪は一人で火の中に投げ入れ、棒を使い奥まで押し込むという、いつも僕がやっている一連の流れを真似してうまくやっていました。
そしてカボチャも鍋に入れるよと教えると、カボチャならできると言わんばかりに一人でカボチャを割り鍋に放り込むまでやってしまう仕事ぶり。
本当に子供は大人には考えもつかないほど日々成長しているもので、いつもいつもそんなことまで出来るのかと驚かせてくれます。
三歳にして息子は立派な農家に成りつつあり、日々僕の背中を追い、学びたくましく成長しております。
親の僕としては、子供の将来の職業範囲を親が狭めて決めてしまうような真似はしたくないと思っておりますが、この子はこれからどんな風に育ち大人になるんだろうかと楽しみでもあります。
以前にも言ったことがあるように、僕は農家や百姓というものは職業という括りではなく、人間としての生き方だと考えてます。
自然を通して生きることを学び、尊び、感じた時に人間は成長するものだと僕自身が感じておりますので、そのような人間としての生き方を、僕の背中を通してこれからも息子たちに見せてあげられたらなと思っています。
急がず、ゆっくりと四季に合わせながら、その季節の自然を肌で感じさせて育ててあげることで子供が成長し、同時に親である僕らも日々、自然は成長させてくれています。
(2016.10.26)