地球に傷をつけない生き方。私たちが「自然栽培」を選ぶ理由
私たちは日々の暮らしの中で、知らず知らずのうちに地球に負荷をかけてしまっているのかもしれません。世界を見渡すと、美しい緑を育てるはずの農業でさえも、近代化の中で少しずつ形を変えてきました。
広く使われるようになった化学肥料や農薬、そして近年よく目にする効率を重視した除草剤の全面散布。それらは一時的な豊かさをもたらす一方で、かけがえのない土壌や生態系に静かな影を落としています。
また、「体に優しい」と信じられている有機農業の現場でも、新たな課題が生まれています。過剰に施された家畜の糞尿が雨とともに地中深くへと染み込み、大切な地下水を硝酸態窒素(しょうさんたいちっそ)で満たしてしまう。その結果、本来なら命を育むはずの水が、安心して飲めないものになってしまうこともあるのです。
地球のバランスを崩し、私たちの健康にまで影響を与えているその根本を探っていくと、もしかしたらそれは、現代社会を支える「石油」という存在に行き着くのかもしれません。プラスチックや燃料だけでなく、肥料や農薬もまた、石油精製のプロセスと深く結びついているからです。
こうした時代のなかで、私たちが頑なに守り続けているのが「自然栽培」です。
自然栽培の田畑には、化学肥料も、農薬も、そして有機肥料さえも一切持ち込みません。ただ、土本来の力と、太陽と、水の恵みだけで一粒のいのちを育みます。
地球を汚さないどころか、環境にまったく負荷をかけない。それは、大自然が本来持っている完璧な循環に、人間がそっと寄り添わせてもらうような、最もラグジュアリーで尊い選択です。
身体に触れるもの、取り入れるものに本質的な価値を求める方へ。 不自然なものを削ぎ落とした先にだけ存在する、地球にも身体にも一切の偽りがない「真の美しさ」を、これからも土の上から届けていきたいと思っています。
YouTube動画:農業の代償と自然栽培という選択