桒野由美さん(農家・福岡県福津市)に聞く!④:「かかりつけの農家を増やす。これが私の想い」

日本食べるタイムススペシャルインタビュー

学生編集部員が現場に駆けつけ、生の声をお届け!

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くわの由美さん
(くわの農園 福岡県福津市)

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第4回
「かかりつけの農家を増やす。これが私の想い」

想いとしては、変わることなくやっていきたいよね。農家のお仕事や私たちのことをもっと多くの人たちに知ってほしいという思いもあるので、引き続き情報発信はやっていきたい。そして今後は皆さんの「かかりつけ農家」になりたいって思ってるんよ。かかりつけのお医者さんがいるように、私たち農家もそのような存在になれたらと思ってる。「この人の育てるものを買いたい、食べたい」と思われる存在になるってことやね。顔の見える生産者さんから買って食べたほうが安心やし美味しいやろ?そして私たちも、買ってくれる、食してくれている人がいてくれているって分かっているので新たなチャレンジもしやくすなる。

おおおお

あ、そうそうこんな話があったんよ。宅急便の送料が上がった時期があってね、それが影響してみなさんに届ける送料の値段を上げなくてはならないということがあったんよ。ただでさえ少し高い値段で売っているお米にさらに価格UPやろ?でもね、ほとんどのお客さんは私たち農家との関係を続けてくれた。「くわのさんの作ったお米なら多少値段が上がっても買うよ」って言ってくれた。そして価格が上昇して離れたお客さんも2、3ヶ月すると戻ってきてくれた。スーパーで少し安く買う、誰が作っているか分からないお米よりも安心できるって思って戻ってきてくれたんだろうね。

 

あと、こんなこともあったな。私の作っている米粉は福津市のブランドである「福津の極み」っていうものに認定されてるんよ。これも食べてくれる人との関係が強かったからこそできたものだと思ってる。というのも最初米粉を作ったときは、市販されているようなきめの粗い米粉だったんだけど、懇意にしてくれている方々から「もっときめが細かいほうがよかばい」って言われてね。そこから試行錯誤してやっと今の米粉になったとよ。そういうことがあったからこそ「福津の極み」ブランドに認定されたんやないかな。

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食・農業っていうものはすべての根源やろ?だからこそ、こういう関係を大事にしたいけたらいいよね。

 

第1回はこちら①「食べものにストーリーを込める」http://taberutimes.com/posts/3128
第2回はこちら②「農家さん、雨乞いのジンクス」http://taberutimes.com/posts/3130
第3回はこちら③「医療で使うから医薬品、農業で使うから農薬。 これが私の考え方」http://taberutimes.com/posts/3132

聞き手:中山拓哉 (慶応義塾大学4年・NIPPON TABERU TIMES編集部)

Writer

福岡県福津市

くわの真光

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