“絶対という量が確約できない難しさ”

相変わらず、甘とうがらし、ピーマンが採れ続けております。

この時期はやっぱりどこもピーマンも甘とうがらしも採れているのでしょう。お取引先からはあまり注文が来なくなりました。竹林畑のお取引先は県外が主になっているので、そりゃ地元を優先しますよね。注文が来るだろうと見込んでいたところからは来ず、じゃあ、売り先ないならやめればいいじゃん!そう、単純に考えればそうなんです。だけど作付が少なすぎると売るに売れないのでどうしても多めに作るしかないのです。なかなか難しいですね。ちなみに今年は思い切ってナス、キュウリを作るのやめてます。ピーマン同様ナスもこの時期余りがちなので、ナスをやめてピーマン類に専念しようと思ったのですが蓋を開けてみればこんな感じです。
やめてはいますが、自分達用と野菜セットや生協用にはナスとキュウリ少しだけ作ってます。だって、ナスってめちゃくちゃ美味しいんですよ!!研修の時に初めてナスってこんなにおいしい野菜だったんだー!!とびっくりしたのを覚えてます。

話が飛びましたが、なんでこうなるのか。この時期、夏野菜といえばピーマン、ナス、トマト、キュウリ。一般の人でもわかる代表選手です。ハウスがなくても一斉にできます。家庭菜園でも一斉にこの時期はできていると思います。トマトはハウスがないと売り物をいっぱい作るには厳しいですが、それでもできます。どこも同じである程度の量が採れます。

じゃあ、作ったものをどうやって売っているのか?
今の竹林畑は注文制なので注文がないと売れない。という状態なんです。注文が来て初めて売れる。注文がなければ余る。そういう関係。メリットは完全買い取りなので直売所みたいに持って行ったのに1個も売れないということはありません。でも、注文が来なければ売れないのです。注文がどのくらい来るのかはわからないので、ある程度の量の苗を植えて準備しておくのです。天気、苗の状態によって絶対という量が確約できない難しさ、いつ、どこからどのくらいの量の注文が来るのかわからないという不確定さからこのように余る状態ができてしまうのです。契約栽培という方法もあるのかもしれませんが、契約栽培になるとさらに多くの量が必要だったり、JAS認証が必要だったりしそうです。今のところ竹林畑のやり方としてJAS認証までは必要ないと考えています。余った分は直売所に持っていったりもしますが、直売所で売れる量でもないし、直売所にもだいたいこの野菜は溢れてますから余るのは目に見えています。

じゃあどうするか?
他がやらない売れる野菜を作る。今年の傾向だけで見れば葉物。もしくは、竹林畑のピーマンじゃなきゃやだ!!っていうお客様を増やす。という方法が考えられます。でも、今年あった注文が来年には来ないなんてことはよくある話なので、竹林畑の野菜じゃないと嫌だ!!って言ってくれるファンを増やせるように頑張りたいと思います。秋ぐらいから本格的に個人宅配の野菜セットを準備中です。実は今もひっそりとやっているのですが、種類でいうとそこまでないので。まだひっそりです。あと近々、竹林畑が竹林畑の野菜を売る場所を作る予定です。
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(2016.7.21)

Writer

大分県由布市

竹林諭一

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