可能性の大地に【鹿結界】を巡らしました

定植した苗の周りに鹿よけテープを張り巡らしました。名づけて、「鹿結界」!!今年の2〜3月辺りに使わないか?って話があって借りた土地です。1枚(1箇所)で約8反。1反は大体300坪らしいので、2400坪の畑です。1枚でこんなに広い所は正直いって借りることはない、というかそんな畑はここらへんではないと思っていたので、そりゃ借ります!!と即答したものの。やっぱり広いですね・・・。

 なんで1箇所に8反の畑が魅力的かというと、小さい所を何箇所かに別れて借りるより効率が圧倒的に良いからです。北海道とか平野とかなら話は別ですが、中山間地域の部類にあたるここらへんでこんな土地は滅多にない!借りなきゃ損!と思ったわけです。ですが、ここ。山の上なので鹿が出ます。コレは借りる前から想定していたこと。でも、その電柵費用とか金網費用とかをぜんぜん頭にいれないで借りたもんだから鹿結界張るしかないのです。元は耕作放棄地だったの耕作放棄地用の助成を使えたら電柵費用の足しとかに出来たかもしれないのですが、そもそもそういう補助って今年申請しても来年じゃないと出ないんですよね。そういうこと全然考えていませんでした。秋冬は鹿に食べられそうな葉物をこの土地に植えたので、鹿にやられたら死活問題。電柵や金網を今買う余裕も無いし、実際手も回ってないし、いっその事返そうかなんて話もでました。

 でもね〜やっぱりここは可能性の大地だと思うんですよね。これだけの広さ、そしてそこそこ自由に使える可能性のある土地。なかなかないよなぁと。景色も最高だし!!私たちは自分の農地を持っていません。今の畑はすべて借りている土地。なんでも自由にできるかというと、そうではなく、いずれは返さなきゃいけない土地。もしくはすぐに返せる状態にできる使い方をしないといけない土地なのです。

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例えば、木を植えたくても人様の土地だとなかなかそうはいかないし、植えたのに返さなきゃいけなくなったらと思うと植えられないということになります。でも、ここなら話を通せば木を植えることができるかも?とかいずれは買えるかもしれない?そうしたら家を建てられる?!みたいなことができるかもしれないんです。

とはいえ、この広さ。今持て余し気味なのが現状です。これだけ広いので、鶏とか飼えるし、カボスの木を植えたいとか、果物の木を植えたいとかはあるのですがいかんせんこの広さ。まだ私たちには早かったのかなぁ。獣害対策費用に回せるお金ないしなぁ。まぁぼちぼちやるしかないですね!!せっかくの広さなので、パーマカルチャーの本を読んでみようと思います。パーマカルチャーってまだよく知らないのですが、本をパラパラっと読んでみると結構面白いことが書いてあって、家作りとか庭づくりに生かせそうだなと。父ちゃんは動物も入れた循環型の農業ができるかも?なんて話もしてましたが、まだまだ先になりそうです。

鹿結界。
1品目ごとに周りと中にピンクテープを張り巡らしました。通常は周りを囲うことが多いですが、小さくちまちま張り巡らした方がもしかしたら効果あるかも?そして、電柵もやっと設置できました。今年は、狩猟免許を取る予定なので、我が家の食卓には鹿肉が並ぶことになりそうです。鹿結界の結果とジビエ料理にこうご期待!!

(2016.9.8)

Writer

大分県由布市

竹林諭一

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