咲き始めたアピオスの花と、ただの草取りの話

アピオスの栽培作業は地道に続いています。

農家の定義は面積と売上だそうですね。
今年は担当面積も縮小して、売り上げはもちろん今のところ微々たるものなので、あらゆる意味で農家の枠から外れてしまって、定義的にはただの趣味の人という扱いになってしまっています。
しかしまあ50m×10本は趣味という感じでないなあ。
意識的にもただ楽しみでやるということもないし。
まあ、肩書きとかそんなものはどうだっていいんですよ(投げやり)

花が咲き始めました。

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現在一分咲きというところなので、ちょっと待って、三分咲きあたりから採るかなあ。
というところで、今やっている作業は、草取りです。
農薬を使うと言ったことは、アピオスの場合はないので、単に地道にとるばかり。

といっても、虫的にもアピオスはおいしくないらしくて、全然虫が付かないんですよね。
虫はそのへんのアカザとかイタドリにばっかりつきます。
イタドリはとにかく好きですね。
そして、虫は弱っている草につきます。
周りの土を触って根が傷ついた草は、虫が食べつくす、という感じ。
野菜でも、無農薬だから虫が食べるわけでなくて、弱っているから食べるんだ、という説明がありますが、やっぱそうなんでしょうね。
アピオスは元気だからつかないのかなあ。まあ、調べている人もいないんで、わかんないけどね。

雑草四天王を紹介しましょうか。

アカザ
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この子はとにかくいっぱい生えますね。
図鑑見たら、窒素を好むって書いてありますね。
アピオスはマメなので、すごく合った環境になってるかもしれません。

イタドリ
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これはやっぱり、アスファルトを突き破ることでも知られるように、
マルチを突き破るんで、見つけたらすぐ採っちゃわないとまずいやつです。

カヤ
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開墾的なことをするときにさんざんやっつけたやつですね。
まあ、小さいうちは抜きやすいし、気持ちいいです。
すぐ大きくなるけどな。

で、四天王のラスボスは、ほかならぬ「アピオス」なわけです。
去年の芋ほりがいろいろあってかなり雑だったので、通路からどんどんと芽を出して、
いろいろなものに絡みつきます。
まあ、放置してもいいんですが、栄養持ってかれるのもあれなので、一応取ります。
何より、「ああもったいない」という感じで、精神的なダメージが大きいのが雑草アピオスだということです。

(2015.8.3)

Writer

青森県下北郡佐井村

園山和徳

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