2020.7.27
こんにちは!
ご無沙汰してます三重の北東農園です。
梅雨明け間際の大きな雨が降っていますが、現在の「極早生みかん」の様子です。
数ある温州みかんの中でも色づきの一番早いのが「極早生みかん」と呼ばれる10-11月収穫の品種です。
横経が40-45mmくらいの大きさで、今は雨の水と土の養分を吸いながらスクスクと大きくなっている段階です。
まだまだ小さいですが、切ってみるとちゃんとみかんの構造が出来上がっています。
3週間ほど前までは果肉はまだ白く固いつぶつぶがあるだけでしたが、果実が大きくなるにつれ少しづつ黄色みを帯び、果汁もどんどん増えてきます。
ただ、味は苦味のあり、もの凄く酸っぱくて食べられる状態ではありません^^;
【梅雨とみかん】
果物の中でも果汁の多いみかんは、雨との関係性が非常に強いと言われています。
みかんは葉っぱが行う光合成により糖分が作られ、それが果実に移行して甘みが出ます。
雨が多いと日光が遮られることで光合成があまり行われない上に、水分を吸い過ぎてさらに薄味になってしまいます。
これが「雨の多い年はみかんが不味い」と言われる所以です。
ただしこれは夏場から収穫期にかけての話で、現在の生長期には十分な水がないと小玉で酸味の強い仕上がりになってしまいますので、梅雨に雨が降るというのはとても重要なことなのです。
十分な水が必要と言っても川が氾濫したり土砂崩れが起きるような水量はもちろん必要ありません。最近の大雨は本当に勘弁してもらいたいです。
もうすぐ梅雨も明けそうです。夏場になれば少しづつみかんは生長期から成熟期の準備に入っていきます。
晴天と(あまり暑過ぎるのは勘弁)時々の雨(適度な量で)が理想です。
さてどうなりますことやら。
(お天道様だけが知っている。)
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